見出し画像

第7回10月放送後記事 〜コロナ禍で考える留学の本当の意義〜

今月のテーマ

第7回、10月放送はテーマ「留学 〜コロナを踏まえた留学の再認識〜」でお送りしました。今月は留学経験のある2人、もりぞー鬼ちゃんがパーソナリティを務めました。リスナーのあなたからいただいたお便りを中心に、いつもと異なる形での放送でしたが、既に聞いていただけたでしょうか?これから聞く方は、Podcast(こちら)からお楽しみいただけます☺️

学生議論

第7回10月放送では、リスナーからのお便りを中心に進行するという初の形式でお届けしました🎤

留学中の鬼ちゃんは初めての一人暮らしで自炊を始めたそう。台湾の大学に1週間オンライン留学をした際には、現地での留学より経済的な負担が軽いことや環境の変化が少なかったことなど利点もあった一方で、現地の友達ができにくいという欠点も感じたといいます。

現在オーストラリアに住む、ゲストのインインさんは大学2年生で1年間、九州大学に留学しました。高校生で日本へ留学した際ホストファミリーとコミュニケーションが取れなかった悔しさが、日本の大学で学ぶ原動力でした。その悔しさは、日本の大学の授業やボランティア、バイトを通してリベンジできたと言います。

もしまた日本に来る機会があれば、日本で仕事の経験をしてみたいというインインさん。ただ、新型コロナウイルスの流行下では、日本人と交流したり旅行したりできないため、日本に来なかったかもしれないと言います。
これに対し、留学経験のあるもりぞーはインタビューの終わりに
「なにを学ぶかだけでなく、どう学ぶかが大切になってきた」「新型コロナが流行したことにより、留学で何をするのかが問われている」と述べました。

学生議論では武勇伝やちょっとした失敗を話す鬼ちゃんともりぞー。
もりぞーは初めて始めたテニスで気付かないうちに州のベスト8入りを果たしたという武勇伝があるそう。一方で鬼ちゃんは、好きなだけ食べられる学食に通ううちにちょっと太り気味に…。現在鬼ちゃんが留学している大学は13-15ドル(約1400円前後)の入場料さえ払えばあとは好きなだけ食べられるそうです。

そんな鬼ちゃんのやってみたいことは、国際免許をとってアメリカで運転すること。大学の前に車通りの少ない道があり、そこでハイスピードで運転していたいそうです。もりぞーは「知らない人とコミュニケーションをとる」アメリカの文化を懐かしく思い出します。

議論の最後では留学で感じた日本と留学先の違いが挙がりました。日本とアメリカの違いとして「きれい」の概念の違いを鬼ちゃんはあげます。鬼ちゃんによると、日本では新品のものを使い始める時等にものをきれいな状態のまま使うのに対し、アメリカでは抵抗なく汚して大胆に片付けるそうです。また、もりぞーは「パーソナルスペースの違い」をあげました。他の国と比べても、日本は個人のパーソナルスペースが保たれるというもりぞー。アメリカの人は物理的なオープンさだけでなく、精神面でもオープンで自分のことをよく話すと鬼ちゃんは言います。

10月放送(2)

井の中の蛙、大海を覗く👀

「ケロケロ見聞録」コンセプト、

「井の中の蛙大海を知らず」に陥りがちな大学生が、“大海”(社会)の一部を知る!

ということで、“井の中の蛙”大学生の私ライターが、ラジオを通して覗いてみた“大海”の一部について少し考えてみました。medien-lienの想いにもありますように、議論の場を提供したい!と思っていますので、このnoteに関する賛否両論をお待ちしております。コメントや意見は、noteもしくはTwitter #ケロケロ見聞録  でお寄せください☺️

さて、medien-lienメンバーの所属する共創学部留学が必須となっています。という訳で留学について考えないわけには行きません。現在1年生であるライターの私も、例に漏れず留学の行き先に悩まされる1人です。今回、本放送をきっかけに自分なりに留学について考えたことをつらつら書き連ねようと思います。

<どこに行きたいか>

 環境問題を解決したいと願う私は共創学部に入学するまで、環境科学の研究が進んでいるアメリカの西海岸に留学したいと考えておりました。しかし共創学部に入学して様々な考え方を知り、学ぶうちにアメリカ以外の可能性にも目を向けるようになりました。
 例えば中東。正直、高校の現代社会や歴史の授業で頻繁に出てくる地点で争いが起こっている場所、というイメージを持っていました。しかし、実は古来より多くの人々の通過点であるため様々な文化が交差している場所です。ここで暮らす人々の、全く異なる文化を許容する在り方を体感したい、と思うことがあります。
 例えば発展途上国と呼ばれている国々。先進国からの視点で「発展途上」なんて呼ばれていますが、独自の文化と伝統に基づく生活を営んでいたり、まさに変化の過渡期を迎えていたり、現地に行かないと感じられないような熱気に包まれているのかもしれません。これから何かが生まれてくる!!!そんな、エネルギーを肌で感じたいとも思います。
 というわけで、学べば学ぶほど自分の行きたい国が具体的になっていくのかな、と漠然と思っていた入学前の思いは見事に打ち砕かれ、新しいことを知れば知るほど行きたい国が増えていって仕方ありません。無事、留学先が決まることを祈るのみです。

<何をしに行きたいか>

 そうです、これさえ決まればどこの国に行くべきかも自ずと決まってくるはずです!
というわけで、留学先で何をしたいのかを考える時があります。
 以前は、著名な教授や実績のある研究機関の元で、最新の考え方や最先端の研究・技術を学ぶのが留学だ!と思っていた時期がありました。しかし必ずしも他の国に行って学ぶべきことはこればかりで無いことに気がつきました。ラジオでゲストのインインさんが「日本語を学ぶだけなら日本じゃなくても学べる」と仰っていたように、現地でしか学べないことは何かを見極める必要があります。
 現地の文化や考え方、現地の人たちの生活そして習慣。これらを自分の中にとりこんで、どのような視点で世界を見たいか。こういったことも考えて行きたいと思うようになりました。
 という訳ではたまた、学べば学ぶほど選択肢が広がってしまう予期してないパターン再来です。しかしこのように悩み考え抜いた先に、納得感のある留学が待っているのでは無いかと思います。本放送はあくまでも考えるきっかけにしか過ぎません。引き続き、自分の価値観や優先順位を考え続け、満足の行く留学をしたいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

イベント開催報告

私たちmedien-lienは、10月2日の13時30分よりYou Tubeライブで「社会をカエるラジオ 夏休みフォーラム2021」を開催いたしました👏福岡のラジオ局LOVE FMと実施した本イベントでは「課題の伝え方」をテーマに、実際にメディアで働かれている方をお招きしてお話していただいたり、共創学部生がテーマについて議論をしたりしました。こちらのYouTubeライブのリンクからご覧いただけますので、興味がある部分だけでもぜひご覧ください! 

0924イベントメインビジュアル


SNS展開

noteの他にも、Twitter、Facebook、Instagramから、ラジオ番組「ケロケロ見聞録」のお得な情報を発信中!今月の放送を聞き逃した方はradikoで聞くことができます✨第7回放送のダイジェストや番組で取り上げられなかったお便りはPodcastで放送中です。
Podcastリンク:こちら

ぜひご覧ください🐸

画像1

番組内容や番組の後日談を、西日本新聞のニュースアプリ「me」でも紹介しております。ぜひ西日本新聞のニュースアプリ「me」をダウンロードしてこちらの記事もご覧ください。
▼アプリのダウンロードはこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.nishinippon.smartphone&hl=ja


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?