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バカの壁/養老孟司






積読本📚の中から、養老孟司さんの著書
「バカの壁」を拝読しました📖´-
(2022,4,8 読了)





養老孟司さんの口述をまとめた1冊。
出版された当初から気にはなっていたものの、やっと今になって拝読することができました。
人生でぶつかる様々な問題について考えるヒントが書かれています💡𓈒𓂂𓏸
本書の全体的なテーマが「考える」ということについて。


現代人がいかに考えないままに、己の周囲に壁を作っているか。
そもそもいつの間にか大事なことを考えなくなってしまっている。


こちらは、本書の最後の方に書いてある言葉です。




何事も表と裏があるように、全てにおいて多様な面があるものです。
しかし、現代人は表に見えているもの与えられた情報だけを信じて、一面だけ知って満足してしまっている。
これはとても危険なことだということを繰り返しおっしゃっているように感じました。




途中小難しいことも書かれているので、不勉強の私には到底理解できていないかもしれませんが…
コロナ禍で私が疑問に感じ、違和感を持っていたようなことが20年近く前に刊行された本書に書かれていました。



本書は、2003年にタイトルの「バカの壁」が流行語大賞を受賞し、ベストセラーに。
それだけ多くの人に読まれたということです。
しかし、現状を見渡すと自分も含め人々の「壁」は更に分厚くなってしまったように思います。
厳しい言い方をすると考えることを人任せにし、自分で責任を負うということを放棄してしまっている。
そんな風になってしまわないためのヒントを20年前に得ていたはずなのに。



私には今この本が必要だった。
真剣に考えるべきことを明確化し、思考回路を停止させないということは、自分の人生にしっかり責任を持つということなのですよね。
ガッツリ反省させられた気分の読了感でした。










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