見出し画像

好きの定義/ありのままの私


皆様、今日も1日、お疲れ様です!

今回は、恋愛の話をしようと思います。

私自身、幼少期から今に至るまで、恋愛小説や少女漫画を読み漁り、ディズニープリンセス、ジブリ、洋画・邦画問わずラブロマンスを視聴してきました。
物語の主人公から始まり、あるときは恋敵に、あるときは友人になりきり、ありとあらゆる妄想を膨らませていました。笑

そんな根っからのロマンチストで夢みがちな私は、アラサーになった今でも運命の相手とやらを信じています。
痛い女すぎる。

以下、性的な表現を含む文面がございますので、
予めご了承下さい。


「好き」の定義。

私自身の「好き」の定義について、
お話したいと思います。

私が誰かを恋愛対象として好きになる時、
以下2通りのパターンがあります。

①「相手からの言葉、行動によって好きになる」
(例)
・お金を使ってくれる
・時間を使ってくれる
・必要なものを与えてくれる
・好意があると感じる言葉をかけてくれる
・優しくしてくれる

②「相手自身(スペック)を好きになる」
(例)
・容姿が好き
・性格が好き
・職業が好き
・学歴が好き
・高収入であるところが好き

もちろん、①から②へ、②から①へ、
「好き」が増えていく事はあると思います。

私が今までお付き合いをしてきた男性は、
ほとんどの場合、①の「好き」から始まりました。
相手からの好意や行動等に応えたい、
付き合っていくうちに相手のことを好きになっていけるだろうというのが、私の基本的な考え方でした。

結論から言います。
上手くいった試しがありません。笑
(あくまでも私の場合なので、もちろん一概には言えません。)

私、彼らの理想の相手でいたいと思ってしまうんです。
彼らの前では可愛くて、物分かりの良い女性でいたい。
そういう私だから、彼らに愛してもらえると。
しかし、本当の私はわがままで、だらしなくて、
どうしようもないやつです。
変なプライドと自己肯定感の低さからか、
自分を取り繕い続けた結果、
疲れ果て最終的に自ら別れを切り出す始末。

もちろん、このことに関しては、
彼らに非はありません。

そんな自分を変えたい。
ずっとそう思ってきました。

もう、好きだった。

最近、好きな人ができました。
というか、好きだったのだと気が付きました。

約4年間お付き合いをし、結婚まで秒読みだった彼との恋愛に終止符を打った私は、自暴自棄になっていました。約2年前のことです。

誰かを好きになる、付き合う、傷つく、傷つける。
別れる。そして、他人になる。

もう一度傷つくことが怖くて、
誰かと親密な関係になるのを避けました。
俗にいう、恋愛回避型症候群の予備軍のような状態でした。

心にぽっかりと空いた穴も、
どうせなら体の穴も同時に塞ぎたい。
自分の言う事を聞いてくれる、癒してくれる、
そんな都合の良い男性を探していました。

好きだと気づいた彼に出会ったのは、
今から約1年半前のことです。

高学歴、高収入。
同い年、独身、彼女無し。
立地の良い綺麗なマンションで一人暮らし。
関西から転勤してきて、
こちらに知り合いは誰もいない。

彼に初めて会った日。
彼は唐突に、柔らかい口調の関西弁で話しました。
「俺、今は彼女いらんのよ。」

ああ、良かった。と思ったのと同時に、
私、彼女候補にもならないのね。
こんなに高スペックな男だもん。
そりゃあ、そうか。
なんて少し悲しくもなりましたが。笑

彼は容姿も頭も良い。仕事もできる。
穏やかで、ノーと言わない、イエスマン。

友人に「私だったらそんな人、すぐ好きになるわ。」と言われつつ、親密な関係を望まなかった私はその後、彼からの食事やデートの誘いには乗ることはありませんでした。

「家に行ってもいい?」
最初にそう言ったのは、私からでした。
セックスをする時だけに会う相手、
それ以上はないと思っていました。

2か月程前、彼の家のベッドの上。
「ねぇ、私に好きやでって言ってみて。関西弁で言われてみたいんよ。」
ふざけて言う私。

「好きは簡単に言ったらあかんよ。というか、ほんまに好きな人に言われなきゃ、意味ないで。」
彼はそう答えました。

「分かっとるよ、そんなこと。なんだ、つまんない。」
と言い返し、私はそっぽを向いて寝たフリ。

彼は、拗ねたーん?と言いながら近づいてきましたが、しばらくすると静かな寝息が聞こえてきました。

眠れませんでした。
彼に言われた言葉が頭を巡り、ただの冗談やんと少し腹が立ってそして、悲しくなりました。
なんだこれ、おかしい。

自暴自棄になってから、
彼以外に関係が続いていた相手もいました。
女性に対して、耳心地の良い言葉を知っている上っ面だけの彼ら。
彼らは、私のことが好きではなくても、
簡単に好きという言葉をくれます。
彼もその中の1人でしかないのだと、
そう思っていました。
でも彼の言葉は、違っていました。

そもそも、私は彼に最初に会った時から、
この人を好きになることはないという自信がありました。
今まで私が好きになってきた相手は、
明るく気さくな、お喋り上手。
そしてストレートに好意を伝えてくる男性ばかり。
彼は言葉より行動派で、どちらかというと口下手。
彼女ができても、言葉での愛情表現が苦手なためか「本当に私の事好きなの?」と女性を心配させるタイプ。

彼にとって私は、良い人である必要がなかった。
それをいいことに、
一人っ子特有のワガママ気質を本領発揮。笑

彼が私に会いたい時は会わない。
私が彼に会いたいだけLINEの返事を送る。

どんなに遅い時間に私が会いたいと言っても、
断られたことは一度もなく、分かったよと迎えに。
朝はギリギリに起きれるよう、私の職場まで送ってくれた。

私がしょっちゅう湯船に浸かりたいと言うので、
彼がいつもバスタブを洗って、お湯を沸かしてくれた。

彼の会社の取り扱う化粧品が欲しいと言えば、
取り寄せて、プレゼントしてくれた。

一緒に見る映画もYouTubeも、選ぶのは全部私。

バイト先で嫌なことがあった時、
彼の家にあるお酒を1人で飲み干し、
泥酔した私の愚痴をうんうんと聞いて、
「バイト辞めや、俺が養ったる!」と笑う彼。
最終的に号泣する私。そのまま寝る。

暑がりな私のためにエアコンをつけ、
隣で毛布に包まる寒がりな彼が、可愛かった。

世の女性からすると、
たいしたことではないかもしれないけれど、
男性の前で良い人のふりをしてきた私には、
言えなかったこと、できなかったことでした。

眠れないまま、1時間ほど考えました。

ああ、そっか。
あの時、私は彼に好きと言われたかったんだ。
ほんまに好きな人、あんたやねん。

隣で寝息を立てている彼を横目に、
一年半の時を経て、
ようやく自分の感情に気が付きました。

セックスをすると、
女性は相手のことを好きになりやすい。
よく耳にする話ですね。
正直、私も該当しているかもしれません。
ただのアラサーの女です。

しかし、過去に色々な人を好きになってきて
今までと違うと思えること。

彼の前では本当の私でいられて、
彼と一緒に居る時の私が好きだということ。

この好きは①?②?

どちらでもない、もしくはどちらにも該当するのでしょうか。

もしかすると、私の「好き」の定義は、
間違っていたのかもしれません。

これから。

好きだということを彼に伝えようとは思っていませんでしたが、私と彼の関係はどちらかが恋愛感情を持つと終わりを迎えるものだと思っていました。

彼との関係を終わらせようか悩んでいた時、
私は彼に言いました。
「転勤はいやだ。いつかいなくなっちゃうと思うと寂しい。」

「転勤の希望を出さん限り、俺はどこにも行かへんで。希望出すつもりないから。安心やろ。」

彼は転勤族で、いつの日か物理的に会えなくなってしまう可能性がありました。
私はそのことが辛かったのです。

彼の言ったことが本当かどうか分かりません。
それが嘘だったとしても、今はもう少しだけ、
一緒にいたいと思ってしまいました。
(チョロい女ですみません、、笑)

彼は私のことを好きだとか、
付き合いたいだとか、全く思っていません。
私との関係は自身の性欲を満たすことであると、
割り切っています。
私に対して甘い言葉をかけたり、
駆け引きをすることもありません。
とても分かりやすい人だから、
そう言い切れます。

私自身も彼と付き合えたらなんて、
期待はしていません。
付き合えないから、
彼と会うのが辛いとも思いません。
強がりに聞こえるかもしれませんが、本当です。
こんなワガママ女、ぜったい嫌っ!笑

これからの私にとって、
1番大切にしたい「好き」の定義。

その人と居る時の私が好き。

私がありのままで、ワガママでいられたのは、
彼とセックスだけの関係であったからということ。
それは承知の事実です。

ただ、彼に出会って、ありのままの私でいることの大切さを知れたこと。

これから進んで行く私には、それだけで十分。

「ありのまま」について。

「ありのままの私でいること」について本文に記載しましたが、もちろん相手に対する配慮、思いやりは必要であると思っています。

以前、シャンソン歌手である美輪明宏さんのラジオ番組を拝聴した際、ディズニー映画、アナと雪の女王の主題歌「Let It Go」のありのままの〜歌詞が嫌いだと仰っていました。

「だって、あなた、畑から引っこ抜いたばかりの泥だらけの大根を食べたいと思う?」

仰る通り。
大根は水で綺麗に洗います。
皮を剥いて食べやすい大きさに切って、
味付けもいたします。

私、美輪さんのことが大好きなんです。笑

最後に。

読んでいただき、
ありがとうございました🥰

皆様からの「スキ」がとても励みになります!

明日からもまた、生きていきましょうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?