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AIでマーケティングのDXを支援するデータエンジニア

リテイルクラウド事業部のプロダクト企画チームに所属するGさんにインタビューしました。データエンジニアの仕事やマーケティングのDXに興味がある方に、ぜひ読んでいただきたいです!
※2024年3月公開。所属・役職名等は取材当時のものです。

キャリアステップ
・学生時代
経済学専攻。大学で統計学に出合い、みんなが漠然と感じていることを数字で表したり、数字で真実を暴くことの面白さにハマる。
・1~2年目
リテイルクラウド事業本部に配属、生活者向けアプリ「recemaru(レシマル)」の企画・開発を担当。大手企業とのタイアップ企画やシステム開発に携わる。 研修で学んだSQL※を使い、アプリユーザーの分析に挑戦。※SQL(Structured Query Language):リレーショナルデータベース(RDB)のデータを操作するための言語
・3年目
大手コンビニ・スーパーマーケット向けID-POS分析サービス「cacicar BI( カシカル ビーアイ)」の企画・開発を担当
・4~5年目(現在)※2024年3月時点
大手コンビニ・スーパーマーケット向け1to1マーケティングサービス「cacicar MA(カシカル エムエー)」の企画・開発を担当


AIによるデータ分析で小売業界に貢献

現在の仕事内容について

スーパーやコンビニなどの小売企業様向けに、データとAIを活用した 1to1マーケティングサービス「cacicar MA (カシカル エムエー:マーケティングオートメーション) 」の企画・開発を担当しています。
小売業界ではお客様の購買体験の向上のために、マスマーケティング(チラシ配布など、すべてのお客様に同じ情報を提供する手法)から、1to1マーケティング(お客様一人ひとりに最適化した情報提供する手法)への移行が進んでいます。しかし、このような仕組みを自社で構築するには多くの人手や時間がかかります。そこに着目し、私たちのサービスを導入して頂くことで、マーケティング活動のDX化を支援しています。

現在、プロダクト企画部に所属し、データ分析エンジニアとして企画と開発をメインで行っています。具体的には小売企業様のマーケティング上の課題をヒアリングし、お客様の属性や購買傾向などのデータをもとに AIモデルの開発・構築をし、分析しています。AIが離反(来店しなくなること) やある商品を購入するお客様の傾向などのデータから予測を算出し、生活者の嗜好や行動および商品への理解を深め、販売施策に活かしていただくことが私の役割です。

膨大なデータからAIが導き出す新たな発見を課題解決の糸口に

職種の面白さを教えてください

小さい頃から地図を眺めて新しい発見をすることが好きでした。大学では統計学を学び、世の中の人々が何となく思っていることを数字で表したり、驚くような事実を数字で暴いたりする面白さに魅了されました。卒業後は統計学とビジネスを掛け合わせた仕事がしたいと思っていました。
今、データ分析エンジニアとして日々新しい発見ができる仕事の面白さを感じています。膨大なデータからAIモデルが算出する予測データには、人間が直感的に予測できるものもあれば、まったく予測が付かないような意外性のある発見もあり、面白いです。

また、小売企業様への貢献を実感できることもやりがいに繋がっています。AIで算出したデータと店舗での実際の状況をマッチングすると、「この特徴量※は現場の肌感覚と合っている」「この特徴量は新しい切り口ですね」など、話が盛り上がります。
※特徴量:予測対象に影響するデータ。「飲み物の売上」に「気温」が影響している時、「飲み物の売上」という予測対象に対して、「気温の高さ」は特徴量という関係。

例えばある店舗の事例で、近くに競合店が新しくできてから海鮮系商品の特徴量が表れてきました。分析の結果、海鮮系をよく買うお客様がその新規競合店に流出してしまっている、という傾向が分かり、店舗側も海鮮売場が弱いと感じていたことから、改善に繋がったという事例がありました。
「AIは中身がブラックボックスでよくわからない」という声をよく耳にしますが、特徴量を示すことでAI予測の方法やその精度に納得感を持ってもらい、販促活動を進めていただいています。

幅広く経験を積み、プロジェクトを動かす

MCデータプラスで得られる機会

リテイルクラウド事業本部の場合、1人が1社の営業からデリバリーまでを一気通貫で担当することが多いため、職種に捉われず事業を進めるうえで必要な業務に携わることができます。
プロジェクトを通して営業(契約、会計)、企画、開発まで行うのでいろいろな経験ができますし、何よりプロジェクトの全体観を捉えてマネジメントができる点に良さを感じています。

もちろん大変なこともあります。最初はすべて未経験ですので、1~2年目は0から学ぶことばかりです。だからとにかく先輩に聞きまくりました。

また、開発を経験するのは社会人になってからでしたが、入社後の研修で JAVAやSQLなど必要なスキルを一通り学ぶことができ、自信を持てました。 開発スキルを上げるには量をこなすことが必要なので、1~3年目はとにかくコードを書いて経験を積みました。

AI事業の面白さ

1to1マーケティングをAI使って行うという最先端の事業で、小売業のDX化を支援することに面白さを感じています。
「cacicar MA」の場合、まずトライアルで小売企業様に使っていただきますが、 AIの精度や分析ノウハウに満足いただけることが多く、データを使って課題解決する面白さとお客様への貢献を日々実感しています。


推進力とコミュニケーションでアウトプットを増やす

成長するためのマイルール

「推し進める」ことを意識しています。日々いろいろな仕事が新たに生じますが、1人でため込まない・後回しにしないように心掛けています。もともと引っ込み思案の性格のため、最初のうちは仕事をため込みがちで、上司から進捗を聞かれることも多かったです。
でも1~2年目は分からないことが多いのは当然です。まずは自分で考えてみて、分からなければとにかく人に聞くようにしていきました。

そのためにも人とのコミュニケーションを大切にしています。仕事だけでなくプライベートの話題など、会話を積み重ねることでコミュニケーションが取りやすくなると感じています。チームの雰囲気も良く、コミュニケーションが活発で、忖度なく意見が飛び交うため仕事も進めやすいです。
それによって仕事のスピードが上がり、アウトプットの量が増えたことで質も向上してきました。また経験を積むことで仕事の勘所が分かるようになり、任せてもらえる機会が増えました。

一番好きな当社のバリューは?

「自ら仕掛ける、チームをリードする」です。
私自身、この言葉がとても好きです。仕事がルーチン化してくると、自分でも気づかないうちに受け身になりがちです。任された仕事を、自分がこうしたいという想いを持って主体的に取り組むことが大切だと思っています。
もちろん上司やチームのメンバーへの相談や、間違っていたら軌道修正をするなどの柔軟性は必要ですが、意志を持って仕事を進めるためにも、このバリューを意識しています。

当社のミッション・ビジョン・バリューはこちら

今後のビジョン

現在はSQLを中心とした業務が多いですが、今後は幅広い業務を経験しながらAIの内部で動いている機械学習やデータベース周りの知見を、さらに高めることで、エンジニアリングの専門知識を深めたいと考えています。
また、将来的にはマネジメントの立場からプロダクトを動かしていきたいと考えているので、コミュニケーション・問題解決・プロジェクト管理のスキルを伸ばしていきたいです。

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