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「荒野でマナを拾うイスラエルの人々」ニコラ・プッサン【ルーヴル美術館の名品150選】65

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

ニコラ・プッサン作「荒野でマナを拾うイスラエルの人々」、1637年、INV7275、1.49×2m、フランス絵画部門、シュリー翼

天を指すのが預言者モーゼ。
神から「十戒」を受けた人。
唯一の神を信じるイスラエルの民を
エジプトから約束の地カナンへ導く。
荒野で飢える民。
奇跡の食べ物「マナ」を集めます。

◆エジプトで奴隷にされる民◆

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