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湯あたりとは

こんにちは

今回は、湯あたりについてお話しいたします
日頃温泉に入る事が多い方なら誰でも
聞いた事があると思いますが、
実際にどうなるんだろう?ということまで
正確に答えられる方は多分少ないのではないかと思います

湯あたりとは

湯あたりとは、温泉の刺激に負けて気持ち悪くなったり
頭が痛くなったり、古傷が痛むなどの症状が出ることです

具合が悪くなると不安になりますが、
湯あたりは好転反応と考えられ、
体が良くなる過程であらわれる一時的な不調なのです

症状がおさまってから湯治を続けると、
本格的に効果が出るサインと言ってもいいでしょう

湯治もできる温泉宿の支配人も
むしろ湯あたりになるような湯治の方が
良いと仰るそうです

湯あたりと湯治

湯あたりが出やすいのは、
湯治を初めて4日目くらいと言われていますから
できれば1週間以上の滞在が理想的と言えるでしょう

湯あたりのタイミングを考えると
昔ながらの湯治の仕方は
大変理にかなっていることがわかります

古来より、"湯治は七日一めぐり、三めぐりを要す"と
言われるように、
1週間を1つのサイクルとし、それを3回
つまり3週間の湯治が必要ということです

1日目:1回の入浴
2日目:2回の入浴
3日目:3回の入浴
4日目:軽い入浴、または入浴しない
5日目:3回の入浴
6日目:2回の入浴
7日目:1回の入浴

徐々に体を温泉に慣らしていき、湯あたりになりやすい
4日目に体を休め、その後徐々に軽い入浴に
戻していくというもので、これを3週間繰り返します

一週間の湯治は、なかなか難しいですよね…

とはいえ、多くの方が1週間以上の温泉地滞在は
なかなか難しいと思います

本当は湯あたりになってこそ、
温泉の真価を発揮するものですが
短い滞在で、湯あたりになったタイミングで
帰らないといけないのは、何か勿体無いと思います

一週間ずっと滞在する事が難しくても、
週に一度温泉に入る習慣を3~6ヶ月続けるだけで
連続湯治と同じ効果が得られるそうです

曜日を決めるなど、
毎週温泉入浴をする習慣をつけてみましょう

湯あたりを防ぐためには

湯あたりを予防する方法として、ビタミンCの補給を
オススメします

緑茶やビタミンC飲料など、いろいろあります
オレンジジュースも良いでしょう

特に湯あたりしやすい刺激の強い温泉に入るなら、
ビタミンCのサプリメントでしっかりビタミンCを
補給してから入浴しましょう

湯あたりしやすい温泉、しにくい温泉

単純温泉、二酸化炭素泉は湯あたりになりにくく、
炭酸水素塩泉と硫酸塩泉も
比較的湯あたりにはなりにくいです

下記の泉質は湯あたりになりやすいのですが、
逆に温泉効果が高いとも言えます

酸性泉
硫黄泉
濃い塩化物泉
含鉄泉
含よう素泉
放射能泉

オススメの入浴法

温泉ソムリエの資格習得のための勉強期間中、
さまざまな入浴法も知ることになりましたが、
適度な入浴時間として、分割浴をオススメします

下記の入浴時間をオススメしてますが、
これは自宅でのお風呂の目安です

温泉はこれを上限として、湯あたりになりやすい泉質ほど
短めに入浴してください。

42度くらい(熱湯)
3分入浴→休憩→3分入浴→休憩→3分入浴

40度くらい(ぬる湯)
5分入浴→休憩→8分入浴→休憩→3分入浴

休憩時は、水分補給も忘れずに◎

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

温泉と一言で表現しても、泉質によってさまざまなので
温泉分析書を見て判断できるだけでも
より体のために良い入浴ができるようになります

また、入浴法も然りです

長湯はのぼせの原因となりますし、泉質によっては
後々湯あたりにつながることもあります

もうすぐGWがやってまいります
2023年のGWは、4年ぶりにどこも賑わいそうですね

温泉地にお出かけされる方も多いでしょう

当noteが少しでもお役に立てられたら嬉しいです

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