東京・上野で楽しむ芸術の秋
11月になり、すっかり秋めいてきましたね。
秋といえば食欲の秋、スポーツの秋などさまざまですが、今回は「芸術の秋」に注目し、東京・上野で芸術を楽しめる場所をご紹介します。
上野というと動物園やアメ横のイメージが強いかもしれませんが、実は芸術の町でもあるんですよ。
上野公園には美術館・博物館などが9か所も!
上野のシンボルともいえる上野公園。実は公園内だけで9か所も美術館や音楽ホール、博物館などがあるんです!
日本美術、西洋美術から恐竜の骨格(※)まで、きっとあなたの好奇心を刺激する場所に出会えるはずですが、9か所もあると迷ってしまいますよね。
そこでここからはそんな方のために、先ほど挙げた施設のなかから3つ、国立西洋美術館、東京文化会館、東京国立博物館をご紹介します。
(※国立科学博物館・地球館で見ることができます)
▽国立西洋美術館
国立西洋美術館では主に中世から20世紀までの西洋絵画や彫刻が展示されていて、有名なモネの「睡蓮」やロダンの「考える人」などの作品を見ることができます。2フロアにわたって様々な作品が展示されているのですが、料金は500円とリーズナブル。絵画は生で見ると筆の跡や絵の具の厚みなどが分かり、写真では気づきにくい立体感を感じられますよ。
ここでご紹介したのは通年見られる常設展ですが、期間限定の特別展も定期的に開催されています。
また、館内にあるショップでは展示品をあしらった文具やアクセサリーなどが売られているので、お気に入りの作品をおうちに飾るような気持ちで購入するのもいいですね。
さらに国立西洋美術館は建物自体も見どころです。本館は「近代建築三大巨匠」の一人、ル・コルビュジェが設計したもので、世界文化遺産に登録されています。前庭も美しく、外観だけでも十分楽しめるのではないでしょうか。
▽東京文化会館
つづいてご紹介するのは、国立西洋美術館の反対側に位置する音楽ホール、東京文化会館です。1961年の開業以来、「音楽の殿堂」として数々のオペラやバレエ、クラシックコンサートなどの舞台となってきました。大ホールは5階建てで客席数は2303あり、日本だけでなく海外の演奏家たちの来日公演も多く行われています。
毎日のように公演があり、11月は東京バレエ団の「眠れる森の美女」や東京都交響楽団の定期演奏会などが開催されています。他にも多くの公演があるので、気になるものがないかチェックしてみてはいかがでしょうか。
▽東京国立博物館
最後は、日本最古かつ最大の博物館、東京国立博物館です。1872年創設、日本と東洋の文化財を所蔵していて、その数なんと約12万点!このうち国宝89件、重要文化財649件(2023年4月時点)と質・量ともに日本を代表するコレクションです。
本館、平成館など6つの建物に分かれており、常時展示している作品は約3000点。全てを見ようとすると一日がかりなので、早めに行くか、さっと回って気になったものをじっくり見るのもいいですね。
また、ほぼ毎週どこかの展示で展示品を入れ替えているため、何度訪れても新しい発見ができます。展示替えの内容は公式サイトで公開されていますよ。
【注意】撮影OKか、撮る前に確認を
最後にひとつ注意点をお伝えしたいのですが、美術館や博物館では撮影禁止になっている場所もあります。たいていの場合、展示の入り口に書かれていますので、確認してみてくださいね。
おわりに
今回は、芸術の秋を楽しむのにおすすめの街として上野をご紹介しました。
上野は多くの路線が通っていてアクセスもよい場所です。普段アートに触れない方も、この秋ぜひ一度足を運んでみませんか?
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