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【7月放送後記事】「大学生と考える!子育て白書【最新号】」

こんにちは!今回初めて放送後記事を担当するため少しどきどきしています、ライターのちひろです。デビュー記事ということもあり拙い箇所もありますが、どうか温かい目を持ちつつ、是非最後まで読んでいってください~!!

この記事は、九州大学の現役学生が制作するラジオ番組、「ケロケロ見聞録」(ラブエフエム国際放送、毎月日曜22:00~)がもっとおもしろくなる事後知識を提供するものです。この記事が面白いと感じた皆さん、ぜひ各種サービスでケロケロ見聞録をお楽しみください!

1,7月放送振り返り!

7月放送の出演者は、medien-lienのめいこーすけまいの2年生トリオ!同学年どうしのラフな雰囲気の中、子育てをテーマに議論を進めました。

赤子を抱いているポーズ…?

3人はまず日本の子育て制度に注目して意見を交わします。
全国一律で実施されているものとして、教育費の無償化や医療支援など様々な制度が挙げられましたが、まいが目を向けたのは育休の話題。近年の法改正により父親も育休を取るよう推進されてはいますが、それでも取得率は1割そこそこといったところ。

まい「(医療支援などの)子育てのための環境整備だけじゃなくて、男女平等のための取り組みをしていかないと、結局何も変わらないんじゃないかって思う」

めい「昔からの性別役割分業の風潮はまだ残っているように感じるよね。女性が仕事をしながら子育て、となると背負う量が多すぎる。育休手当などの子育てをする人の生活を支える仕組みがあれば、不安なく子供を持つという選択ができる気がする。」

こーすけ「男性目線で考えると、”仕事をセーブする”っていうネガティブなワードが使われることで子育てに対してマイナスな印象を持ちやすくなる気がする。二人で育てる、かつ二人とも何も失わないのが当たり前になってほしい。」

子育てのしやすい社会には、「男女そろっての育休取得がマスト」と言えそうです。育休取得推進のためには、政府の取り組みはもちろんのこと、今回の放送で3人が強調したようにより多くの人が育休取得の重要性を理解することが必要なのではないでしょうか。

この後も3人の議論は続きます。続きを聞きたい方は、ぜひPodcastradiko等へ!

2,子育てをする親へのサポートに注力した取り組み

放送の中でめいの口から度々発せられたのが、「子育てをする親へのサポートの重要性」。
近所付き合いの希薄化により、とりわけ都市部で「地域一体となって子供を育てる」風潮がみられなくなってきている昨今。子育てをする中でひとり不安を抱く人も多いのではないでしょうか。

今回はそのような現状に着目し、子育てに励む親に対してアドバイス相談の場の提供に注力している地方自治体を二つ紹介します!

一つ目の地域は千葉県柏市。柏市は、子育て支援の中でも特に子育て世帯へのサポートに力を入れていることが特色の一つです。
まず目を引くのは、「妊娠期からの切れ目のない支援の充実」を目指し市内4か所に設置されている「柏市妊娠子育て相談センター」や、育児に関する細やかな相談に対応する「駅前すこやかプチルーム」。また、子育てへの悩みを親同士で共有できる「ひとやすみ」や、メンタルケアに注力した「ママのメンタルケアネットワークちば」(千葉県としての取り組み)、さらにはオンラインでの相談会なども実施されています。この他にも様々なシーンに対応した取り組みが充実しており、柏市が子育て政策にかなり力を注いでいることがうかがえます。


柏市の子育て情報サイト「はぐはぐ柏」のサイトトップ。情報も豊富かつわかりやすいうえ、温かみのある色彩とイラストでまとめられており、何だか心強く感じます。
参照:https://www.city.kashiwa.lg.jp/haguhagu/index.html

お次は大阪府大阪市。こちらの地域では、放送内でめいが紹介していた「ネウボラ(フィンランド語で「相談の場」の意)」に倣った「大阪市版ネウボラ」が実施されています。ネウボラとは、妊娠期から出産・育児まで途切れない支援を提供するフィンランド発の制度のことで、担当の保健師が専任でサポートに当たります。ネウボラの重要な要素である「担当保健師」は、子育て世帯と専門機関をつなぐ窓口としての役割をもつことも注目ポイント。各種サービスの利用方法や悩みへの対応など、育児のなかでつきまとう様々な疑問や不安を和らげることができます。
ネウボラはその他の地方自治体でも広く実施されているので、もしかするとみなさんのお住いの地域でも制度化されているかもしれません。

3,子どもが地域社会にもたらす効果とは

ここまで子育てについて様々な面からみてきましたが、実際子どもがいる社会にはどのような良いことが起こるのでしょうか。
それはやはり、子どもの存在は地域に活力を与えるという点が大きいように思います。「子どもは社会の宝」とはよく言ったもので、子どものいる地域には、社会面・経済面で様々なプラスの影響がみられるのです。
実際、子どもの元気な遊び声や無邪気な笑顔はその場を明るくし、見る者を前向きな気持ちにさせる気がします。私の住んでいる九大学研都市駅付近の地域には比較的子育て世帯が多く、子どもの姿もかなり目にするのですが、子どもたちが公園を駆け回る姿に私も日々エネルギーをもらっています。
その他にも、学校が地域社会の交流の場となり、活気ある街づくりにつながるという側面もあります。また子どもを見守る地域住民のまなざしは、同時に地域全体の防犯につながるのではないでしょうか。

まさに「子どもは社会の宝」!将来を担うかけがえのない存在である子どもたちと、その保護者全員が健やかかつ笑顔で過ごせる社会の実現は、より良い未来のために喫緊の課題と言えるでしょう。

4.SNS展開

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