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承認欲求が消えない理由。あなたはなぜ認められたいのか?

人は誰しも承認欲求を持っています。これは避けられないことです。しかし、なぜこの承認欲求が消えないのでしょうか?これについて、私が最も納得した理由を紹介します。

曹洞宗のお坊さん、南直哉さんによると、私たちの最も強い煩悩は「人から認められたい」という欲求です。なぜなら、私たちには生まれてきた明確な理由や目的がないからです。この「生まれてきた根拠がない」ために、人は自分の存在意義を他人からの承認によって確認しようとするのです。これが私にとって、最も納得できる説明でした。

しかし、承認欲求のために頑張ることには大きな罠があります。それは、成果を上げなければ認められないと思い込んでしまうことです。成果を追求することは勝負の世界において意味がありますが、勝負には勝つときもあれば負けるときもあります。歴史や軍記物を読めばわかるように、たとえ最終的に勝者となった徳川家康でさえ、何度も戦いに敗れています。

つまり、成果を上げて承認欲求を満たそうとすると、勝つときには人が認めてくれるが、負けるときには認めてくれない。このように、承認欲求は成果によって簡単に左右されるため、成果を追求することはあまりにも脆弱な基盤となります。

私の個人的な体験では、高校受験のとき、進学校を目指して勉強していました。しかし、母親が心配して「もう少しレベルを下げたほうがいい」と言われました。これによって精神的に揺さぶられましたが、最終的には地元でトップ5に入る学校に合格しました。

合格発表の日、私は不安ながら掲示板を見に行こうとしました。先に母親が掲示板を見て「数字があった」と喜んでいました。このとき母親は「絶対受かると思った」と言いました。この瞬間、私は「人は成果を上げれば手のひらを返すものだ」と強く感じました。自分の母親でさえそうなら、他人はもっとそうであろうと。

この経験から、私は承認欲求に依存して自分の人生を決めるのは良くないと学びました。他人の評価によって自分の人生が左右されることは避けたいと感じたのです。現在、私は自分自身の成長と価値観を大切にし、自分自身を認める努力をしています。

承認欲求に振り回される人生は本当に無駄だと改めて感じたので、ここにメモとして記しておきます。

さいごに:noteをきっかけに私に興味を持ってくださったあなたに、私自身のことをもっと知ってほしいと思っています。

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