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好きなことから、本当にやりたいことを仕分ける時のコツ【コーチング徒然15】

コーチングのテーマとしても大人気、好きなことを見つけたいシリーズのお話です。以前好きなことやりたいことを見つけたい!で多くの人が陥る「100点症候群」好きを仕事にしたい人が初めにやるといいことは何ですか?という記事を書いてきました。今回は「好き」と「本当にやりたい」の仕分け方について私なりのアイデアを書いていきます。

あなたの好きには【快楽】と【充実】の2種類ある

好きという感情を比喩で表すとどんな表現になるでしょうか。キラキラ、わくわく、ぞわぞわ、ぐぐっ!・・・様々な表現があると思います。
ただどの表現もそれが自分の「本筋」と繋がっているかどうか?は分かりにくいですよね。コーチングなどの場でテーマになることが多い「好きを知りたい」という想いには続きがあって、その好きな気持ちを何かにを活かしたい。という欲求があるように思います。せっかく好きなことをしているはずなのに、なぜか上手くいかない。続かなくて自信を無くしてしまう。ということが起こるのはもったいない。そこで、快楽と充実の2つに分けて、今あなたが欲している「好き」の正体について考えていきましょう。

快楽の好きとは?


この状態は、一時的に気分が良くなることが前提です。気持ちが落ち込んだので気晴らしにカフェに行く。好きな俳優のDVDを観る。サウナで整う。のように受動的に得られる気分の良さ。だと私は思います。これは心と身体のリフレッシュには欠かせないもので、エネルギーを充電できる効果があると思います。この好きは即効性がありますが、長続きはしません。

充実の好きとは?


この状態は、一見苦しいことや辛いことも含めて得られる喜びや気分の良さがあります。受験勉強は辛かったけれど自分に自信がついた。子育ては大変だけれど学びも多かった。のように能動的な行動の結果、得られるものです。能動的になるためたくさんのエネルギーを消耗しますし、いいことばかりとは限りません。しかし、そのプロセス自体に価値や学びが多くあるので、結果の是非にかかわらず報酬を得ることができます。この好きの実行にはある程度の時間と労力がかかります。例えるならマラソンのようなものです。目的地、自分のコンディション、ペース、エネルギーの充電などが必要になります。

「快楽」も「充実」もどちらが良くて、どちらが悪いということはない


大事なのは、両者のバランスが取れていることです。バランスとは50:50というわけではなく、その時々のコンディションによります。エネルギーがないままに充実感を求めてもすぐにエネルギーが尽きてしまいますよね。だったら、思い切って快楽の好きで心と身体のエネルギーチャージをする!というように、自分の状態によってチューニングする必要があります。

快楽の好きをやり続けているうちに、もっともっと追及してみたくなって、それが仕事になった。ということも十分あり得ます。仕事になると快楽の受動的な好きとは違い、充実の好きにシフトしていきます。この時に快楽のままでいたい人もいれば、充実を選ぶ人もいます。

今の自分に必要なのはどちらの「すき」でしょうか?


そして、コンディションが整ったらどのくらいの割合にするのが自分にとって最もよいか?を考えるとその先が楽です。私が独立したとき、しばらく何をしていいのかわからずとにかく興味がある好きなことをやってみました。それまで会社員として「〜べき!!」の世界にいたので〜したいという気持ちが麻痺していたからです。そうやって気持ちの充電をしました。色々やるうちに、その中からもっと探求したいものや、充実感を感じ始めたものを残していき、最後に仕事にしました。もちろん途中で失敗したなぁ、これは残さなくてよかったな〜と思うこともあったのですが、たくさんの好きを経験して、そして選んでいくということは自分を知るうえでとても勉強になりました。

何に快楽や充実感を感じるかは人それぞれです。だからこそ自分の心のアンテナを磨き、そして使ってあげることで「本当にやりたい!」に出会えると思います。


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