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『シャーロック・ホームズの冒険』 ― 私の永遠のヒーロー

長年書きたかったことを書きます。

私を惹きつけ続けている人物の話です。


メンタリスト 彩 -sai-(@psychicsorcerer)です。

今回は本の紹介記事です。

今回紹介するのは、

コナン・ドイルの短編集
『シャーロック・ホームズの冒険』

です。

※この記事の画像は新潮文庫のものですが、そちらは短編が全作収録されていないため、リンクでは全作収録されている光文社文庫のものを貼っておきます。


シャーロック・ホームズと聞いて「誰それ?」となる人はほぼ皆無じゃないでしょうか。

言わずとしれた名探偵。
コナン・ドイルの世界的な推理小説の主人公ですね。


私にとってはホームズは、永遠のヒーローです。

特に、ホームズが知的な能力で優れた面を示しているところに惹かれます。

例えば、
・初対面の人の職業等を見抜く
・己に必要な知識を蓄えている
・己に必要な知識を研究し成果をあげる
・捜査に対して集中力を最大限発揮する
・捜査の際に感情を切り離して思考する
等々

これらを超人のように示す様に子供の時から憧れてきました。

作品中で、ホームズが人間の知的能力を最大限に発揮できるように究め続ける姿が本当にいいんですよ。

私は、ホームズの影を追ってメンタリストになったところもあると、冗談抜きに思います。マジで。

ただ、ホームズはメンタリストとしての優秀さだけでなく、フィジカルもすごいんですけど(笑)

例えば『まだらの紐』という短編では、ホームズを脅しに来た男が、火かき棒を曲げて腕力を示して帰った後に、

「ずいぶんと愛嬌のある爺さんだね」ホームズは笑いながら、「あんなにからだこそ大きくはないが、あわてて帰らないでもうすこしいてくれたら、僕だってけっして彼より弱くはないところを見せてやったのにねぇ」と火搔棒を拾いあげ、ぐいと力を入れてもとどおりにまっすぐにのばした。

これです(笑)

火かき棒、曲がったのをのばす方が力が必要なのでは……。

ホームズには変人的な側面もあるんですが、上の能力とも調和しているからこそ魅力があるんですよね。


『シャーロック・ホームズの冒険』は、ホームズのシリーズでは3冊目、短編集としては初のものになります。

その後の短編集よりも質が高い短編が数多く入っている印象ですので、最初の一冊としてもオススメできます。

推理小説というと殺人事件の話かな、と思うかもしれません。

でも、シャーロック・ホームズのシリーズは不思議な出来事に焦点を当てていることも多く、そこが魅力でもあります。

例えば、本短編集では高額だが奇妙な仕事の話が2作品出てきます。

・赤髪組合という団体による、赤毛の人のための高額だが簡単なバイトの話(『赤髪組合』)
・住み込みの家庭教師の仕事だが、髪を切ることが必須条件と提示される話(『椈屋敷』)

こういう日常の中に入り込む奇妙な謎を解く側面が、私は個人的に大好きです。

もちろん殺人事件の話もあります。


私は、メンタリストとしてパフォーマンス活動を行っており、単独でのライブ活動も行っていますが……

実は、昨年は、シャーロック・ホームズをテーマとしたライブを2回にわたって開催する予定でした。

ホームズへの思い入れも含め、様々な角度から語り、プレゼンテーションをしていく予定でしたが、時勢により延期となってしまいました。

世の中を見ると、まだ開催は先になりそうですが、必ず実現させます!

ご興味ありましたら、今後の動向をチェックしていてくださいね。


noteでは初めてホームズについて書きました。

全然書き切れていません(笑)

長年、ホームズや推理小説については、たくさん語りたかったのですが、今回のがその出発点です。

また、色々話すのでよかったら聞いてください(笑)


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