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“沈黙”にあるメッセージ

今週はバルサエリートと言って、日本のバルサキャンプで選ばれた選手たちがスペインにきてトレーニング中。

私は通訳をしていて、自分がバルサコーチになるトライアウトをした時の試験官の通訳をしている。その彼の指導が結構好きで、勉強になる。

沢山のことを言わずに、基本観察して、伝えたいことをシンプルに。そんな指導が好きだよって伝えたら「選手は毎日変わるし、しっかり観ないとね」って。

指導者として何かを伝えたい気持ちが強くなると沢山のことを言いがちだけど、ただ伝える・ただ黙るだけではなくそこに”沈黙”というメッセージがあるのは、本当に大切なことだと思う。選手がどう変化していくか、一緒に毎日観察できてとても有意義な時間。

それに付随して、先日のCLで隣にいた人がずっとバルサの文句言ってたんだよねー。でも私はあんまり文句言うの好きじゃない、って言ったら「僕も。必ず彼らなりの理由があるし、それを全部知らないで文句を言うより、言わない方を僕は選ぶ」って。自分の考えと全く一緒だった。沈黙なりの理由があって、【雄弁は銀 沈黙は金】という言い伝えの深さを感じた。

夕方はトレーニングマッチ。ここでは指導者。久しぶりに日本語で日本人に指導するのは新鮮で楽しかった。みんなの聞く姿勢、プレー、全てが愛おしい笑。1週間という短い時間でも、彼らに何かが残るように、指導していきたい⚽️

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