ワクチンって・・・

前もって接種していた風疹のワクチン。妊娠中に風疹にかかってしまうと胎児に影響が出てしまうため、女性は妊娠前にワクチンを接種しておくべし!ということで接種していたのですが・・・。

妊娠初期の血液検査で風疹の抗体ができていないことがわかりました。まぁ、びっくりしますよね。目が点になりました。普通接種したら抗体つくんじゃないの?なんのためのワクチン?ってな感じで訪れた青天の霹靂。調べてみると、大人になってから風疹のワクチンを接種しても抗体がつかない人が少なくないようで。

抗体がついていないもんだから、かからないように気をつけないといけないことになるわけです。気をつけるってどうやって?という感じですが、20週を過ぎれば胎児に影響がでることはないので、それまではできるだけ人混みを避ける、コレにつきる、と。人混みってどの程度を人混みって言うの?20週ってまだまだやん!と一瞬頭がくらくらしてしまいましたが、私は仕事もしていなかったので外出の必要性も低く、おまけにちょうど冬にさしかかる頃。インフルエンザや風邪が猛威を振るっていたり、つわりもあったりで妊娠初期の頃はほとんど家にひきこもっておりました。

そして、このインフルエンザの予防接種をいつ受けるか問題にも頭を悩ませられました。少し前までは16週以降の接種が推奨されていたようですが、最近では週数を問わず、むしろ妊婦さんは積極的に、早めに予防接種を受けてください、となったようです。だがしかし、赤ちゃんのなにもかもがまだ形成段階にあるとき。そんなときに予防接種をすることに抵抗を覚えたので、16週が過ぎるのを待ち、念のため防腐剤なしのものを近所の内科で打ってもらいました。

こういう流行りものの病気って、妊娠するまでそこまで気にしたこともなかったのですが(受験のときくらいでしょうか)、妊娠してみると本当に恐怖の対象でしかない・・・。ウイルスを持った人が近くにいやしないかと、バスや電車などの密室空間ではぴりぴりしていたし、ちょっとでも咳やくしゃみをする人がいればマスクしろよ!!と心のなかでは鬼の形相で叫んでました。じゃあ妊娠以前に自分がそこまでしていたかというと恥ずかしながらそんなこともないので、到底人に文句を言えるような身分ではありません。でも、そういう公共の空間にはどんな人がいるかわからないからこそ、自分ではただの風邪だからたいしたことないと思っていても、そのただの風邪をもらって困る人もいることを忘れてはいけない。だから、これは当たり前のことだけどちゃんとしてこなかった自分への戒めでもあるのだと自省すると同時に、喉元過ぎればなんとやらにならないよう、公共交通機関を利用する度に肝に銘じるのでした。

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