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世界のあらゆる物が、雑貨に見えはじめている。いったいだれがなんのために。 2020/12/04

 色んな人と話す1日だった。数少ない友達と、友達が紹介してくれた人と飲んだ。飲んでて楽しいというのはとてもいいことだ。が、少し飲みすぎた気もする。

 三品輝起『すべての雑貨』が改めていい本だったなぁ、と思う。

 人々がある物をみて、これは雑貨か否かを判定する基準がどんどんゆるまってきている、ということだ。世界のあらゆる物が、雑貨に見えはじめている。いったいだれがなんのために。
三品輝起『すべての雑貨』P.20

 雑貨感覚、すべてが雑貨化していく世界。

 一回もひらかれることのない百科事典がならぶ応接間しかり、かつては本が大量にある空間というのは、知識や多様性といったある種の含蓄が、どっか遠くのアカデミックな世界からあたえられるものだった。その力は年々うすまっているが、下世話な話、売上にはむすびつかない本にも、まだディスプレイとしての間接的な価値があるという資本の判断なのだ。もっとも、いっしょにいった友人は「目が泳いで買い物に集中できない」ってぼやいてたけど。ともかく商業施設の内装において、本をディスプレイ的にあつかうという手法は一般化しつつある。
三品輝起『すべての雑貨』P.20

 なんというか、書店でさえも本をディスプレイ的に扱うというか、ただオシャレな空間の演出のために使っているようなお店があるような気がする。大型オシャレ系書店にありがちなやつ。

 そういえば、Amazon Musicを使ってみた。年の瀬でもありますし、流行り物チェックと思って2020年でたくさん再生された曲を集めたプレイリストを流してみる。「2020年 Best of Prime Music」ってやつ。おぉ、これが「香水」ってやつね、あー、聞いたことはある気がするぞ、くらいの感じなのだけど、とりあえず、どーるちぇあーんどがっばーなのデニムのお尻破けてパンツ見えちゃうんだよな、ってのを思い出した。





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