リーダーのジャッジには価値がある! 1on1で大切なこと
この数年で1on1制度を導入する会社が増えましたよね。
「ある日突然週1回の1on1をやれと言われたが、気づけば業務相談になってしまう」なんて声もたくさん聞こえてきます。
書店にいけばコーチングやコミュニケーションに関する書籍がたくさんならんでいますし、リーダーのみなさんはマネジメントにコーチングを生かそうと、本を読んだり、セミナーを受けたり、努力されていらっしゃいます。
そんな中、多くのリーダー達が悩むのは、自分の心の声との付き合い方。
ジャッジせず、フラットに相手の話を聞く_____
これはコーチングにおける大切なルール、だと多くの本で語られています。
・・・ですが、ジャッジしないで話を聞くのは、案外難しいですよね。
プロのコーチですら、クライアントの話を聞きながら、いつの間にかジャッジしている自分に気づき、自己嫌悪に陥ることがあります。
経験豊富なリーダーの皆さんであれば、なおのこと。
なんてSTOPをかける声が喉元まで出かかることもあると思います。
こんな風に思ってしまうのは、相手に対して真剣だから。
一生懸命聞くからこそ、ついジャッジしたくなるんですよね。
では、そんなとき、どう向き合えばいいのか。私のTIPSをご紹介します。
アイメッセージで伝えよう
あなたがすべきことは、自分の心の声を認め、言語化することです。
どんな軸をもとにジャッジしたか
その結果、どんな言葉が出てきたか
その答えを相手に伝えましょう。
ポイントは、一般論としてではなく、「私」を主語にした「アイメッセージ」で伝えること。
間違っても、「一般的には」とか「みんなは」とか言わないでください。
リーダーから伝えられるこの言葉に対し、メンバーはNOが言えるでしょうか。
・・・難しいですよね。
あなたのジャッジは、あなただけの感覚によるものかもしれないし、周りの多くの人たちに共通するものかもしれない。その実態はわからないので、「少なくとも私はこう思う」という伝え方にすると伝わりやすくなります。
アイメッセージ力を高めることは、メンバーと向き合い、関係性を深めることにもつながるはず。
それができれば、あなたのジャッジはリーダーとしての価値になります!
言語化できなくてもいい
一方で、すぐには言語化できないこともありますよね。
言葉にするのは難しいけれど通り過ぎてはいけないように感じること。
それが、あなたの「直観」によるものなら、ぜひ相手に伝えてください。
これは「直感」ではなく「直観」。
つまり、その人が積み重ねてきた経験や知識にもとづいたジャッジです。
そんなふうにテーブルに出し、じっくり話し合ってみてはいかがでしょうか。
私が心に決めていること
私もクライアントの話を聞きながら、ジャッジしてしまうことはあります。
ただ、クライアントの話や意見を否定することはありません。
私を信頼して話してくださったことに、敬意と感謝があるからです。
ビジネスやお金、パートナーシップ、人間関係・・・どんなテーマにも向き合います。
さすがに、犯罪に関するようなことだけはキャパオーバーだけれど、それ以外ならどんな話も眉一つ動かさず聞けるはず。
これまで、いろんなクライアントやコーチの方々の話を聞いてきました。
そんな私も、教員時代は生徒との面談、社会人になってからはメンバーの面談で喋り倒し、話なんて聞けていませんでした。
そんな私がコーチとして伝えることや聴くことの大切さを伝え続けるのは、通じない苦しさを知っているから。
「聴きたい」と思ったあなたはもっと聴けるようになるはず!
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