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コロナによって内定先が暗転して野に放り出された話

まだ信じたくない。

こうなるってわかっていた。
わかっていたはずなのに。

自分を責め続ける。
自分がどうして気付けなかったのか。

ただ、海外に戻りたかった。
その手段のある会社に入ったつもりだった。

しかし、全て、無に帰した。

コロナによって、社長に「海外への配属はない。今後この会社でやる事業と海外内定者はギャップが有るだろう。このモチベーションで無理して仕事をする必要はない。出ていきたいのなら止めない。」といわれた。

会社の配属は、私の就職されるはずだった子会社とは180度逆の方向を向いている、といっても間違いはないかもしれない。

それでも、私は、未来を失ったわけではないのに、いま慟哭している。
世界が見えなくなった。

何のために、大学院まで出て、留学をしたのか、
「この会社にいるのがもったいないよ!」と言われようが、それはちがう。

自分のせいなのかもしれない。

もちろんギャップは感じていた。

それでも、私は、一生懸命生きようとしていた。

置かれた場所で、咲きたかった。

しかし、それはどうやら叶わないようだ。咲ける場所に置かれていない。
無理やり置かれた場所で、私は咲くことができない。

絶望している。

生きることすら、つらい。

なんで、なんで、なんで。

どんな仕事だって受けよう。と思わなければならないのかもしれない。
しかし、忘れないでほしい。
私の人生は、一度きりなのだ。

一瞬たりとも、無駄にしたくない。

助けてほしい。誰か、私を、野に放り出されたわたしたちを、見つけてほしい。

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