見出し画像

風のベーコンサンド/柴田よしき





積読本📚の中から、柴田よしきさんの著書
「風のベーコンサンド」を拝読📖しました。
(2022,3,30 読了)






柴田よしきさんは本作が初読。
モラハラ夫と決別するために寂れ気味の高原でカフェを開業することとなった主人公。
四季折々の高原の恵みを活かしたカフェごはん、過疎地を再建しようと奮闘する人々、人それぞれの背景にあるもの。
どこを切り取って拝読するかで読者の感じ方は様々でしょうが、色んな視点で楽しめるとても素敵なお話でした。



生産者の想いが込められた食材、それに製作者の想いがプラスされたお料理。
主人公の営むカフェは、私の憧れるものに近いなと思います。
人工的ではない食材そのものの味を活かしたお料理が本当に美味しそうでした🤤



そしてモラハラ夫や主人公の背景、寂れ気味の高原で暮らす人々の背景は心打たれるものがありました。
嫌な人と一言で片付けてしまうのは簡単ですが、その背景にあるものを知ることも大切だなと。
背景を知ったからといって赦されないこともありますけれど。



私は4年前に飲食業に飛び込み、始めはただ生きるためだけの手段としてのお仕事という感覚でした。
でも、働いていくうちにこのお仕事が性分に合っていて楽しいと思えるようになっています。
ただ経験も浅く知識も浅く、いつまでも中途半端な自分に悲しくなっていたのですが。。。


「素人のままで、達人になりなさい。店に来る客を誰もかれもすべてくつろがせてやれる達人になればいい」



こちらは、常連客の田中さんが主人公へかけた言葉。
この言葉に私も救われました。
きちんと学びつつも変に背伸びをせず、自分に出来ることを精一杯やっていこう。
お客様目線でお店を良くしていく役割を担おうと思えました。




また、お気に入りの本が一冊増えた- ̗̀ ❤︎‬‪   ̖́-










プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。



他愛ない雑談はこちらから🤗


この記事が参加している募集

読書感想文

よろしければサポートお願いします🙈 いただいたサポートはより良い読書エッセイを書いていくために積読家活動に活用させていただきます😳