見出し画像

サウナの『ととのう』について

こんにちは

サウナブームが続いておりますが
よく聞かれるのが、

『ととのうってどんな感じ?』

という質問です

今回は『ととのう』ことについて深掘りしていきます

人によって感覚が違うかもしれませんが
フワ〜となってとても気持ち良くなり、
脱力し、リラックスした状態が
私は『ととのう』だと思っています

そうなると、嫌なことや余計なことが頭から消え
さっきまで悩んでいたことが
どうでも良く思えてきます

また、頭が冴えて色々なアイディアが
浮かぶようになることもよくあります

そして、気持ち良い、また入りたい!と思うから
頻繁に通いたくなるのです♪


ととのうとは

画像2

プロサウナー濡れ頭巾ちゃん発祥の言葉だと言われており

サウナ→水風呂→休憩を何度か繰り返すことにより
心身が完璧に調和された状態で
五感が冴えたり、疲労が取れたり雑念が消えるなど
さまざまな効果があるといわれています

サウナの熱い感覚から水風呂の冷たい感覚を味わう
温冷交代浴により交感神経が優位になった状態で
休憩へ移行することで、副交感神経に切り替わりますが
交感神経が優位の時に分泌された
アドレナリンが体内に残った状態だとされています

つまり、体はリラックスした状態なのに
脳は興奮した状態になっています


過去記事でも触れていますので
あわせてお読みいただけたら嬉しいです


ととのうための条件とは

画像3

サウナは自律神経を回復させる効果があります

回復前後の自律神経の状態に落差があるほど
ととのいやすいと言われています

仕事や運動などで心身ともに疲れている状態で、
かつ空腹の状態がベストらしいです


ととのうと何が良いの?

画像4

疲労により低下した自律神経の機能が
サウナに入ることで上昇することで
自律神経失調症や冷え性、不眠症の改善に
効果が期待できると言われています

特に眠れない方に試していただきたい理由は
眠気スイッチに大事な皮膚表面の温度が高くなることで
眠りの質が向上し、深い睡眠が取れるようになるからです


サウナに入る時間はどうすればいいの?

画像5

これも個人差がありますが2〜3回程度が目安で
体の負担を考えて極端な回数や温度は避けましょう

サウナは軽い運動程度の負担がかかります

温度や経過時間ではなく、
軽い運動をした時のご自身の心拍数を把握した上で
それを目安にし、その心拍数になったら
サウナを出るようにします

何度か入るようになると、きちんと測らなくても
それぞれのサウナの温度や湿度の環境にかかわらず
ご自身の感覚で『そろそろ出ようかな?』と
できるようになるはずです

スマートウォッチを着けて
サウナに入る方を見かけることが多いです
きっと心拍数や入室時間を把握するためでしょう

高温な環境にさらされることが多いため
故障などのトラブルに見舞われることも
あるのではと思いますが、
よく見かけるモデルは
こういう細長いタイプのスマートウォッチです


気をつけなければならないこと

画像7

サウナによる心臓への負担は
ウォーキングなどの軽い運動と同じくらいなので
持病がある方や高血圧の方は危険です

また、飲酒後や二日酔いの状態でサウナに入ると
脱水症状で倒れる可能性が高くなるので要注意です


ととのわない!時の原因や対処法

画像6

『やっぱりととのう感覚がよくわからない』
『今までととのってきたのにととのわなくなった』

そんなこともあると思います

ととのわない原因はいくつか考えられます


1.体が温まりきっていない

体を洗った後、お風呂に入らずいきなりサウナに入り
サウナの入室時間が短くて
体が温まっていない状態などが考えられます

しっかり体が芯まで温まっていると、
サウナの後の水風呂は天国そのもので
水風呂に浸かっていると体のまわりが暖かくなり
いわゆる『羽衣』と呼ばれるものが形成されます

体がよく温まっていない状態でその後水風呂に入っても
とても冷たく感じてしまい、
苦痛でしかない状態になると思います


2.サウナor水風呂がぬるい

温冷交代浴が十分に行えるようにするには
サウナと水風呂の温度差が大きい方が良いです

ぬるいサウナだといつもより長めに入ったり、
お風呂で温まってからサウナに入るなどの工夫が必要です

また、水風呂がぬるい場合いつもより長めに入ったり
体を動かして意図的に羽衣をはがして
体を冷やすこともポイントです

水風呂に入る時間は1〜2分が目安ですが
『そろそろ出よう!』という感覚が生まれてから
少し長く入ってみてください

また、水風呂に長く浸かりすぎは
体が冷えすぎて逆効果です


3.サウナ滞在時の体勢を考える

サウナは一段下がると
温度が10度下がると言われています

普通に椅子に座るような体勢だと
足先は10度低い場所にあることになります

あぐらをかいたり体育座りをしたり
足先の位置の温度と体と一緒にしてみると
手足の先まで十分に温めることができます


4.サウナ後or水風呂後に体を拭かない

休憩時に体がびしょ濡れの状態だと
体が冷えてしまい
体温が常温に戻る時に感じる快感が得られなくなります

サウナを出た後すぐ休憩する場合は汗を拭き、
サウナの後に水風呂に入った後も、
水滴を拭いてから休憩に入りましょう

また、これはマナーとしても言えることですが
体がびしょびしょなままでサウナに入るのは
絶対にやめましょう

サウナマットや床が濡れてしまいます

サウナは公共の場でなので、
みんなが気持ちよく使えるよう気遣いが必要ですし

体についた水気をしっかりと拭き取ってから
サウナに入った方が効率よく汗がかけます◎



5.休憩時の環境が悪い

・冬場だと寒すぎて凍えてしまう
・足元が冷たい
・人が多くて騒がしい
・ととのい椅子が自分には合っていない

など、いろんな要因があると思います

また、『ととのわなきゃ!』とこだわってしまい
身構えてしまうとととのえなくなります

ととのっている時は
ある種の瞑想に近い状態になるので
不安なことがあって心が落ち着いていない場合
うまくととのえなくなってしまいます

心が落ち着いていない状態だと
いろんなことを次から次へと考えてしまい
せっかくの温冷交代浴の快感が吹っ飛んでしまいます

私も一時期ととのえなくなってしまったことが
少しの期間ありましたが
対策として、
サウナハットを深く被ったり
タオルで目元を覆って強制的に目元を暗くさせ

深く吸って良く吐き出す深呼吸をゆっくりやってみて
いつのまにか気を失う程度まで
リラックスに持っていく方法です

その間、いろんなことを考えずに…いや、
なにも考えられなくなるはずなので
変に身構えない方がうまくいきますし

多少騒がしくても
その状態に持っていけばととのえるようになります

雑音が気になるようなら、耳栓をオススメします

ちなみに私は、耳の穴が小さく
既成の耳栓やイヤホンが合わないので
オーダーメイドで耳栓を作りました

画像1

お値段は張りますが
遮音性が高く、サウナ以外でも使用用途があり
かなり重宝しております◎


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

ととのうためには、
温度差がある温冷交代浴をおこない、
休憩時に深くリラックスすることで生まれます

また、休憩時に雑念を取り払い
深く深呼吸し、極力視界に何も入れない状態で
ディープリラックスに持っていくことで
『ととのう』状態が生まれるものだと思います

サウナとは、軽い運動であり
マインドフルネスでもあると位置付けています

サウナは『ととのう』ために入るわけではありません
余計なことは何も考えず、
『熱い』『冷たい』そして、『気持ち良い』
という感覚だけ

この感覚だけでサウナの本来の良さというものを実感し、
楽しい!幸せ!また入りたい!と
思っていただければ十分だと思います

この記事が参加している募集

#スキしてみて

527,222件

最後までお読みいただきありがとうございます! なにかのお役に立てられたらとっても嬉しいです いつもサポートいただき、 誠にありがとうございます🙏 いただいたサポートは、 今後の活動費として活用させていただいております