ヴィパッサナー瞑想Day7の記録
7日が過ぎ、私の心の根本部分にかなり近いところの蟠りがすーっと消えたことを確認すると、心が晴れ、早朝に起きるのも全く苦にならなくなり、朝日が昇り始めるとそれを眺めたくて仕方がない衝動に駆られていた。
そして、この七日間で、格闘技をしている姿、体に防具をつけて闘っている姿などが現れては消えを繰り返していたことも思い返してみた。
私は自分の中にもこの世界でも平和と幸福に溢れていきたいと願っているが、殴り合うことは相手を傷つけることなのではないか?誰かを恐怖に追いやることなのではないか?と常に自問自答していた。
私は体を動かすのは好きであり、人と殴り合うことはスリルを感じるなかで、いかに冷静に平穏な心で学んだ効率的な技術の高い動きをベストのタイミングで出せるようになれるのか試すいいキッカケとして楽しんでいるし、常に精神と肉体を鍛錬する修行としては私の性格にピッタリだと思っているのだが、今までの経験で力とスピードのコントロールをうまくする事ができず、練習中にもたびたび他の生徒に大きな痛みを与えたり、ボクシングの試合に一度出た時に自分より大きな対戦相手をノックダウンさせて、その感触と、一発顎に当たっただけでヘッドギアも着けていたのにその巨体がバタンと倒れた姿にゾッとした。相手の頭に残るダメージを与えたのではないかと心配し、それから全てのラウンドが終わるまで私は相手の顔を殴ることはできなかった。
そしてこれからは格闘技の試合はでず、修行だけしようと一旦決めていた。
なので、功夫もあまり熱心に集中せず、他の体を動かしながら複雑な動作で精神にも脳にも刺激を与え、誰とでも楽しめるスポーツとしてダンスも始めることにした。
瞑想で心が浄化され、鮮明になればなるほど、この肢体を使って闘うことが臨場感を増して頭に現れてくるのであった。 そしてアイデアとして浮かんだイメージは、私が全身を防具で守った状態で、主に攻撃してくる相手のの防御をする活動で、自分の心の中で成長してきている平静さや、鮮明さを共有していくという活動である。パーソナルコーチのようにほぼ受けるだけではなく、あくまで闘いとして私は防御がメインであるが攻撃もするのである。
この活動で恩恵を受けられるであろう人たちは:
精神的に強い感情が抑えられない若者
自分に自身がなく恐怖で物事に積極に取り込めないもの
アマチュア/プロを問わず試合に出るもののどんな状況でも平静さを維持するためのトレーニングの一つとして
対戦相手も同じく全身を防具で包み、大胆な動きで闘いあう即興演奏のような闘うアート活動で、格闘技に興味がなかったものたちにも関心を集め、どんな状況でも平静さを持って取り込む精神修行の入り口として現代社会で暮らす人々の心理的な病を自分で治すキッカケづくり
その全身防具に装飾して、個々のユニークな姿を楽しみ、過去の我々の先祖が戦いへ行くときに装備していた鎧への想いに共感し、その時代の戦士が大事にしていた騎士道、武士道といった価値観(敬意、尊敬、高潔、博愛、勇気、忍耐、誠実)の記憶を呼び戻し、現代に必要な形で心の病を滅するという目標のために全力で取り掛かる。つまり平和の武士になるのである。
そして瞑想を続けていくと具体的な方法が浮かび上がってきた。体を守るのに商品化されている防具を纏ってスパーリングするのも確実で安全であるのは間違いないが、私の創作性と、誰でも防具を纏う事のできる可能性を考慮した上で、リサイクルや、誰でも無料で手に入れられるものから作り出す方法が浮かんだ。
メインとなる物資は:
である。
この資源は世界中のどこに行っても無料で手に入れることができるだろう。
そのパンクしたチューブの使えなくなった部位や空気を入れる金属部は切り落とし、残った部分の両端を輪ゴムで縛り、空気針を使って空気入れでその間に差し込み空気を入れていき、十分に膨れ上がったらその針を抜き、チューブの端を折り曲げてからさらに輪ゴムで縛るのである。
そしてゴムバンドを縫い付けたベストやレギンス、アームサポーターに取り付けて、防具として完成させる。取り外しや付け加えることも容易にできるためにどれだけ体をその空気の層で守ればどれだけの攻撃を守ることができるか自分で調整することができる。
この世には細いのから太いチューブ、他にも医療用の点滴に使うようなより細い柔軟性のあるチューブなど、探せばいろんなタイプの使用済みのゴムのチューブを見つけ出すことができるだろう。
このアイデアがより確信に近づいたのは、ある道家のオンラインで色々説明しているMantak Cha という男性が氣功について説明するときに、皮膚と筋肉の間にあるファシアという幾つかの層になっている部位に空気をより送り込むことで昔の時代の武道家などが体を鍛えるための修行をしてたという話からである。
彼はわかりやすい例えとして、卵の周りを風船で囲い、さらにそれをもう少し大きな風船で囲い、そしてさらに大きな風船でそれを囲めばどんなにそれを強く投げても、洗濯機に入れてもその中の卵は割れないという説明をしていた。
それの応用のような形で空気の入ったチューブで体を包んで攻撃から守るといった発想が有効であるとより感じるようになった。
パッドやボクシンググローブなども中にはフォームが入っており、その中の数多くの穴に空気が入っていることでそれらに包まれた体の部位を守っているのである。
そして私の防具に対するイメージが段々と現実味を帯びてきた。これも瞑想による自分の意識から生まれた空想をこの現実世界に実現させるための訓練と捉えることもできるだろう。
どちら側からの流れが良いとか悪いとかではなく、その間の流れをスムーズにしていく浄化の作業が瞑想であるとも私は定義できる。流れがスムーズになればなるほど喜びに溢れてくることは私の体験から証明している。
色々なアイデアが浮かんでも瞑想中は浮かれたり一喜一憂せず、平静に客観的に湧き上がっているものを観察することに努めた。なぜなら、ちょっと感情が高まり、このセンターでただじっとしているだけではなく、創作したくなってきたし、体も動かしたくなって仕方がなくなってきたからだ。
そんな自分の感情面も観察してみると、浮き足だってすぐに行動することで、その燃焼が少しでも冷めるとまたやる気も弱くなり、継続には向いていないエネルギーでもあると認識できた。
じっくりと計画を練る時間や姿勢も大事だが、良くも悪くも感情に振り回されない心がかなり有効であるということも体で感じるようになってきた。
そんな形で心のバランスを整えながら瞑想を進めていくとさまざまな、まるでTVゲームやアニメを見ているようなコスプレのようなアーマーを着て戦っている姿などが現れては消えてを繰り返していた。一発の打撃で相手がすっ飛んで行ったり、背中のジェットで飛びながら戦ったり、恐竜くらい大きな姿のものと戦ったりなど。確かにこれが現実化したら世界中のゲームユーザーの数だけ参加者が増えることは間違い無いだろう。
そして詳細なアーマーのデザインなども現れては消えてを繰り返した。
なぜそのイメージがいつも私の頭によぎるのか今はまだわからないが、なぜと深掘りして探索せず、湧き上がれば湧き上がるままにしておこうとしている。
私の辿ってきた人生から、彫師になることに決めて10年以上が経ち、フランスでの経験からその活動を辞めることに決めて何をするか模索した先に、功夫を修行し始めてから、この防具を作って平和のための闘いをする企画案が生まれたのである。
つまり私の活動が、刺青という肌に纏う鎧をつけることで社会の少数派として生きるものたちの精神的な防具を生み出す活動から、体に着ることで肉体と心理的にも守ることで達成したいことに突き進んでいくことを手伝う防具を作り出す活動に変化したのである。
守られることに抵抗がなくなった今の私は、それをフルに活用して、最大限に存在感、影響力を膨れ上がらせられるための活動に専念することができる。
そして、守られることで他の人々も自分の成長に有効に使えるようになるだろう。
そして5時のtea breakの時に少しベッドに横になってうたた寝をしていた時に、TikTokで見たMike Tyson の短い動画が頭によぎった。
そしてその後、ホールでの瞑想で不思議な現象が現れ始めた。目を瞑って瞑想しているはずなのに、その目の中で白い光がチカチカと照らし続けるのである。私は少し目を開けてどこかの電球が切れかけているのではないかと周りを見渡して確認してみたが薄暗くいつもの様子だった。そして目を瞑って瞑想に入るとまたチカチカと白い光が目の中に飛び込んでくるよになった。まあ、そこまでそれが私の心を乱すわけでもなかったので続けて集中することができたが、それにしても今まで全くこのような経験がなかったために1日の終わりに教師との質問時間が短くも取れるので軽く聞いてみることにした。
このような現象は心の浄化の過程でよく起こるのかと聞いたら、
彼女の見解では、そういうことも起こりうるとのことである。短くも的確な言葉に私は納得した。他にも、イメージが溢れるように流れてくることも話してみたら、私はそもその絵を描くことや色々な目から入る情報を取り入れ続けてきたのでその情報のストックが溢れ出ているのだとも言った。
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