見出し画像

おはなしのたからばこシリーズ/フェリシモ出版




先日おじゃました”book in Orange”で購入した絵本3冊を拝読📖しました。
(2022,2,11 読了)







おはなしのたからばこシリーズとは、
「子どもの本専門店メリーゴーランド」店主・増田喜昭さんとの出逢いによって「フェリシモ」より誕生したシリーズ。
グリム、アンデルセン、日本民話、落語などおなじみのお話から、おなじみのお話を源泉とした創作など、バリエーション豊かなお話を豪華執筆陣が描いた絵本。
古本屋エクリプスプリュスの紹介文より要約






「三枚のカード/谷川俊太郎(文)、下谷二助(絵)」
「三枚のお札」という日本昔話を現代風にアレンジした不思議な物語。
ゲームの世界(又はネットの世界)と現実を混同している人々を少し皮肉っているようにも感じました。

ゲームにしてもネットにしても、現実をより良く生きるためのツールとして使うのはいいけれど、あくまでも自分が大切にしないといけないのは、現実の世界だということを忘れてはいけませんね。






「おいで、もんしろ蝶/工藤直子(文)、皆川明(絵)」
絵を描かれた皆川明さんは、ファッションブランド「ミナ」の創設者。
もんしろ蝶の生涯を描いた物語です。
天真爛漫なもんしろ蝶がとても可愛くホッコリしますし、そのもんしろ蝶をそっと見守っている池の優しさに心がじんわり温かくなります。
そして、切ない最後。

私も、こんな風に誰かに温かく見守られながらここまで生きてこれたのだろうな。
最期の時は、感謝の想いに包まれながら旅立ちたいものです。





「しいちゃん/友部正人(文)、沢野ひとし(絵)」
文を描いた友部正人さんはフォークシンガー。
自分の中にいる自分と対話するって、こういうことなのかもしれません。
自分の殻に閉じこもらず外に目を向けることも大切ですが、自分の中にいる自分と対話することも忘れないようにしたい。

そんな風に感じさせてくれる物語でした。




絵本はサラッと読めるけれど、その分大切なことがギュッと濃縮されて詰まっているように思います。
だから、手元に置いて何度も何度も咀嚼しながら再読したくなるのですよね🌿













プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。



他愛ない雑談はこちらから🤗


この記事が参加している募集

読書感想文

よろしければサポートお願いします🙈 いただいたサポートはより良い読書エッセイを書いていくために積読家活動に活用させていただきます😳