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「30日読書チャレンジ」をやってみたvol.2

みなさん、こんにちは。

むささびと申します。

先日、Twitterで、「30日読書チャレンジ」という読書企画をやりました。

今回は、そのまとめ記事の第2回です。

こちらの記事が、皆さんが本を選ぶときの参考になりましたら幸いです。



「30日読書チャレンジ」とは?

「30日読書チャレンジ」とは、こちらのカレンダーのお題に沿って、30日間読書をするという企画です。

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このカレンダーを見るだけで、色々な作品が思い浮かんできて、心が躍りますね。

詳しい説明や、1日目から10日目までの作品小説については、よろしければこちらの第1回の記事をご覧ください。

それではさっそく、11日目の作品から紹介していきます!


作品紹介 DAY11〜DAY20

DAY11「一緒にディナー/一杯飲みたいキャラクター」

外村(宮下奈都『羊と鋼の森』より)

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宮下奈都さんの、『羊と鋼の森』の主人公です。

ピアノ調律師として腕を磨いていく中で、様々な出会いや葛藤を経て、成長していく姿に感動します。

作品を読んでいて、彼の感性に自分と似たものを感じた気がしたので、一度話してみたいです。


DAY12「苦手な人気本」

湊かなえ『告白』

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「嫌いな」では強すぎるので、「苦手な」に勝手に変更。

誤解のないよう明言させていただきますが、湊かなえさんや、『告白』という作品単体ではなく、「イヤミス」というジャンルが苦手で、あまり読むことができません。

こちらの作品は途中で挫折したまま、ずっと放置中です……。


DAY13「タイトルに色の入った本」

コナン・ドイル『緋色の研究』

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シャーロック・ホームズシリーズ最初の長編にして、ミステリー史に残る名作です。

タイトルにある「緋色」は、国内の様々なミステリー作品のタイトルにも取り入れられている、「ミステリーの色」とも言える色です。

私は新潮文庫のホームズシリーズのシンプルなデザインが好きで、この他の作品も集めています。


DAY14「新解釈版のおとぎ話」

太宰治『お伽草紙』

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DAY5「お気に入りの古典/名作」で、作品を『お伽草紙』から『沈黙』に変更したのは、こちらの方で紹介したかったためです。

表題作の「お伽草紙」は、子供向けのおとぎ話を太宰が解釈し直した、皮肉とユーモア満載の作品。

私は、浦島太郎を元にした「浦島さん」という短編が特に好きです。


DAY15「読めば悲しさで泣いてしまう本」

行成薫『名も無き世界のエンドロール』

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最近映画化された話題の作品。

衝撃的なラストの展開に、「悲しさ」というより「切なさ」で感動します。

個人的には、ナポリタンスパゲッティにチーズとタバスコをたっぷりかけて食べるくだりが好きです。


DAY16「二回以上読んでいる本」

本田壱成『ネバー×エンド×ロール 〜巡る未来の記憶〜』

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『水曜日が消えた』の作者さんによる、傑作SF小説。

登場人物は過去にタイムスリップする一方で、読者は物語の時系列とともに未来へ進んでいくという、不思議な設定です。

私はこれまであまり再読をしてこなかったのですが、こちらの作品は高校生の時に買って以来、3回ほど読み返しています。


DAY17「タイトルに人の名前が入っている本」

吉本ばなな『TUGUMI』

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ぱっと思い浮かんだ作品がこちらでした。

強く奔放で美しいつぐみに振り回されながら、いつの間にか物語の世界に夢中になっています。

吉本ばななさんの、みずみずしくて温かい描写が魅力的です。


DAY18「あなたの好きな著者が故人である本」

伊藤計劃『ハーモニー』

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SFはあまり読まないのですが、伊藤計劃さんのこちらの作品は好きでした。

生命主義が行き渡った社会は、果たしてユートピアと言えるのか……。

人類の真の幸福とは何か、ということを考えさせられました。


DAY19「好きな本」

本多孝好『MOMENT』『WILL』『MEMORY』

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本来は「ナレーターの声が好きなオーディオブック」というお題なのですが、オーディオブックを利用したことがないため、ただただ好きな本をご紹介。

死に瀕した人の願いを叶える神田と、幼馴染で葬儀屋の森野の物語。

こちらの作品は時系列などの関係で、『MOMENT』→『WILL』→『MEMORY』と、順番通りに読むことをおすすめします。

特に私は『WILL』のラストが本当に好きで、『MOMENT』と『WILL』はぜひ読んでほしい作品です。


DAY20「物語の語り手が信頼できない本」

佐藤究『QJKJQ』

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「語り手が信用できない」とはどういうことなのか……?と悩みましたが、こちらを選びました。

物語は殺人鬼一家の女子高生、亜李亜の一人称視点で語られていきます。

章が進むにつれて、それまで亜李亜の語りによって構築された世界が、次々に覆されていきます。


まとめ

今回の記事では、「30日読書チャレンジ」の、11日目から20日目までをご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

こうして後になってまとめの記事を書いていると、あの時の自分はこういうことを考えていたのか……と、忘れていた思考を整理することができて良いですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

むささびでした!


この記事の続きはこちらです。



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