見捨てられる恐怖

痛みよりも哀しみよりも先に
見捨てられる恐怖に身体が凍る
痛みや哀しみなど
一瞬で消え去るけど
見捨てられる恐怖は
永遠に残る
見捨てられる恐怖におびえながら
すがりついて人生を捧げてきた
見捨てられる恐怖におびえながら
すがりついて魂まで捧げてきた
慣れた痛みの方が
心地よいはずだと
いつの間にか刷り込まれて
大人になる
小さな手に抱えきれない傷は
小さな足跡のように
こんなところまで続いてる
せめて愛のかわりになる
何かを見つけさせてください
せめて愛のかわりになる
偽物でもいいから与えてください
せめて愛のかわりになる
嘘のような明日を見させてください

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