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私が躁うつとわかるまで③〜躁状態完全フルパワー編〜

前回までは↓


ある朝起きると私は、突然希望に満ち溢れていました。

それは2020年5月、GW休暇の2日目か3日目でした。

目覚めが良く、起きた直後であるのに頭が冴えていて、体はとても軽かったです。

前日までのうつ症状と慢性的なだるさは見事に消え去っていました。

私は朝起きるなり部屋の掃除を始めて、前日までの過食で出た大量のゴミをまとめ、食べ残していたお菓子やコンビニフードを全て捨てました。

それが終わると、朝のニュースの天気コーナーでやっていた芝桜が見に行きたくなり、車を出して滋賀のなぎさ公園へ行きました。

芝桜とびわ湖に囲まれた天気の良い公園で、私は久しぶりの幸福感を味わいました。

久しぶりにどこかへ行きたいと思えたこと、そして行動できた自分が本当に誇らしいと思いました。


私は今回もうつを乗り切り、調子を完全に取り戻したと思いました。

調子を戻すとまずは過食と運動不足で増えた体重を戻すのはいつものことです。

この時も、毎日最低1時間の自宅での運動と、高タンパク高食物繊維の食事、リミテッドファスティング(短時間で行う断食)、そして1年前から継続しているクロスフィットジムでの強度の高い運動を週に1回行いました。


GWは残り数日となったある日私は、今回のダイエットを記録し、ブログでそれを実況しながらダイエットの知識や経験を語るようなブログを作ろうと思い立ちました。

そして将来は独立してフィットネスやヘルスケア関連の事業を興したいと考え始め、何かの肩書きがあれば今後に役に立つと思い、偶然見つけたNESTAのパーソナルトレーナーの資格を取ることにしました。

私は10万円をいとも簡単に振り込み、教材を買いました。


そしてGWの最終日、次の日の仕事を目の前にして私は転職を決心しました。

小さい規模の会社で、経営が肌で感じられるような環境で経験を積みたいと思いました。

私の転職活動は怒涛の勢いで行われ、転職すると決意してから2週間で転職先を決めました。

転職先の会社は琵琶湖のレイクサイドにカフェを経営する会社でした。

そこは湖畔に広い土地を持ち、飲食業を中心として、マリンアクティビティやキャンプなども楽しめるようなサービスを提供しており、今後もビジネスの幅をいくらでも広げることができると思いました。

うつ状態から脱した3ヶ月後の2020年8月、私は京都の会社をやめ、滋賀への移住を決めました。

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