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フリーランスエンジニア、仕事が無いなら作れば良いじゃない

フリーランスWEBエンジニア、福山です。

元ネタはマリー・アントワネットの発言として有名な「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」というセリフですね。真偽は不明です。今回はフリーランス視点での、お仕事・案件・プロジェクトのもらい方について自分の考えをまとめたいと思います。

仕事ってどこにあるの?どこから来るの?

サラリーマン時代は上司から振ってもらったり、お得意様の取引先から発注してもらったりと、「仕事がない」という経験がなかったかもしれません。特に営業職や管理職でもないぺーぺーなら、お客さんの顔を見た事がないケースだってあるかもしれませんね。

フリーランスになった直後であれば、元居た会社から仕事を請けれたり、(良いケースではないですが)元居た会社の顧客を引っ張って受注するような事もあると思いますが、これらは初期ブースト、ラッキーボーナスタイムなので、一度忘れて自分の力で開拓する「仕事を請ける方法・経路」について考えてみましょう。

仕事を請ける方法・経路

■経路1.SESなどのエージェント会社

私のように「コネも伝手もない状態」で勢いよく開業すると、こういった案件紹介・人材派遣会社にサポートしてもらうしか方法がありません。良いエージェントに当たれば、少しずつ経験と実績を積ませてもらいながらスキルアップも出来て、Win-Winの関係が築けると思います。

しかし、良いエージェントばかりではないので気をつけましょう。

一昔前だと「多重派遣は当たり前!フリーランスは商材・リソース!月100万で仕事を請けて50万円でフリーランスに発注!利益50万ヤッター!」みたいなやり方が一般的でした。

今もそんな名残があるかもしれませんが、私も開業初期だけ利用させてもらって、痛い目にあってからは敬遠していて分かりません。

■経路2.プロジェクトを抱える会社・個人

受注先が「自社サービスがある会社」だと直請で仕事もやりやすい場合が多いですが、その代わりに上流工程からといった広範囲なスキルを求められる可能性もあります。

逆に、システム開発・制作会社のような受託系メインの会社だと、営業窓口・ディレクションを任せながら、自身の得意分野に集中できるケースもありますが、自分が二次請けになるので契約が跨り、「言いたい事も言えないそんな世の中」になる等、作業以外で気を付けるポイントも増えます。

また案件を持っているフリーランスのディレクターやデザイナーも居ますので、こちらも二次請けとなってチーム作業をしながら一緒にプロジェクトをこなす事も多いです。

ただし相手を間違うと、決まったはずの受注が突然キャンセルになったり(失注)、納品したのに支払いしてもらえないという契約トラブルもあります。私も何度か経験がありますが、「契約書があるなら訴訟でもすればいいやん」という訳にも行かず、結局は泣き寝入りになる事がほとんどです。
※トラブルに対処していると結果的に赤字になる場合もある

会社・人はしっかり見定めましょう!

業務委託の場合の契約形態

漢字ばっかりの難しい言葉になりますが、仕事を依頼される場合(業務委託)においての「契約形態」についてもまとめておきます。

■請負契約

フリーランスの一般的なイメージは恐らくこちらで、「仕事」という単位でその完了・完成を目的とした契約を結びます。例えば50万円でリニューアル用のWEBサイト制作、とかそんな感じですね。

WEBエンジニアの場合は「サーバ納品」という形態が多く、システムを完成させて外部(ドメイン)からも見れる形になった、がゴールになります。スケジュールも決まってますので「納期遅れ」がない事が重要ですが、逆に品質・納期などの条件さえ守れば、外で遊んでても酒飲んでてもOKです。

■準委任契約

指示された業務を「遂行する」というのが目的の契約で、完了・完成責任はなく、「月に160時間働いたら50万円」のようなサラリーマンと同じ労働形態です。契約先で働く「出向」がほとんどですが、今はリモートも多いですね。

「フリーランスのフリーダムな所が憧れだった」という方には向きませんが、業務時間を守って手を動かしていれば報酬がもらえるので、請負のような完成責任はない点においては気持ちも楽だと思います。

■請負と準委任、どっちがいいの?

両方です。どっちもやりましょう。私の場合は、日中の時間を使って準委任の契約先で働きつつ、スポットで相談のあった案件を、日中以外の時間(夜間など)でこなしています。

「休みの日にも仕事するのは大変・・・」

と思う人も居るかもしれませんが、その稼ぎ方は人それぞれ。自分の場合は家族も居ますので、夜間だけでこなせるようなスケジュールの調整をして、土日祝は働かない場合がほとんどです。

経路はどうやって作れば良いの?

■ミートアップ・異業種交流会

人がたくさん居る場所へ行くのが良いですが、「仕事をもらいに行くぞー!」と意気込んでも上手くいきませんし、初対面で仕事を振ってくれる人は少ないです。将来的な種まきだと思って、話や価値観の合う人を見つけて、「仕事に繋がれば嬉しいな」くらいで行動しましょう。

注意点としては、詐欺まがいのうまい話で仕事を振ってくる輩も少なくありませんので、SNS経由は特に、対面で会った事がない人には気をつけましょう。最初は小さく、徐々に大きく、お互いの仕事の範囲や規模を調整する事でリスクは回避できます。

■これまでの経験・人脈が経路になる

上に書いたような、経験と実績を積み重ね、お世話になった人、お世話をした人、自分を気に入ってくれた人、気が合った人など、人脈を大切にしていればそれが仕事となって返ってくるケースが多いです。

私の経験上でも「損得を考えず、とにかく人に喜んでもらおう」と思いながら奉仕する姿勢が仕事となって、結果的に得となりました。

それでもダメなら・・・

コーラック・・・じゃなくて、

何やらTwitterを見てると「○○言語をやれば月額○万もらえる!」とか「PMにステップアップすれば○万上がる!」とか、こういった話題は盛り上がりますよね。ただ仕事がある前提で話をする人は浅いというか勿体無いなと思ってます。

ここでようやくタイトルに戻るのですが、

ないなら作りましょう!

せっかく会社という組織に縛られず、フリーランス(個人事業主)という事業を作れる立場に居るのなら、プロダクトやサービスを自分で作って売れば良いのです。

言葉の表現は好きではないですが「個人開発」という言い方で副業的に開発している方も居ますし、プロダクトやサービスを作るのが我々WEBエンジニアの得意とする所なのですから、やらないのは非常に勿体ないです。

当たる・当たらないはともかく、アイディア作りは簡単で、「自分の困り事を解決するサービス」から考えるのが良いです。ドッグフーディングならヒアリングの必要もないですよ。

イメージしにくいという方は、スマホアプリ辺りから始める方が商流も分かりやすくて良いかもしれません。またエンジニアではない方も、サービス提供という形であればBtoC・BtoBで実現可能です。

私の場合も少しずつですが、サイトやサービスを作って販売戦略を考えたり、実際に売上となって利益を上げているプロダクトもあります。まだまだこれからですが、自分自身でプロダクトを成長させるのはめちゃめちゃ面白いですよ!

まとめ

フリーランスになったからには、仕事を単価で考えるようなアルバイト思考を脱却して、自分で仕事を作り出して行きましょう!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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