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栄養食品「オートミール」のすごさ。おかゆが10秒で完成する

オートミールが好きですね。栄養豊富で消化がよく、(調理を失敗しなければ)味もよく、10秒でおかゆが完成するなんて、神かな? と思っています。

オートミールの歴史

オートミールは小麦・イネ・トウモロコシ・大麦・ソルガムに次いで世界で6番目に生産高の多い穀物なのですが、その最大需要は馬を主とする飼料。実が硬く、また、小麦のようにそのままパンにできないため、主食としては扱いにくかったのです。

しかし、1870年代に燕麦をフレーク化する技術がアメリカで発明されたことで、手軽に調理できるオートミールが誕生。食品メーカーが大量生産をはじめ、全米へ急速に広まりました。

オートミールは食物繊維とミネラルが豊富

白米は栄養素が少ないというショックな結果が出ておりますが(その代わり消化がよい、なにより美味しいという最大のメリットがあるのですが)、オートミールは全粒穀物ということで、食物繊維やミネラルが豊富です。

水溶性食物繊維のβ-グルカンは糖の吸収をおだやかにしてくれるので、血糖値の急上昇を抑える効果があるほか、カロリーも別に高くなく、ふやけてボリュームアップしてくれるので、ダイエット中にぴったりの炭水化物と言えます。

糖質の量も少なめで、血糖値の上がりやすさを示す「GI値」が55と低く、太りにくいとされます(ちなみに白米のGI値は88、食パンは95)。

栄養成分表示[1食(30g)あたり]
エネルギー 111kcal
たんぱく質 4.4g
脂質 2.0g
炭水化物 20.58g
糖質 17.28g
食物繊維 3.30g
食塩相当量 0.0g
カルシウム 15mg
鉄 1.4mg
ビタミンB1 0.11mg
ビタミンB6 0.05mg
ビタミンE 0.2mg
水溶性食物繊維 1.85g
不溶性食物繊維 1.45g
(日本食品製造合資会社「日食プレミアム ピュアオートミール」)

オススメの食べ方

スープやお味噌汁にインして、レンジで約10秒。個人的にはこれに尽きます。熱湯で溶いたインスタント味噌汁に適当に入れ(汁ギリギリに浸る程度)、レンジで10秒ほど温めれば、柔らかいお粥に変身。忙しいときにぴったりです。

野菜不足を補えるといいなと、一緒に乾燥野菜やわかめなどを入れています。お湯で割った白だしとかも美味しいです。

レンジで温めすぎると膨らんで溢れるので、10~20秒がいいと思います。ホントすぐ爆発して溢れるんですよ、オートミール…レンジの前で見ていれば安全です。

ミューズリー=加熱しないオートミール

オートミールレシピを探しているとよく出てくる「ミューズリー」、なんだろうと思っていましたが、これは加熱しないオートミールとのこと。冷たいミルクやヨーグルトをかけていただくそうです。そうだったんだ!スッキリ。

<おわり>

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