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夫も、私も、異星人。

ふたり暮らしを始めて思ったこと。
それは、「夫は異星人」ということ。

「異星人」とは、「異なる星の人」と書く。
異なる星、つまり、自分とは違う家庭に生まれ育ってきた人のことを言う。
夫は「自分とは違う人生を歩んできた人」だと実感したのです。

ふたり暮らしが始まって、相手と自分の違いをたくさん見つけて驚いた。
夫婦によって違いはあるものの、結婚しようと思ったくらいなら似た者同士なんじゃないの?
ふたり暮らしをする前、相手の家に行ってれば知ってるんじゃないの?
そう思いそうなものだけど、似てないところ、知らないところは意外とたくさんあった。

トイレの蓋閉める閉めない問題とか、なぜか片方の靴下だけ床に落ちたままとか、ジャガイモの芽は実が無くなりそうな勢いでガッツリ取るとか、とかとかとか…。

小さなことなら気にしなくてもいいじゃんと思うかもしれないけど、一緒に住んでると気になる人にとっては気になる。
それこそ、小さなことから大きなことまで、探したら色々出てきますし気になります。
でも、別々のところで生きてきたんだから、違うところがあって当たり前なんですよね。

自分とは違う家庭で生きてきて、自分とは違う場所で暮らしてきた人。
どれだけ似ている生い立ちでも、どれだけ似ている性格でも、小さな違いはあるもので。

ジャンケンで「ジャンケンポン!」と言う地域があれば、「インジャンホイ!」と言う地域があったり。
トランプの大富豪に至っては全然知らないルールが盛り沢山!
(面白いのでぜひ検索してみてください。笑)

色んなものにローカルルールがあって、各家庭やそれぞれ生きてきた道の中にもひとつひとつローカルルールがある。
人の数だけ人生があり、人の数だけルールがある。

しかし、自分の知らないルール、自分と違うルールに出会うと人は戸惑う。
私もその一人。
違いに驚き、思うように行かなくてイライラしたり怒ってしまうこともあったし、まだまだつい苛立ってしまうこともある。

でも、ある時ふと気付いた。

「そうか、夫は異星人なんだ。」と気付いたら、ふわっと気が楽になったのを今でも覚えている。

今まで住んできたところも生きてきた道も違うんだから、自分と違うところはたくさんあるし、あって当たり前だと気付けたら「なんだ、そうだったのか。」と受け入れられた。

気が楽になり受け入れられるようになると、自分のスタンスも行動も少しずつ変わってきた。
相手がやってることでいいなと思ったところは「お!それいいね!」と素直に真似して、「こうしてほしいな。」と思ったらそっとお願いしてみて。
すぐには上手くいかないかもしれないけど、自分が変わってから相手もなんとなく少しずつ変わってきた気がする。
そのおかげか、またさらに気が楽になれた気がする。
いい循環を作れてるかもと思えたら嬉しくなった。

少しずつ自分も相手も、これからも成長できたら嬉しいな。


あ、夫からしたら私も異星人だった、と気付いたのはつい最近のこと。


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