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フランスでお仕事色々

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#舞台

フランス劇場ストライキ

フランス劇場ストライキ

週を追うごとに高まって来ています。

先週だけで、オペラバスチーユのトゥーランドットとシンデレラがストで中止になりました。

何を騒いでいるのかというと、フランスが世界に誇る舞台芸術家intermittent de spectacle身分の条件引き上げ案のせい。

当初、10ヶ月で600時間以上の就業証明提出に変更、って事だったんです。

私も8月まで同じintermittentだったのでそれが大

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最近のお仕事

最近のお仕事

ここ最近、チュチュ付いてます。

渡仏後、パリのオペラ座で夢中になったパトリックデュポンとそのスターたち。
パトリックデュポンの時代は、ものすごいスターばかりでした。
まさに、エトワール。

その後、ちょっと技術重視で個性無視なのかな⁇と思われる時代に突入してましたが、総裁変わってまた違った方向に動くのか⁇期待のオペラ座。

来週から、毎年恒例のdix mois ecole et de l’ope

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舞台シーズンもそろそろおしまい

舞台シーズンもそろそろおしまい

先日、2021〜22年度の製作舞台が全て終わり、夏休み前は残すところ今後の微調整に数日出勤するだけとなりました。

今期は本当に駆け抜けた!感ハンパありません。

何しろ、約2年の(コロナ対策による)劇場閉鎖後、みんな大爆発して舞台が普段の倍以上となり、また、衣装さんに関してだけ言えば、ロックダウン中に相当パリ近郊から"引退"されてて、人手不足も相当深刻でした。

私も、平日はアトリエで毎日残業し

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フランス人との仕事の仕方

フランス人との仕事の仕方

ずっとご一緒したいと思っていた演出家さんと先日初めてお仕事ご一緒しましたが、少々常識的な部分で合わずにがっかり…

そんな先週。

そして最近は、6月の舞台2つのデザイン出しからの製作で翻弄されております。
現在オミクロンが猛威を奮っている為、アトリエに行くのは週一で、その1日でデザインの打ち合わせから裁断までを終わらせて残りの日々は自宅アトリエで延々製作しています。

その6月は、最初の舞台の千

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コロナ禍:新上演スタイルチャレンジ

コロナ禍:新上演スタイルチャレンジ

本日より劇場入りしまして、早速色々と調整が出てきております。

まず、出演者に子供が多く、教育機関や親からの要請で、舞台はマスク着用。って!!歌うんですけど、彼ら。

ワカッテイタラサイショカラソノタメノデザインニシタノニ…

メイクさん楽屋、蜂の巣を突いたよりすごい騒ぎでした😱

そして、早替え時にも各自2メートルの距離を取る事。って!
出演者数、総勢50名。
楽屋で衣装さんは徒競走って訳ね�

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