メガネくん@盲学校/特別支援学校からの発信
視覚障がいのことをあまり知らない方や教育関係の方に向けた情報を発信します。 視覚障がいに興味が出てきた方は、「見えない・見えにくい方への情報提供」もおススメです。
視覚障がい教育に限らず特別支援教室全般について発信する記事をまとめたマガジンになります。
特別支援教育関係でおすすめの市販教材や、自作教材を紹介するマガジンです。
見えない・見えにくい方へのいろいろな情報をまとめたマガジンです。
視覚障がいや特別支援教育関係で読んだおすすめの本と僕が個人的に思ったことを紹介するマガジンです。
記事の数が多くなってきたので、それを紹介する記事を書いてみました。 マガジンについて現在6つのマガジンがあり、書いた記事はどれかのマガジンに登録しています。この中で、「本の紹介」と「教材紹介」、「フロアバレーボール」はそのままマガジンを読んでもらえればいいのかなと思うので、紹介は省略します。 1 自己紹介&仕事依頼記事記事を書いている僕、メガネくんについて自己紹介記事で書いています。仕事依頼記事は、一応、執筆予定が書かれていますが…最近は全然と言っていいほど投稿できていま
人間の目で見る世界は常に変わらない完全なモノそんな風に思っている方もたくさんいるのかもしれません。 でも摩訶不思議な錯視の世界を覗いてみると…実はそうではないかと?と思うかもしれません。 幾何学的な錯視(長さ/形の錯視)1.ミュラーリヤー錯視 とっても有名な錯視で、同じ長さの横線のはずが、両端にある矢印の向きによって長さが異なって見えるというものです。 (画像はMenicon Miruより) ②が1番長く見えませんか?実際は全部同じ長さなんです。 (画像はidea
これまで記事で障がい福祉制度についていろいろと紹介してきました。 今回は僕が授業で福祉制度について扱うとき、教材としてよく使う冊子『"はーとふる"ガイド』を紹介します。 (画像は大阪市より) "はーとふる"ガイドとは"はーとふる"ガイドは、大阪市福祉局障がい者施策部が毎年作成している、知的障がいのある方を対象に福祉制度をわかりやすく解説した冊子です。 各都道府県や市町村で『福祉の手引き』などの名称で福祉制度について解説された冊子が作成されています。ただ、元々の制度や複
以前読んだ『実践みんなの特別支援教育』にて、やさしい日本語が紹介されていました。元々は在留外国人の方々に向けたものですが、知的な障がいや幼い子どもたち、海外にルーツをもつ子どもたちも含め、様々な特性のある人たちにも伝わるやさしい日本語の表記は、支援教育に通ずるものがあります。 今回はそんな「やさしい日本語」について紹介していきます。 やさしい日本語とは「やさしい日本語」とは、普通の日本語よりも簡単で、外国の方にもわかりやすい日本語のことです。 阪神大震災など災害時から、
今日は衆議院選挙と国民審査の日ですね。 以前に視覚障がいの方の選挙について記事にまとめました。 Xで知的障がいの方の投票についてのヘラルボニーさんのポストを拝見したので、どのようなサポートがあるのかを調べてまとめてみました。 まずは選挙の流れを知ろうNHKみんなの選挙にはわかりやすい言葉で、ルビつき、音声読み上げにも対応しているわかりやすくつたえる「選挙の投票のしかた」が紹介されています。 狛江市手をつなぐ親の会が東京都狛江市や狛江市福祉サービス等連絡協議会の各事務所
『プロとして知っておきたい! 障害福祉サービスのしくみと使い方(中央法規「ケアマネジャー」編集部/福島 敏之)』という本の紹介です。 福祉制度ノススメ以前から福祉サービスについての本を紹介したり、記事で発信したりしてきました。 それは支援学校で働く教員として、子どもたちや保護者の方へ、今をサポートしてくれる制度や、将来、卒業後すぐだけでなくもっと先、例えば親亡き後などで必要になる制度などを伝える役割があると思うからです。 僕たち教員が福祉制度や、目の前の子たちが歩んでい
『揃わない前提の授業とクラス(ネットワーク編集委員会)』という本の紹介です。 職場の先輩からお借りした本です。以前紹介した『科学から理解する 自閉スペクトラム症の感覚世界(井手 正和)』も先輩からお借りした本です。いつもありがとうございます。 さて、この『揃わない前提の授業とクラス』ですがタイトルにある「揃わない前提」という言葉にもあるように、現在の学校というのは「揃えることが前提」のシステムになっています。 日本の学校は、学級の子どもたちに対して講義型の一斉指導すると
「子どもから『僕には障がいはあるんですか?』『その障がいは治らないんですか?』『先生にも障がいはあるんですか?』と尋ねられたら皆さんはどう返事されますか?」 夏休み中に参加した研修会で、講師の方からそう尋ねられました。 以前に合理的配慮についての記事を書いたことがあります。 そのことも振り返り、僕なりに感じたこと、考えてみたことを書いてみました。 メガネがなかった時代には幼い頃見たドラえもんの映画で、戦国時代?にタイムスリップした場面で、ダメダメだったのび太のご先祖さ
2024年夏、パリオリンピックがスタートし、パリパラリンピックの開会式が迫ってきました。 東京パラリンピック、北京パラリンピックに引き続き、パリパラリンピックの視覚障がい競技について紹介していきます。 パリパラリンピックで、視覚障がいの方が参加できる競技には、5人制サッカー、ゴールボール、パラ陸上競技、パラサイクリング、パラ馬術、視覚障がい者柔道、パラローイング、水泳、パラトライアスロンの9つがあります。東京パラリンピックからの変更はありません。 9つの競技について、僕
先日、神奈川県ライトセンターで開催されたフロアバレーボールの大会、JFVAクラブ日本一決定戦に出場しました。 「いつか会場としてお世話になっている神奈川県ライトセンターを紹介しよう、紹介しよう」と思いながら…ここまできてしまいました。もう10年以上お世話になっているのに…。 ということで、今回は試合の合間に写真を撮らせていただき、遅まきながら、そして勝手ながらライトセンターさんを紹介していきたいと思います。 神奈川県ライトセンターとは日本各地にある視覚障がいリハビリテー
昨年に引き続き、2024年6月29日(土)30日(日)の2日間、神奈川県ライトセンター・神奈川県立二俣川看護福祉高等学校・横浜市立中尾小学校を会場に行われた第11回JFVAクラブ日本一決定戦に参加してきました。 第11回JFVAクラブ日本一決定戦参加チーム今回も全国各地から地区予選を勝ち上がったチームが集まりました。 第1部は8チームの2プールによる予選リーグ戦(Aプール、Bプール共に総当たり戦)を行い、それぞれのプールの第1位チーム同士で決勝戦を、2位チーム同士で3位決
『アスパーガール アスペルガーの女性に力を(ルディ・シモン/訳:牧野 恵)という本の紹介です。 女性のASD当事者の視点自閉スペクトラム症(ASD)は、男性に多く、女性の約4倍の発生頻度とされています。 その理由として、バロン・コーエンの「自閉症は極端な男性型脳」仮説などがあります。この本の中でも言及されてますが、知的障がいや言語の遅れを伴わない(かつて高機能自閉症やアスペルガー症候群と区分されていた)女性では、女性の社会的な役割や立場から社会的困難の現れが目立たず、男性
『[中学校]通級指導教室担当の仕事スキル(川崎 聡大/三富 貴子)』 という本の紹介です。 中学生の子どもたちへの関わり方僕自身は現在、知的障がいの特別支援学校中学部に勤務しています。支援学校と通級指導教室、もちろん違う部分はたくさんありますが、多感な思春期の子どもたちへの配慮や、将来のためにその子が自分自身のことを知る機会や自分で選択していく機会の設定など、三富先生の関わり方は僕自身が大切にしていることと重なる部分がたくさんあり、勝手に共感しています笑。 ここからはそん
いろんなことを関連させて学んでいくときに、身近な季節から導入を始めていくことって多いかと思います。 僕も付箋に書いた植物を季節ごとに分けたり、旬の野菜や果物を調べたり、マインドマップやフィッシュボーン図で季節のいろいろなものを書き出したり、季節にちなんだ詩を書いたり、俳句を読んだり、暑中見舞いや年賀状などの手紙を書いたり…振り返ればいろいろとやってきました。 それらの取り組みは今後、いくつか紹介していければと思っています。 そこで、これまで作成してきた季節に関連するスラ
『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して(奈須 正裕/伏木 久始/大豆生田 啓友/加藤 幸次/佐野 亮子/松村 暢隆)』という本の「第11章 多様な学び方を許容できる協同学習(涌井 恵)」で紹介されていたマルチ知能を活用した授業の実践例が特別支援教育で幅広く活用できそう!と思いましたので紹介していきます。 協同学習とは協同学習について、今回紹介する涌井先生の本文中では、次のように定義されていました。 小中学校で伝統的に取り組まれてきた協同学習。僕自身
ちょうど1年ほど前にも、盲学校のフロアバレーボール練習試合に参加させていただく機会がありました。 今年も練習試合にお邪魔し、盲学校を離れた責任のない立場から勝手気ままに思いついたことをお話しさせていただきました笑。 全国盲学校のフロアバレーがより盛んになるよう…そんなのは大きすぎる夢見事かもしれませんが…。 もちろん試合に臨む前にルールを把握しておくことが前提になります。去年よりもルール理解が定着していたように感じました。 また前衛はコートの感覚を掴み、オープン、ブロ