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2022.1.24(毛布)

7時。ギリギリまで粘る。子を起こして朝ごはん。雑炊。お弁当を作る。子を送り出す。「鎌倉殿」を観ながら準備。起きるのが遅いと朝の時間が準備で終わってしまうな。いかん。仕事へ。コロナが増えている。じわり。早くよくなるといいんだけどねえ。こうなると自分もいつ休むことになるかわからない。早めにいろいろやっておく。3年生の文庫の選書、5年生の文庫の準備、棚の掃除。こんな時でも子ども達と接すると力づけられる。本を手にして喜んでいる姿、本との出会いの瞬間を見るのはいいもんだ。買い物をして帰る。夜ごはんを作る。韓国寄り。たっぷり。なんかいろいろゆるく作ってみよう。子の学校でも日々ぼこぽこと感染者が出ているようで。子どもたちもなかなかストレスな毎日。基本的な養生。をゆるくコツコツ。子が昨日完成したパズルを崩してまた遊んでいる。ショパンコンクールのドキュメンタリーを観る。つい目がいってしまう人、観ていて安心する人がいる。存在感、器、懐、覚悟。そういうものの大きさが人を惹きつけるんだな。

●読了本『雲を紡ぐ』からかわれたことで学校に行けなくなり、父や母ともしっくりこない。美緒は家を飛び出し岩手の祖父の元を訪れる。そしてそこで祖父の仕事である羊毛の仕事に魅せられていく。自分を守ってくれる大人が側にいてくれるってそれだけでとても安心するし安定する。そういう環境じゃなかったらそりゃ心は不安定になるよ。そんな大人の側で自分の手を動かして自分で生活することで少しずつ自分自身と向き合っていく。急がず焦らず時が来るまで少しずつ少しずつ。大人の役割は、子どもの想いを尊重することと、立ち止まっても迷っても側で見守り続けて子どもが答えを出すのを待つこと、だ。羊毛の仕事も岩手も宮沢賢治も全て含めて温かくてとてもよいお話だった。さっそく「水仙月の四月」も読んだ。冬の吹雪の中に温かい赤い毛布が見えたね。

●今日読んだ本 水仙月の四日、ユとムとヒ、ムジナ探偵局、おじさんの哲学、ピスタチオ

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