Marie Kondoしたけど「ときめき」が…

お引越しが決まったので、少しづつなんとなく荷物を片付けている。

一年前にこのお家に避難するようにやって来て、数週間後に思い立ち「住んでいたアパートは引き払おう」と、たった一日だけで荷物をぜーんぶポイポーイとスーツケース〇個+リュック等〇個と文字通り詰め込んで、それを更にSUVに文字通り詰め込んだ。ギリッギリ、扉が閉まった。

当時、パートナーは「これは臨時で外国に住んでいる人の量じゃない」と、かなり引いていたが「うーん、まあねぇ、でも何だかんだ全部着るしね」と言っていた私。

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この一年、特に荷解きをせず、毎日Tシャツ一週間分+レギンスで偽ミニマリスト生活を送って来た。毎日まあ、パジャマみたいな生活。朝起きてパジャマから、ちょっと良いパジャマに着替えるイメージ。極めてる。

そして、今日、重すぎる腰を上げ、ついにちょっと整理。

私はお洋服が好き。お洋服が好き過ぎて、短大時代はお洋服屋さんで働いていたくらい。

スーツケースをドーンと開け大量の洋服を「こんまりメゾット」で「トキメくか」どうか、やり方で広げてみたり、鏡の前で着てみたり、で、思ったのは

トキメキしかない!!!!!

だって、自分で買ったかわいいお洋服たち、ときめかないなんてあるの?惚れたもんが負け、とはよく言ったもんだ。

こうして、少ししか「donation 寄付」または廃棄には回らなかった。トキメキ再実感で終わった今日。

そうそう、私はこの地でコンマリさんの名を知ったのだが、当地ではMarie Kondoと呼ばれていた。発音は、American English ではmr·ee kaan·dowなので、キューリー夫人のMarie Curieとか、マリーアントワネットのMarie Antoinetteとかのマリーさん。日本名がマリエさんだと知った時は、ああ!マリエさん!と謎の親近感を覚えたり。

トキメキは「spark joy」で、「Marie Kondoする」みたいな感じで動詞として使われていたりもした。

流行った時は「日本人ってふんわりしてて穏やかで小動物みたいで可愛い」みたいなイメージを彼女が作り上げていた気がする。それを私はボッコンバッコン叩き壊していく様に生きていたけれど。

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でも、今日改めて自分の大荷物を目の前にして「多いな…」と思ったのも事実である。この先、ちょっと買い物は控えます。でも行ったら行ったで可愛くて買っちゃうんだよねぇ。だからさ、もうモールとか行かないのって大事だよね。行ったらなんか買いたくなっちゃうし、良いのが無いと「折角来たのに…あれ?」みたいな気持ちになっちゃったりするし。このステイホーム期間もオンラインショッピングとかしちゃったけど(したんかーい)開くと買っちゃうのよ。その日買わなくても、履歴から広告でバンバン刺激されるし。

昔、

「衝動買いを防ぐ為に、デパートに行ったらまず地下に行け。デパ地下のパンコーナーでパンを数個買って食べると物欲と食欲が満たされ、無駄に買わない」

と聞いたことがある。賢いわぁ。すごい。

私の買い物は特に高い訳ではない。近年の買い物スポットは主にリサイクルショップだったりするし。昔は2万円のピアスとかポーンと買ってたりしたけれど。

それから一応、地球環境の為にファストファッションのお店ではなるべく買わないようにしている。お店に入ると、デザインやパターンが可愛くて欲しくなってしまうので、お店に入らないのがポイントである。もしくは買い物にあんまり興味がない人を連れて行く。私の場合、パートナーは正に服に興味がない。だからこそ着せ替え人形のように「これイケてるよ」と勧めて楽しんだりもしているが、そうした人と買い物に行くと、若干買い物意欲も薄れるものである。

自分の人生にいるか要らないか、合理的過ぎる価値観で生きていらっしゃるので、私の「きゃわいいー♡」にroll eyesと呼ばれる仕草、グル~っと目を回されたりする。

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(https://tenor.com/view/chelsea-peretti-gina-linetti-eye-roll-dramatic-coffee-gif-11943517より拝借)

私がかわいいかどうかを強要するので「かわいい」と最近言うようになったが。それじゃあ物欲縮小要員としては失格である。(ひどすぎる矛盾)

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そして、そのパートナーも服の整理。特に量はないが、彼には「捨てられない」という弱点がある。優し過ぎる上に罪悪感が生まれるらしい。私としては、それはない。要らないものは要らない。服は好きだが、好きじゃない服はタダでも要らない。

まあ、二人であーでもないこーでもない言いながら、玄関に寄付用の服が山積みになった。明日、お散歩がてらポストに入れてくる。

ところで、これはパートナーが高校時代に夏休みのアルバイトで

小学生らのサマーキャンプ(キャンプと言っても山に行くのではなく、学童みたいな感じで日中預かって勉強したり実験したりコーディングしたりスポーツしたりするやつ。北米では長い夏休みやその他の連休、主に共働きなどの家庭が数カ月前から予約して行かせたりする。大体、小学校中学年位まで)の頼れるお兄さん役として働いていた時のTシャツ。ちなみに彼のはサイエンスキャンプだったそう。

「これ思い出の。見て」と言われ見た瞬間、吹いた。

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すごい自信じゃないか。

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