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『HUNTER×HUNTER』から学ぶ仕事をするうえで大切なこと

漫画『HUNTER×HUNTER』に、ヒソカというキャラクターが登場する。僕はヒソカの一本芯が通っているところが好きだ。

ヒソカは主人公・ゴンの敵として現れるとてつもなく強い人物だが、むやみやたらにゴンを潰しにかかろうとしない。

それは彼がゴンの成長を楽しみにしており、十分に強くなってから戦いたいという強い戦闘欲求からくる。

まだ10巻目くらいまでしか読んでいないからあくまで途中までの印象だけど、ヒソカからは彼なりの信念を感じる。

命のやり取りを楽しむ戦闘狂でありながら己の信念に乗っとって行動する、ひとつの“芯”があるのがヒソカなのだ。

ヒソカがカッコいいと感じるのは、そんな揺るぎないポリシーが理由なんだろう。

信念を持った人はカッコよくて、ちょっとやそっとじゃ動じない強さがある。そして、同じことが仕事にもいえる。

僕はライターの仕事をしているが、これという信念がないように思った。書くことは好きだが、ヒソカのような確固たるポリシーがない。

ただただお金を稼ぐために働くのもありだと思うし、ライスワークという言葉があるように食べるための仕事という考え方もあるだろう。

一方で、仕事をするうえでポリシーがあったほうがやる気や向上心につながるし、なによりカッコいいと思うのだ。

そこで、原稿を書いていくうえで自分はこうありたいというものがないか考えてみた。

ふり返ってみると、僕は昔からCDのレビューを見るのが好きだった。人の意見に触れてより楽曲を好きになったり、解像度が上がってもっと聴くのが楽しくなる感覚が好きなのだ。

書いた記事で、読んだ人により作品を好きになってもらえたら……。そう考えながら書けたら、今までとは違う原稿になりそうな気がした。

なんにせよ、自分の書いたものがいい影響を与えるものでありたい。作品を好きになってもらいたい、作品の解像度を上げる手伝いをしたいという気持ちは信念になりえると思った。

エンタメ系ライターはたくさんいる。特化したものがないとすぐに埋もれてしまう運命なんだろう。

僕はまだ、特化といえるほど尖ったものを見つけられていない。

だけど、それならせめて信念を持って仕事をしたい。そうすれば、おのずと面白くて刺さるような原稿が書けると思うから。

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