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NAINEN クルマと人の写真館

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2023年6月の記事一覧

クルマ映画

クルマ映画

クルマ。映画。
ほとんどの人はどっちも好きでしょう。でも「クルマ映画」となると途端に好きな人は減っちゃう。
私も巷ではクルマも映画も、どっちも好きだという打ち出しできてるので、「クルマ映画もきっと好きだろう」という仮説が成り立つわけですが、とんでもない。「ワイルドスピード」なんか全然好きじゃないわけです。
幼少の頃、自分でも勘違いしてて、「サーキットの狼」劇場版を見てあきれ、「F2グランプリ」の中

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運命的のプランシングホース(2)

運命的のプランシングホース(2)

【レース一番!~フェラーリという車】
ポルシェとフェラーリ。少々乱暴かもしれないが、戦後のスポーツカーシーンの主役はこの2社である。ジャガーもベンツもアルファ・ロメオもロータスもホンダも、惜しいけどフォードも叶わない。
同じ時代、最高の栄冠の数々を分け合ったフェラーリとポルシェであるが、しかしその性格はまるで違う。
違いが如実に出ているのがロードカー。フェラーリというのは良くも悪くも創始者エンツォ

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ストラトス洗礼(3)

ストラトス洗礼(3)

まあ、朝青龍の引退じゃないですが、ストラトスの引き際は堂々勇退なんていうものではなく70年代中盤の3連覇後、ランチアの親会社フィアットによって引っ込められちゃったんですね。
そもそも、フィアットはストラトスの栄光を喜んではいなかった。いくら勝っても販売利益に結びつかないスーパーカーの存在を疑問視していました。おまけフィアット124スパイダーという当時WRCに参戦していた自社の車はストラトスに軽く蹴

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ストラトス洗礼(1)

ストラトス洗礼(1)

スーパーカー。なんと素敵な名前でしょうか。スポーツカーと似て非なる、速さとともに夢(主に少年たちに)を売るマシンたち。
フェラーリ512BB、ポルシェ911、ロータス・ヨーロッパ、マセラティ・ボーラ、ランボルギーニ・カウンタック、ミウラ
1970年代の大ブームを体験した者にとって、数々のスーパーカー達の記憶はかけがえのないものでしょう。
ところが70年代も終わりに近づくと一気にそのブームは静まって

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