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3週間連続レースのまとめ。こんなレースウィークはもう懲り懲りだ。

だいぶ更新をサボっていました。
Rd.1の途中までは記事にまとめたのですが、
その後ハードな現場での作業が続き
更新をサボっていました…。

各レースまとめるやる気がおきないので
前記事でまとめた以降のすべてのすっ飛ばして
この3週間連続レースのまとめの記事を書いていこうと思います。

開幕戦の各日の記事、その四まであります。
ご一読して頂けると嬉しいです。

今回の出張、
開幕戦となるオーストリア、レッドブルリンクでの
2週間連続、同開催場所のレースを終え
次戦の舞台となるハンガリーへ移動。
そしてそこでのレースも終え、
イギリスへの2日間のドライブです。
その道中、ようやくゆっくりと記事を書く時間を
作ることができました。

3週間連続の出張。
自身初の経験となった訳ですが、
思っていたよりも疲労感も少なく感じています。
(思っていたよりもハードな3週間となりましたが…)
何ならもう一週間追加しても良いくらい。
元々出張が好きなタイプの人間なので、
それも一助になったのかもしれません。
宿泊したホテルもそれなりに快適。
仕事以外では総じて良い出張となりました。

そう。仕事以外では。

結論から言いますと、全く持って納得のいかない、
満足とは正反対のレースウィークと
なってしまいました。
辛いし、悔しいし、タフな時間でした。
しかしそんな時だからこそ、
改めて気付けた事がいくつかありました。
せめてものの収穫とでも言いましょうか。
その辺りを少し振り返っていきます。

人間関係の大切さ


これはレースに限らずですよね。
職場、学校、どんな場所でも基本となるのは何よりもまず人間関係。
レースではマネージャー、メカニック、エンジニア、ドライバー、etc ..と1台の車を走らせる為にそれぞれ異なった立場、役割の人間が沢山関わっています。
僕の働いてるチームでは更にそこに国籍という違いも生まれてきます。

人間を歯車に例えて、互い上手く噛み合わないと機能しませんし、そこには潤滑油となるものも必要です。

僕達人間には、互いが上手く噛み合う様に、その歯車の形を変える能力が備わっています。
もちろん人それぞれの性格や、文化的背景によって
その能力には差はありますが、
その能力の差も含めて、
形を変える=互いを認め合う、
その事が良い人間関係を築く為の基本であり、
重要な事だと改めて気付かされました。
一人だけではなく、もちろんお互いにです。
なぜ自分だけがという不公平な感情は
何にしてもネガティブな事しか生み出しません。

潤滑油という例もあげましたが、
それは互いの信頼関係や、理解といったような
ところでしょうか。
信頼も理解もなく、ドライに関わっているだけでは、一見キレイに回っている様に見えても、摩耗も進むし、熱も生むことになるわけです。
その様な潤滑油となる存在がどの様に生み出せるのか、確かな事は言えませんが、強いて言えば
経験や結果、仕事内容といったところでしょうか。
「あぁこの人、こんなコトができるんだー」
そのような理解があるだけでも、人間関係は大きく変わってきますね。

仕事ではミスもするし、良い結果でない時もある。
そこで失った信頼関係を取り戻すためには
また新たに仕事で結果を残さなければいけない訳で。
結局、ミスをしたからって下を向いてる暇はないんですね。
クヨクヨしてる暇はないわけです。
失ったものは取り返す!

結局"流れ"が大事


この3週間。ほんとに何もかもがダメでした。
オーストリアのはじめのレースは個人的なメンテナンスミスから始まり、その後に続くレースはドライバーのミスで結果を残せず。
ハンガリーに移動してからのレースではエンジントラブルが発生しレースを完走する事もできず…と。
何もかもが上手くいかない3週間となってしまいました。
初めから全く良い流れを掴めずに始まった
レースウィークとなり、最後までその流れを
変える事ができませんでした。

こんな流れの時は、何をやっても上手くいかないものです。どんなに気を付けてメンテナンスしたり、流れを変えようと努力しても、ダメなときはダメな流れが続いてしまうものなんですね。
ひたすらハズレくじを引かされる様な、この3週間はそんな心境でした。

良いレースウィークを過ごすためにも
最初から良い流れを作る事が大事なんですね。
流れというのは、姿形もなく
分かりづらいものです。
具体的に何をすれば良い流れになるのか、
正直なところ僕には分かりません。
でも確実に存在するものだと思っています。

占いでも風水でも、そういった類のものにおいて、
悪い気というものはネガティブな感情や態度のところに集まる様です。
悪い気=悪い流れとするならば、
そういったネガティブな感情、態度を
改めなければ、良い流れは呼び込めません。
ミスや悪い結果で、ネガティブな思考になりがちですが、そこから気持ちをしっかりと切り替えて
ポジティブな思考に変えていければ、また良い流れを呼び込めるのではないのでしょうか。

ということで
ここでも下を向いてる暇はなさそうです。
次のレースで良い流れを作るためにも、
顔を上げて、次に焦点を当てて進んで行くしかなさそうです。

まとめ

モータースポーツの事をあまり知らない人が多いと思います。
モータースポーツはチームスポーツなんですよ。
僕らは働いてる環境を"会社"ではなく、"チーム"と呼びます。
そのチームに関わるすべての人の力が集まって1台のレースカーを走らせる事ができて、それを優勝へと走らせる事ができるのはドライバーというわけです。

レースで良い結果を残す事ができるのも、良いチームワークがあってこそです。
良いチームワークは、人間関係、流れにも通ずるところがあります。
すなわち、勝てるチームワークには良いチームワークが必要不可欠なわけですね。

ドライバーばかりが目立ちがちなモータースポーツですが、その活躍を支える沢山のチームメンバーがいるわけです。
ミスをしたり悪い成績でも、
互いに励ましあい、向上しあう。
そんな仲間同士の人間ドラマもモータースポーツの
一面なんですよ。

ということで、来週のシルバーストンでの
レースに向けて、仲間達と一緒に頑張ってメンテナンス進めていきますか!

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