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相手を傷つけずに自分の意見をきちんと伝える技術「アサーション」

こんにちは

自分の感情を抑えて他人に流されていませんか?

無理に自分を抑えてしまうと、ある日不満が爆発して
思わず相手に言い放った言葉が
必要以上に相手を傷つけてしまいます

そうなると以前のような関係に修復するのは至難の業です

そうならないためにも、自分の感情を無視しないで
きちんと自分の意見を相手に伝えることが大切です

一見難しいように思われるかもしれませんが、
ほんの少しの気配りでコミュニケーションが
スムーズになり、人間関係が良好なものになります

そこで今回ご紹介させていたただきたいのが、
アサーションです

アサーションとは、自分も相手も大切にしながら
自己表現する方法です

アサーションを実践することで、
人間関係をより良好なものに改善することができます

アサーションとは

アサーションは、より良い人間関係を構築するための
コミュニケーションスキルの一つです

パワハラが社会的な問題となっていますが、
これは一方的に自分の考えを押し付ける度を越えた
アグレッシブなコミュニケーションです

それとは対照的に、アサーションは
出来るだけ相手の気持ちを傷つけないよう
自分の思いや考えなどを把握したうえで
しっかり言葉を選んで自分の考えを伝えることで
自分を抑える必要がなくなり、ストレスは激減します

なぜきちんと自分の意見を伝えなければならないのか

悲しいことに、我々日本人は
はっきりと自分の意志を伝えるのが
欧米の人たちと比べて明らかに苦手だといわれています

言葉でお互いに確認するよりも、
相手の思いや考えを察することが
長い間美徳とされてきたので、
自己主張が上手にできないのだと推測できます

人によっては自己主張しようとすると
突然攻撃的になってしまうケースも少なくありません

他人とのコミュニケーションでは
時として言いにくいことを
伝えなければならない場合があります

しかし、多くの人が自分の感情を抑えてしまうのです

そして、そのツケがやってきます

ある日突然爆発するのです

意見がぶつかり、感情的になってしまった時に
つい放ってしまった一言によって
その後の人間関係が長期的に悪化してしまうような
最悪な事態だけは避けなければなりません

そんな時こそ、
アサーションが必要になってくるのです

アサーティブになれない原因

・自分の気持ちを把握できていない

きちんと自分の考えを持っていないと
当然のことながら自分の思いを伝えることができません

これがコミュニケーションをとることを
極端に難しくしてしまう原因の一つです

そのまま何でも受け入れてしまうと、
他人に人生を支配されてしまう可能性があります

・自己肯定感が極端に低い

自分の気持ちを伝えたり、無理して主張をして
相手に理解してもらう努力をするくらいなら
最初から何も言わずに相手に流されていた方が
楽だと考えていませんか?

受け身の姿勢のままでいると、
人から信頼されなくなります

自己肯定感があまりにも低いと、
「どうせ私の意見なんて誰も聞いてくれない」
といった思いに支配され、
いつまでもコミュニケーションスキルが向上しません

・相手の反応を気にしすぎる

もし、「こう言ったら嫌われるんじゃないか」と
考えてしまい、自分の意見を言うことを
控えてしまっていては、いつまでたっても
自分の意見を相手に伝えることができません
 
「言わなくてもわかってくれるだろう」
という思いから、そのまま放置してしまうと
自分の大切なものを失ってしまう可能性が
あるかもしれません

・一方的に受け入れることが"大人"と考えている

一方的に相手の考えを受け入れることが
大人の対応だと思っていたら大間違いです

自分の意見をきちんと伝えずに
その場をやり過ごそうとするのは
大人のやることではありません

これからの国際社会の中では生き残れません

「ずっと日本にいるから関係ない」と
思われるかもしれませんが
今後日本では歴史的に例をみない大きな規模で
外国人を受け入れるでしょう

できるだけ早くアサーションを実践して
しっかりコミュニケーションをとる技術を
身につけましょう

アサーションを実践する方法

・「私は」を主語にしてお願いする

「~しなさい」「~すべきだ」といった
命令口調ではなく、「私は~してほしい」と
必ず私を主語にし、きちんと気持ちを伝えたうえで
依頼する形にして表現にすると、
相手も受け取りやすくなります

また、仮に意見に相違があった場合でも
協議をしやすくなります

・きちんと事実を伝える

相手の自分に対する態度や言葉によって、
自分がどのように感じたかを
会話の中できちんと伝えることが大切です

 
・やりたくないことはきちんと断る

自分が嫌だと思うことを断ったり、
嫌な場面から遠ざかるのは自分を守る上で
当然の権利であって、断ることは
決して自分勝手なことではありません

・話を途中でさえぎらない、しっかり最後まで聞く

どんなに正しい意見であったとしても、
お互いに言い合いを繰り広げても
建設的な意見交換はできません

やはり相手が最後まで意見を言ってから、
自分の意見を話すようにしましょう

もちろん、その点を相手にも伝えます

 
・自分の思いや感情を大切に

自己肯定感の低い人は、
自分の感情を極力抑えようとしますが
これではいつまでたっても
人間関係の悩みは解決されません

自身の気持ちを、もっと大切にしましょう

・誤解や思い違いは当たり前と考える

人々の考え方や価値観が加速的に多様化する中で、
相手と全て意見が一致することの方が
珍しいのではないでしょうか

お互いに歩み寄りながらその溝を埋めていくのが、
コミュニケーションをとる上で大切なことです

・相手を認めた上で、自分の行動は自分が決める

自分の意見ばかりを押し付けるのではなく、
しっかり相手の気持ちや個性を尊重しながら
自分の行動を自分で決定するように心がけましょう

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

これらがアサーティブの基本となります

私もアサーションを実践するようになってから、
人間関係の悩みが半減しました

これからの時代は良い人間関係や
円滑なコミュニケーションを築くために
アサーションが主流となると思っています

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