急に本を薦める機会が!その時どうする??

本のオススメはやはり難しいですね……。

しかも、時間がないとなると、なおいっそう……。


メンタリスト彩 -sai-(@psychicsorcerer)です。

今回は、人に本を薦めることに関してのお話です。

以前にも、こちら↓の記事で本を勧めることを一般的に考えています。

上の記事に対して今回の記事は、最近あった出来事についてなので、具体例のような形になります。


先日、身近な人から、

「3時間ほど電車で時間つぶしができる小説を教えてほしい。何か今から買うので」

と言われた。

電車の中で、スマホの電池を減らしたくないという目論見もあったようだが。

これが結構、悩んだ。

その相手は、よく知っているので、「さすがにこれは読まないだろう」という辺りのところは把握していた。

それでも、即座に決めるのは、なかなかに難しい。

買う本もせいぜい1,2冊だろうし、そのどちらも読み始めて外れだとなったら、3時間を無駄にしてしまう……。

スマホも見ず、他に見るべきものもなく、3時間ほど、過ごすのは結構に苦痛だ。


向こうからの提案には短編集でも可とあったので、

「まあ、短編集なら、各話の当たり外れがあっても、別の話で何とかなるかも……」

そう思い、『シャーロック・ホームズの冒険』、『ボッコちゃん』等の、自分が読んで「これは一般的にも面白いといえる」と感じた本を挙げた。

(これらの本については、以下の記事で取り上げています。)


他にも、レイ・ブラッドベリの自薦短編集『万華鏡』等も候補に入れておいたが、さて、長編となるとどうしようか。

これも結局は、自分が文句なしに面白い、一般的にも面白いと言えそうだ、という本に落ち着いた。

そこで選んだのが、有川浩『阪急電車』、森絵都『カラフル』、吉本ばなな『キッチン』等。

相手のことを考えて、ホラーやシリアスなものは省いたのもあるが、結果、かなり一般的な意味での良い選書になったように思う。

結果、相手は、星新一『ボッコちゃん』『きまぐれロボット』を購入したようで、また、電車内でのいい時間つぶしになったという。


……とまあ、結果的にはあまり面白みのない選書にもなった気がするが……

それでも、やはり一般的にウケている本は強いなと感じた。

むしろ、こういう時に薦めやすいということも込みで、上記の本は人気を得ているのかもしれない。

今回の例で私も取り上げやすかったことから、世間での口コミにも挙がりやすいものだということができそうだ。

それほどの力が上記の本にはあるということでもあろう。

私自身はどちらかというと好みがマニアックになりがちな傾向があるのだが、こういった本の力もちゃんと評価していきたいと思った。


あ、ちなみに、今回の急な質問自体はすごく楽しいもので、悩んだとはいえ、楽しんで行ったことは付け加えておきます(笑)

皆さんも、もし、誰かに「今から何時間か時間がつぶせる本を教えてほしい」と言われたら、どんな本を挙げるでしょうか?

一度考えてみると面白いと思います!


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