確定申告で涙目になる前の自分に伝えたいことが3つある

「確定申告すっごいめんどうなんだよね～……」

前の職場で、ダブルワークをしている先輩がぼやいていた。「なんかわからんけど、確定申告ってめんどくさいものなんだな」と僕はぼへーと思った。

まさか、自分が確定申告をする立場になるとは知らずに……。

フリーランス1年目の僕は、はじめて確定申告をした。昨日ようやく終わらせたばかりだ。分からない点が出てくるたびに絶望した。

確定申告のこわいところは、基本的に誰も教えてくれないところである。そう都合よく身近に確定申告仲間はいないだろうし、ググらなきゃ不明点は一生解決しない。

とくにゾッとしたのは、売上の記録をつけるのが必須だと知ったことだ。

とはいえなんにも記録していなかったわけではなく、手帳に納品日やクライアントの名前、売上のメモくらいはしていた。でも、会計ソフトを使って管理まではしていなかった。

記帳が必須だなんて誰も教えてくれなかった……！　やり場のない感情を抱えながら、涙目で手帳と請求書を見つつポチポチと会計ソフトに入力した。悪いのはちゃんと事前に調べなかった自分である。

会計ソフトはすごく便利だった。やることは入力と、はい・いいえに答えるくらい。あとは手順通りに進めば確定申告書も自動で作ってくれたし、そのまま電子申告もできた。

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください！』という本もとても役に立った。確定申告の入門書的な有名な本らしい。マンガ形式で面白く、わかりやすかった。

こんな感じで便利な会計ソフトや基礎知識から解説してくれる本があるから、僕みたいに「確定申告わからん！！　頼る人もいない！！　ウワーーーーーン！！」って泣きたくなったらぜひ使ってみてほしい。

Xでだれかが言っていたけど、確定申告自体はそんなにむずかしい作業ではないのだ。ただ、日々の記帳をしていないと1年分をさかのぼって入力する必要があり、とんでもなくハードモードなってしまうというだけで……。

あと個人的にストレスマッハだったのが、e-Taxなどのログインではじかれまくったことだ。

ログインはマイナンバーカードの読み取りが多いから、そのたびにマイナンバーカードが必要になる。これが地味にめんどい。何回かミスると設定し直しなど厄介な事態になるパスワードもある。めっちゃこわい。

パスワードや〇〇番号みたいなのが多すぎて、途中から管理しきれなくなってくる。「あれ、この暗証番号はここで使うやつだっけ……？？」と混乱してくるのだ。

だから、何回もはじかれた。原因がよく分からずに何度もエラーが出てはじかれるストレスったらない（そのときはじつは暗証番号がまだ設定されておらず、べつの暗証番号で無理やりログインしようとしていた）

というわけで、確定申告をする前の自分に伝えたいのは3つ！

• 会計ソフトを使って日々の売上の記帳をしろ

• パスワードの設定など確定申告の事前準備は早めにやっとけ

• できたら確定申告について相談できる人を探しとけ

ミスがありそうでこわいけど、とりあえず期限までに確定申告が終わったからよかった。ここ最近で一番の憂鬱が晴れた。

確定申告を済ませた人たち、お疲れさまです！！