やりたいことを見つけるのと同時に、やっておきたい大切なこと【コーチング徒然27】
こんにちは。パーソナルコーチ兼、大学でコーチングを使った授業を教えているまゆなです。コーチは歴8年。CTIのCPCCと、国際コーチング連盟のPCCというライセンスを持ち、コーチングを生業にしています。
パーソナルコーチングとは、1対1の対話によってその人の目標達成をサポートしたり、より望む生き方にむけたパラダイムシフトを共に創っていくパートナーシップ関係です。そして、コーチが不在でもコーチングを受けているときのような内省を自ら行い、問いを立て、行動していくことをセルフコーチングといいます。コーチがいれば自分の見えない部分も見ることができますが、一人だとそうはいきません。同じようにセルフコーチングをしていても、上手く目標を波に乗せることができる人と、やりたいことがあっても行動にうつすことができない人がいます。いくつか要件はあるのですが、特に大きな違いが1つあります。今日はその違いについて書いていきます。
「自分が喜ぶことを、応援できる自分でいるか」
大きな違いはこのタイトルの通りです。私たちは「(自分以外の)人のためになること」「人を喜ばせること」に関しては、ほとんど無意識に「良いことだ!」と考え、行動の制限も少ないです。しかし「自分で自分を心底喜ばせること」「自分を笑顔にすること」に関しては後回しにしたり、抵抗を覚える人が多くいます。どうしてそんな風に思うのでしょうか?
例えば、自分を幸せにしようとしたときに、こんな声が自分の中から聞こえてきませんか。
・自分に甘いのではないか
・自分が幸せになったところで、何の価値(意味)があるのか。それだったら、誰かのために何かをした方が意味があるのではないか
・自分を甘やかしてしまったら、成長しない(あるいはだらしない)人間になってしまうのではないか
・幸せになっても、いつか悪いことが起きるんじゃないか
こんな声が聞こえてくるうちは、やりたいことを見つけてもなかなか実行することはできません。仮にできたとしても、否定の声が大きいため長続きしないのです。なぜなら、ほとんどのやりたいことは、社会の日の目を見るまでに時間がかかったり、誰かのためにならないことがスタート地点だったりします。自分が「やりたい」と思ったことの小さな種をまず受け止め、「いいね!」と肯定し、「やってみなよ!」と励ましながらはじめの一歩を応援できるのは、自分しかいないのです。
そう、自分が自分を応援できる状態でいること。
実はこれが「やりたいことを実現できる人、そうでない人」の大きな違いの1つです。どんなに素晴らしいアイデアも最初は小さな種です。その種を人が交わる大きな畑に植えるまでは「安心して芽を出せる心の土壌」が必要です。それは、誰かにもらうものではなく、まずは自分の土壌で育てないといけません。
私たちにとってやりたいことを見つけようとするのは、心豊かに生きるうえでとても大切なことですし、コーチとして心から応援していることでもあります。でも、私たちはやりたいことを見つけて、ただやればいいわけではありません。おそらく、やりたい!と思うことを心置きなく存分にできている自分を実感したとき、人生が自由だということや充実感、そして自分という存在への信頼感を感じるはずです。繰り返しになりますが最も大事なのは「やりたいことをやる自分を応援できる自分がいるかどうか」です。
もしもセルフコーチングするなら、自分が自分を応援できる状態かどうか?を問いにしてみるといいかもしれません。(もちろんプロのコーチにテーマとして持っていくのは、とても良いことだと思います!私はこのテーマのセッションが大好きです!)
あなたは、どんなときも自分を応援できていますか?
一度心に聴いてみませんか。
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