「自分が優秀だと思っている人は、仕事を任せられない」←これほんと?
リーダーとかマネージャーとか、
組織をまとめる立場になると出てくる問題。
それが、「業務量多すぎ問題」。
仕事は優秀な人の元に集まるので、
仕事量が増えるのは当たり前っちゃ当たり前なんだけれども。
・進捗管理
・1on1
・トラブル・クレーム対応
・報告
・定例会議
などなど、業種の違いこそあれど、
このような業務で圧迫されることが多いと思う。
いろんなリーダー本、マネージャー本を読んでも、
解決策としては、だいたい「部下に仕事を任せろ」的なことが書いてある。
これ、半分正解で、半分間違いだと俺は思っていて、
もちろん任せるに越したことはないんだけど、
むしろ絶対に任せてはいけない部下も、一定数、いる。
任せられない本当の理由
結論:どの程度の仕事を任せるべきかの、線引きが難しいから。
なぜなら、
部下との
・関係性
・力量
・年齢、社歴
・向き不向き
・性格
・そのときの心理
・その他なんらかのしがらみ
などいろんな要因によって、
任せる内容も、任せ方も、そもそも任せるべきかも変わってくるから。
巷には、「自分が優秀だと思っている人は、仕事を任せられない」
という意見がある。
任せられないマインドを外すにはうってつけだと思うが、
本当の原因はそうじゃない。
そもそも実際に部下より優秀だから、リーダーに抜擢されてるわけだしね。
また、「部下を信じて任せなさい」系の本も多いが、
これはある種、祈りに近い。
それでうまくいくなら苦労しないよ感が否めない。
極端な話、
自分の方が優秀だのなんだのをクリアしたとしても、
「こいつのこと、あまり好きじゃないよな」って思ったら、
任せようとすら思わないじゃん?
実際にやっていること
一応、オレもプレイングマネージャーやってるもんで。
現時点でのオレの「任せる」の結論を伝えてみます。
結論:人間関係の下地を整えることが最優先
これにつきます。
↓そのために、
・そのチーム内で成果を一番出す
これは単純明快で、能力面でリスペクトしてもらえるような実績を出し続けるということ。
これが一番楽ですね。大体これで、体感7割くらいは解決してる感じです。
・仕事を抜きにして、普通に一人の人間として、接する場面を作る
例えば年上の部下だったとして、
まずそもそも、自分より長く社会で働いてきた経験をお持ちだということは、リスペクトする。
例えば新人だったら、
イマドキの若い子の視点なんて、本当に参考になるから、それだけで価値がある。
普段の過ごし方や今バズっているコンテンツとか、フラットに会話で聞いてみるだけで、勉強になることも多い。
オレみたいなアラサーおじさんの古い感覚は使い物にならないからね。
これらをやると、大体任せられる関係性ができる。
そうしたら、あとは楽ですね。
ただし、関係性ができても、
「能力が低く、向上心も低いタイプ」には任せない方がいいです。
理由は、「能力が高いタイプ」の反感を買うから。
そんな人に任せるなら俺たちに・・・って思われてしまいますね。
あとシンプルに顧客や周りの人間に迷惑かかるので。
何を任せるかという点は、
①自分と同じ点、違う点を探す、というか感じる。
②任せるための材料に使う
この2点だけでOK。
そうすれば「業務量多すぎ問題」も
ある程度解決に繋がるかなと。
さらにまだまだ、解決できるポイントはあるんだけど、
それはまた次回に。
もっと学びたい方はこちらもどうぞ
人間関係は鏡です。
まず、自分の悩みや弱みを打ち明けて、親近感や心が通じ合う状態を作っていくこともリーダーやマネージャーには必要です。
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