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冷え性の人の体の共通点

先日お話した通り、冷えの原因は血液の滞りです。
寒くなって血管が「きゅっ!」となると
血液の流れに滞りが発生するので、体が冷えて寒くなります。

でもこれはすべての人が感じること。
では「冷え性」と呼ばれる人は何が違うのでしょうか。
実際に長年体を観ていると「冷え性の人の体の共通点」に気づきます。
一つ目の共通点は「内臓下垂」です。
熱を発生するエネルギー代謝は内臓で行なわれていますが、内臓が下垂していると、このエネルギー代謝がうまくいきません。
内臓下垂の原因は「姿勢」です。下垂しやすい体質とか、家系とか、そんなものはないのです。いつも腰を丸めた姿勢だと、内臓を支える筋肉のスイッチが抜けっぱなしになるので、内臓は下垂していきます。さらに首が前に出て背中が丸まると、頭の重さで内臓がさらに下がります。
「代謝が悪い」というと、太るイメージがありますが、栄養の吸収も代謝の一つですから、いくら食べても太れない、痩せすぎの人も代謝異常、その原因はほぼ姿勢による内臓下垂だと思います。
寒くなると、動物はみんな体を丸めたくなります。それは大切な内臓を守ろうとする本能的な動作ですが、内臓を下垂させるような使い方をしていたら、内臓は守れません。

まずは正しい姿勢で内臓を正しい位置に戻しましょう。

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