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ポルケ

キャンプのトレーニングメニューを組んでいて、コーチによってメニューの回し方が少し異なる部分があった。 その判断基準として 1.コーチにとって準備のしやすさを優先する→プレー時間が増えて選手のためにもなる 2.選手にとって理解しやすい流れを優先する 両方とも根本にあるものは “プレーヤーのため”というところ。 同じメソッドをやっていても、メニューの流れやメニュー、コーチングには指導者の色が出る。でも根底は同じで、指導者の場合は全て選手のためという一貫性がある。 私は多

    • タンザニアトリップ④〜まとめ〜

      人がとても温厚で、せかせかと焦る感じが全くありませんでした。交通事情も結構ゆとりを持って車線変更したり追い越したり。“間”を感じ取ることができました。優しさを感じたエピソードとしては、海辺で貝殻拾ってた時に入れる物がないから落ちてたビニール袋やココナッツに入れて運んでたら、途中で話しかけた出店のお兄ちゃんが「袋あげるから持っていきな」って言ってくれて。私はついついチップが欲しいからやっているのかななんて頭をよぎって「ごめん、今お金全く持ってないんだ」って言ったら「お金のことは

      • タンザニアトリップ③〜サッカー編

        双子がいつも練習している場所に連れて行ってもらいました。 するとグループがあり、お父さんコーチもいました。 初日は彼らのゲームを見ていました。しばらくすると、大雨になり、近くに雨宿り場所があったので雨が止むまでしばらく雨宿り。再開したもののまた雨が強くなり始め、途中で終了となりました。 翌日から朝と夕方の2部練x3日間、私がトレーニング。 1番最初のトレーニングは言葉が通じず、とてももどかしい思いをしました。彼らはスワヒリ語を話し、20−30人いる中で英語を話せ流のは2

        • タンザニアトリップ②〜観光編〜

          ◉着陸 ダルサラムに着くと、双子とママが迎えてくれて、花束をくれました! バルサの白いユニフォームをプレゼントし、いざ外へ。 マラリアにビクビクしていた私たちは、着いて外に出てまだスプレーをしていないことに気づき、焦りながらターミナルを変えました。話を聞くとマラリアは暑さに耐えることができず日中はいなく、深夜になると出てくるそう。念のため基本的に虫除けスプレーをしていましたが、怖い思いはしませんでした。 双子とママと少しカフェをして1時間ほどゆっくりしたら、私たちはパ

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        記事

          タンザニアトリップ🇹🇿

          タンザニアトリップ①〜夢ノートが現実に〜 2023年10月にアフリカ・ダンザニア🇹🇿へ行ってきました! その様子をブログで何回かに分けて説明したいと思います。 ①序章     ②観光編   ③サッカー編  ④まとめ   そもそもタンザニアってどこ?という人が多いかと思うので、こちらが地図です。 まずアフリカ・タンザニアに行くきっかけとなったのが、7月に現地コーチとして参加したバルセロナアカデミーマシアキャンプです。 このキャンプにタンザニアの双子の兄弟が参加し、私のグ

          タンザニアトリップ🇹🇿

          “沈黙”にあるメッセージ

          今週はバルサエリートと言って、日本のバルサキャンプで選ばれた選手たちがスペインにきてトレーニング中。 私は通訳をしていて、自分がバルサコーチになるトライアウトをした時の試験官の通訳をしている。その彼の指導が結構好きで、勉強になる。 沢山のことを言わずに、基本観察して、伝えたいことをシンプルに。そんな指導が好きだよって伝えたら「選手は毎日変わるし、しっかり観ないとね」って。 指導者として何かを伝えたい気持ちが強くなると沢山のことを言いがちだけど、ただ伝える・ただ黙るだけで

          “沈黙”にあるメッセージ

          MEGU STYLE

          小堺めぐみ/MEGUMI KOZAKAI スペイン在住。 2011年にバルセロナへ移住して、10年間で選手として指導者として複数クラブに在籍。選手としては4度の昇格を経験、指導者としてはUEFAプロライセンスレベル同等のスペインでの資格を取得しています。 また、独自のネットワークと語学(スペイン語、カタルーニャ語、英語)を活かして、数多くの日本人選手の移籍や留学をサポートしてきています。 スペイン語で「好き」は「ME GUSTA」 「好き」を大切にするMEGUSTYLE

          ⚽️女子サッカー観客動員数、世界新記録樹立⚽️

          カンプノウで行われた女子チャンピオンズリーグの準々決勝「エル・クラシコ」は女子サッカー史上最高の観客動員数91.533人となりました。これは1999年のW杯決勝、アメリカ対中国の90.195人の記録を破る23年越しの世界新記録です。 どうしてスペイン女子サッカーがこんなにも盛り上がっているのか?その理由を知人に聞かれ、考えた結果、大きく分けて3つあると思っています。 ①長年の地道な努力 この10年でスペイン女子サッカー人口が倍になったことからも分かるように、スペイン女子サ

          ⚽️女子サッカー観客動員数、世界新記録樹立⚽️

          チームの中の信頼関係

          信じて頼る=信頼。チームに必要な信頼関係。選手同士もそうだけど監督と選手間の信頼関係は難しくて深いものだと思う。 とあるプロ選手を100人以上育てたという監督が「選手が成長するには監督から信頼されること。そして選手も監督を信頼できること。それが一番大事だ。」と信頼の重要性を語っていた。その監督は選手への想いが言動から伝わってきて、とても信頼がおけるなぁと外部者だけどすぐに心を惹きつけられる人間性の持ち主だ。 また私がとあるシーズンにチームを変えた時に「信頼できる監督のもと

          チームの中の信頼関係

          チームと陰影

          最近ハマっている絵。 ハマっているとは言わないか。 ゆる〜り書き続けて、4年が経った。 (え、嘘…その割には下手すぎる…と今思う。) 最初は暇つぶしにふと書き始めて、 楽しくて楽しくてたくさん描いてたら、 いつの間にか上達していた。 ペンで線画しか書いていなかったので いろんな種類の絵を描きたいし知りたいし 何より絵にしっかりと時間を使いたかったから 絵の教室に通うことにした。 そして半年ちょっと、絵を描きに通っている。 そんな中で、一番印象深かったことがある。 最

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          ”チーム”への想い 〜異文化に通じるもの〜

          元プロ選手のとあるスペイン人監督が、1日だけ日本のチームにクリニックをした。 トレーニング後に監督が選手たちにかけた言葉がとても印象的だったのでシェアしたい。 ーーーーーーーーーー 「僕は昔、君たちと同じように選手だった。 そして今は監督をしている。」 「今は監督としてできる限り選手の気持ちを考えて指導しているようにしているけれど、監督になってみて選手だった頃を思い返すと、僕には欠けていたことがある。」 「それは、選手として監督の気持ちを考えることだ。」 「監督は

          ”チーム”への想い 〜異文化に通じるもの〜

          あなたの使命はなんですか?〜女子サッカーから考える〜

          自分の使命はなんだろうか。 永里優季さん、私の尊敬するサッカー選手。彼女の記事(https://note.mu/yukinagasato/n/n83a06ac641f6)を読んで思ったことを書いてみます。 ミーガン・ラピノー。 “カッコかわいい”とだけの理由で好きになってふんわり昔から気にしてたアメリカ代表女子サッカー選手。 今大会、アメリカの中心選手として、キャプテンとして、今でも活躍してるのを目の当たりにして一層興味を持った。大会得点王をとりMVPにまで輝いて、私の

          あなたの使命はなんですか?〜女子サッカーから考える〜