大人になるための3つの条件 ~岸見一郎~
皆さん、こんにちは!😄
いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます!🙇♂️
世界の偉人、著名人の言葉をご紹介する今回の「心に響く名言」は、心理学者の岸見一郎さんの著書『成功ではなく、幸福について語ろう』の中の心に響く言葉をご紹介します!✨
岸見さんは、『アドラー心理学入門』や大ベストセラー本『嫌われる勇気』等の著者として、日本のアドラー心理学研究の第一人者です。
その岸見さんの、アドラー心理学とも重なり合う、「幸福」の哲学についての名言を紹介していきたいと思います。
①自分の課題は自分で決める
*本書の中で岸見さんは、「大人になるための3つの条件」を紹介しています。
その一つ目の条件は「自分が決めなければならないことは自分で決められる」ことを挙げています。
岸見さんは、自分で何かを決めることを「課題」という言葉で説明していて、「勉強は親の課題だと勘違いしている人は多く、そういう親は子どもが勉強しなければ「勉強しなさい」といいます。しかし、勉強する、しないは子どもの課題であって、親の課題ではないからです」と言っています。
この場合でいうと、「勉強する」という課題を自分で決められることが、大人になるための一つ目の条件である、と言っています。
②自分の価値は自分で決める
*岸見さんは、「人との関係に入っていく勇気、さらに自分が直面している課題に取り組む勇気を持てるためには、自分に価値があると思えないといけない。この時大事なのは、その自分に価値を見出すのは自分自身だということです。自分が他の人にどう思われるか、どう評価されるかということとは関係なしに、自分で自分に価値があると思えるということが、大人になるための2番目の条件です」と述べています。
自分に価値があると思えてこそ、人と関係を持っていく勇気も、自分の課題に取り組む勇気も湧いてくるのです。他の人にどう思われるかなどは関係なく、自分で自分に価値があると思えることが大切であり、それが、大人になるための条件の一つだということです。
③自己中心的な考え方から脱却する
*人は、自分が誰かの役に立てている、貢献している、と感じられる時に、自分に価値があると思えることができます。「自分ができることを他者にしていこう」と思えること、すなわち、自己中心的な考え方から脱却してこそ、誰かの役に立つことができ、自分に価値があると思えるのです。そして、そのような考え方ができることこそが、大人になるための3つ目の条件なのです。
大人になるための3つの条件
①自分の課題は自分で決められる
②自分の価値は自分で決められる
③自己中心的な考え方から脱却する
自分自身をよくよく見つめていくと、この3点ができていない、と感じる人も少なからずいるのではないでしょうか。
もちろん、それは、子どもや若者だけではなく、私たち大人についても、今一度、自分自身を見つめてみるべきでしょう。
④今はリハーサルではなく本番である
*「今日という日を今日という日のためだけに全力を尽くして生きていく」、「過ぎ去った過去を振り返ったり、まだ来ない未来のことを考えて不安になるのではなく、今、ここを生きる」ーアドラー心理学に通じる、岸見さんの哲学です。
「今はリハーサルではなく本番」、「今を全力で生きていけばいろいろなことが変わってくる」ー先が見えにくい社会の中で生きている若者への、岸見さんの希望のメッセージです!✨
自分の生き方を見つめ、幸福について考えるためのヒントを与えてくれる本になっています!
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不安感や閉塞感が漂っている社会だからこそ、素晴らしい言葉を胸に、日々、前に進んでいきたいと思います!
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