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【活動報告】3泊4日の出羽三山の三山巡礼プログラムを実施しました!

こんにちは!めぐるん社の水澤です。
サウナのような蒸し暑さが続く毎日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、めぐるん社では先週、スイス・イタリアより訪れた12名と共に「出羽三山の三山巡礼プログラム」を無事に催行することができました!
このプログラムは、基本的に10名以下でプログラムを催行している当社の最大規模のプログラムであると同時に、地域への経済還元および文化観光需要の観点からもさらなる発展が見込める試金石となるプログラムです。今回はそんなプログラムを、写真と共に振り返っていきたいと思います!


【1日目:集合〜宿坊宿泊】

JR鶴岡駅に集合。羽黒山に向かいます。

鶴岡駅にて参加者を出迎えるめぐるん社スタッフ
参加者の皆様が改札を抜け、スタッフの案内を受けています

羽黒山に向かう道中、山麓のランドマーク・大鳥居にて記念撮影

大鳥居にてパシャリ

羽黒山麓の手向(とうげ)地区の宿坊にチェックインした後、食事・注連(しめ)作り体験、オリエンテーションを経て1日目は終了。

食事前に「いただきます」
めぐるん社スタッフと一緒に注連(しめ)を手作り。翌日からの巡礼に備えます。

【2日目:月山巡礼】

この日は月山巡礼に向け、朝のお祈りと朝食を済ませて出発。

この日は6時より朝の礼拝。荘厳な空気の中、祈りを捧げます。

御田原(みだがはら)神社への参拝を済ませて本格的な登山に入りましたが、あいにくの悪天候のため登頂を断念、、、

月山を登る一行。この後天気が急変し、9合目の佛生池(ぶっしょういけ)小屋に避難しました。

月山登頂のための時間を活用し、山小屋での坐禅体験や参加者各々でこれまでの体験への印象や思いを共有することで「祈りを経てよく生きる」ための有意義な1日にすることができました。

坐禅し瞑想する参加者の皆様

【3日目:湯殿山巡礼】

前日より天候もなんとか回復したこの日は湯殿山へ。
月山を降りた後に御田原神社に参拝し、湯殿山へ向かいました。

月山下山後、御田原神社にて。
道中の無事の御礼など、各々が祈りを捧げます。

湯殿山では昼食を済ませたのち、参籠所での礼拝を済ませて本宮へ。

湯殿山参籠所では「よもぎ麦切り膳」をいただきました!
湯殿山参籠所での礼拝の様子
湯殿山神社本宮に向かう一行。
ここから先は写真撮影が禁止となっている、神聖な場所です。

湯殿山本宮では写真撮影が禁止されているため様子をお伝えすることは出来ませんが、厳かな雰囲気の中で参拝を終えました。

車で宿坊へ帰着し、次の日は早くも最終日。羽黒山参拝に向けて準備です。

【4日目:羽黒山巡礼】

プログラム最終日となるこの日、朝日が照らす中羽黒山に向けて出発。

早朝5:30に宿坊を出発。これまでの悪天候が嘘のように、朝日が見送ってくれていました。

前日までの疲れもあったかと思いますが、2000段以上にも及ぶ石段を黙々と登り、出羽三山神社に辿り着きました。

羽黒山の石段を黙々と登っていく一行
出羽三山神社合祭殿の前で1枚

参拝後は宿坊に戻り、3つの山を巡った後に行われる直会(なおらい)に出席。
巡礼を終えた後の食事を楽しみながら、星野文紘先達との会話を楽しみました。

直会(なおらい)にて、参加者全員で乾杯。互いを労います。
最後に先達も交えて1枚

【参加者の感想・プログラムまとめ】

このプログラムを通して、参加した皆様からは以下のような感想をいただくことができました。

「自然の中に身を置き祈り、感じることに集中することで気づきを得た」
「考える前に、まず実践してみる大切さを学んだ」
「受けたもうの精神の素晴らしさを感じた」
「いろいろな宗教があるけれど、出羽三山での体験を通して祈ることの本質に触れることができた」

プログラム中にお聞きした参加者の感想の一部(イタリア語を日本語に自動翻訳後、意訳)

出羽三山の山伏・巡礼の本質を突く経験をしていただけたこと、非常に嬉しく思います!

また、このプログラムで「受けたもう」の精神が印象に残った方が非常に多かったのも印象深いです。
今回の参加者の皆様は、2週間以上の日本長期滞在の最後を飾る行程として「よく生きる」ためのエッセンスを得ることを目的に出羽三山を訪れていただきました。出羽三山に残る祈りの文化・祈りが根付く生活が、ありがたいことに海外の皆様からより多くの注目を集めており、今後も多くの旅行客の皆様に訪れていただけると確信しています。

より多くの海外の方に出羽三山を体験していただくことで「受けたもう」の輪が世界に広がることを期待しています!

「10名以上で出羽三山の三山を巡る」という当社初の試みでしたが、宿坊や寺社関係者、山小屋、及びハイヤーの皆様など多くの皆様の臨機応変な支えがあって成功裡に終えることができました。この場を借りて感謝を申し上げます。
また、このプログラムは「地域の経済・文化・自然に貢献する」大きな可能性を秘めています。私たちの試みを通してより地域に貢献していけるよう、引き続き精進してまいります!
今後ともよろしくお願いいたします!


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