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ついに我が家に出たアイツと対面して、私はシンプルライフを固く決意した。

昨年8月から始めた夫との2人暮らし。
アイツがついに出てしまった。

名前を言ってはいけない、Gから始まるアイツだ。

※アイツが苦手な人は無理して読まなくていいですよ。それでも気になって読んじゃう人は自己責任でどうぞ。


仕事から帰宅後、朝ご飯で使ってから時間無くてシンクにそのままにしていたお皿を洗おうと思った。
水切りカゴ代わりに敷いている布巾を釣り戸棚下のラックからサッと取った時、シンクにボトッと何かが落ちた。
シンクを見ると、アイツと目が合ってしまった。
未だにリフレインするほど嫌で気持ち悪いアイツを見てしまい、イヤーーーーーーーー!!!!!っと叫びながらお風呂に入ったばかりの夫に助けを求めた。
お風呂に入ったばかりだというのに出てきてくれた夫は、慌てる私を制しながら冷静に「他の部屋に行かないように全部ドア閉めて」と指示してくれたのでそれに従う。
ドアを閉めてそのまま私は現場の部屋から離れた部屋に閉じこもり、アイツとの闘いは夫に託した。

アイツを倒してある程度綺麗にした後、夫はシンク周りにあったものを全てどかしてウタマロクリーナーと台所用アルコールスプレーで拭きあげて綺麗にして、シンクに放置してたお皿や台所周りにあったもの、排水口の蓋まで全てを綺麗に洗ってくれた。
夫も嫌だったろうに、何も言わずにやってくれたことに本当に感謝カンゲキ雨嵐。
神様、仏様、夫様。

一方、私はというと、この事実をとにかく忘れたくて他のことで気を紛らわせようと思い、最初しばらくは寝室にこもり、乾いてから溜めていた洗濯物をひたすらに畳みまくった。
ただ畳んでるだけではアイツを思い出してしまうので、大好きな連ドラ鑑賞を同時並行でこなしていき、ひたすらに気を紛らわせた。
こんな私をそっとそのままにしてくれた夫に再び感謝カンゲキ雨嵐。
いやぁ、本当に、神様、仏(以下略)。

洗濯物を畳み終わると手持ち無沙汰でまたアイツを思い出してしまいそうだったので、何かやることないかなと思い、恐る恐る現場へ。
お皿洗い中の夫に「何かやることある…?」と訊ねると、布巾を入れて台所に置いていたケースをウタマロやアルコールで拭いてほしいとのことで、仕事を見つけた私は喜んで引き受けた。

ケースを拭きながらふと目に入ったものがあった。
部屋のすみっこに床置きしている、片付けきれていないものたち。
メルカリに出そうと思い梱包材やダンボールと一緒にまとめて置いといたものの、山積みになって放置されていたのだ。

夫が「ダンボールは捨てた方がいいね」と一言。

仰る通り。
むしろ、ダンボールだけでなくメルカリに出そうと思ってたものも早いところ手放したい。
アイツが出てしまう原因になり得るものを今すぐにでも減らしたい。

もともと収集癖があるので、好きだと思ったものは集めてしまう。
そして掃除は好きでも片付けが苦手な私は、まずはモノを減らすことで部屋を整えなければいくら掃除をしても一生部屋が片付くことはない。
自分の管理できる量に収めることで、部屋を整えるのだ。

分かっちゃいるけど片付かない。
苦手な片付けはどうしても億劫だ。
ずっとそう思ってた。

でもでもでも…!!!
もうアイツは見たくない。
アイツに会いたくない。
そう思って決意した。

絶対モノを減らす。
好きなモノも大事にする。
自分らしいシンプルライフを目指すんだ。

人生のテーマ「身軽に、気軽に、気楽に」を実現するために。

アイツに再び出会わないために。

ダンボールや放置していたモノを見て、神様、仏様、夫様に、そう誓ったのだった。


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