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スナックキズツキ/益田ミリ



現在テレビ東京系で放映されているドラマ「スナックキズツキ」は、私の毎週の楽しみです。
久しぶりにドラマなんて観ている。
なぜなら、原作が益田ミリさんだから。
そして、主演が原田知世さんというのもなかなかの魅力。


原作未読のままドラマを観始めたのですが、面白いのでやっぱり原作も読みたいと思っていたところ、のきなし古本市で見つけたので購入し、早速拝読📖しました。
(2021,11,3 読了)






路地裏にひっそりとある「スナックキズツキ」は、小さく傷ついた人たち気が付けばがたどり着いている、アルコールを置いていない少し不思議なスナック。
ママは多くを語ったりする訳ではないけれど、それぞれの人に合わせて自分と向き合わせてくれ、お客さんたちはみんなほんのりとスッキリして帰っていくのです。



1人に焦点をあて主人公となり、1話完結の短編集。
主人公となるのは、あの日電車で隣に座ってたサラリーマンだったり、クレームの電話を応対したオペレーターだったり、クレームを入れた人だったりetc。。。


誰しも人生の主役は自分。
自分の人生にほんの少しでも出演してきた人たちもそれぞれ自分の人生の主役なのです。
自分も傷つくことがあるけれど、違う視点から見たら自分が誰かを傷つけてしまっていることもある。


それぞれに色んな背景があり、その人なりに一生懸命生きているのかもしれない。
そう思うと、人を見る目が少し優しいものに変わるのではないかと気づかせてくれる素敵なお話。
そして、自分の内にあるものを吐き出すことも大切だということも改めて実感します。
原作もドラマもオススメしたい作品です。










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