冷え性の人の体の共通点その２

冷え性の人の体の共通点の２つめは「股関節」です。
股関節が硬くて開かない、のではなくて、
『股関節に隠れ縮みがある』というのが特徴です。

そもそも股関節というのは、開くのがメインのお仕事ではなくて、
脚を上げたり、かがんだりするときにおり曲がるのための関節ですから、
大きく開くことを目標にすることは必要ないんです。
そして、大きく開けない人は股関節が固いのではなくて、
骨盤が後ろに傾いていて、うまく立てられないのが理由です。
骨盤を立てると股関節は開くように骨格的にはできていますから、
このブログで紹介している
いい姿勢の使い方のエクササイズで骨盤が立てられるようになると
脚は開けるようになります。

さて、話を冷えに戻しましょう。

股関節は体の中の一番大きな関節です。
骨盤の中にある股関節をちゃんと動かしていると、
骨盤内の血行が良くなり、全身の血の巡りが良くなります。

その大切な股関節に隠れ縮みがあると、
血の巡りを助けてもらえなくなるだけでなく、
大きな堤防のように血液を流れる妨げになってしまうのです。

どんなに運動不足の人でも、立ったり座ったりすることがあれば
自然といつも曲げたり伸ばしたりしている股関節ですが、
力を抜いて背筋を伸ばさないで立っている状態だと、
少しだけ曲がった状態になっています。
そのまま立ったり歩いたり生活していると、
その「少しだけ曲がった状態」のまま
筋肉が縮んでしまうので、
自分では股関節を伸ばしてまっすぐ立っているつもりなのに、
実際は股関節に『隠れ縮み』ができてしまうのです。

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