見出し画像

文章は一期一会・出店のお知らせ

2024年、私は9ヶ月間で79冊の本を読んだ。ここ2年くらい、怒涛の勢いで本を読んでいる。学生時代よりも圧倒的に読んでいる。というか学生時代は何もしてこなかったから、そのツケを払うために社会人になった今、やりたいことをがんがんやっているという感じ。

おかげで読める文章の種類が増えた。そもそも文章を読むのが速くなった。noteを続けてきたのも大きいけれど、どんな形態の誰が書いた文章でもまあまあさらっと読めるくらいには成長した。たとえば数年前までは敬遠していた村上春樹なんか、今ではむしろ読みやすいとすら思う(一般的に読みやすい文章だと思います)。

その反面、自分に合う文章、合わない文章もわかるようになってきた。ようやく。読める本が増えた分、読めない本に出会うことも増えた。


また図書館に、読みかけの本を返してしまった。図書館では、なるべく新規開拓をしようと心がけている。書店だと手を出すかどうか悩む本でも、図書館なら試し読み感覚で読むことができる。作家本人に還元されない問題はあるけれど、それについてはファンになってから存分に課金すればいいと思っている。

ただこの前返してしまった本は、合わなさすぎて20ページで断念してしまった。単行本20ページだけでも相当な労力を費やしたのに、1冊分なんて永遠に等しかった。多少読みにくい程度なら最後まで読みきるのがポリシーなのに、悔しい。
私の好きな誰かが良いと言っていた作家さんだったのだけれど、私の好きな文章を書く人が好きな文章を私が好むかどうかはまた別の話だったらしい(なんだこの国語の授業でやりそうな一文)。

つくづく、文章とは一期一会なのだなと思う。自分に合う文章、ましてや好きな文章に出会えるのって、奇跡みたいなものなのかもしれない。
世の中には無数の本、無数の文章が溢れているという事実に幾度となく打ちのめされそうになってきたけれど、私の文章が合う人には合うし、合わない人には合わないのだから、一つひとつの一期一会を目指して書くことに意味がないわけではないのだろうな、と壮大なことを考えてみたりする。

一つ記事を出すと必ずフォロワーが3人くらい減る日々を送っているのだけれど、その分気がついたら4人くらい増えていることもある。3歩進んで2歩下がりながらも、私と合ってくれる(と思いたい)人をちょこっとずつ隣に増やしながらここまでやってきた。
だからどうという話ではないのだけれど、というかただ本が読めませんでしたって話がしたかっただけなのだけれど、愛すべき隣人たちよ、出会ってくれてありがとうございますという気持ちです。なお都合のいいときだけ神や仏に祈る無神教です。


──────────

そんなわけで、さらなる一期一会に巡り会うため、10/19(土)「漫画・文学インディーズメッセ福山」に出店します。広島県福山市の「フクヤマニメ」というでっかいイベントの一環として行われるみたいです。

福山駅前天満屋7階にて、本と猫とハリネズミを並べてお待ちしております。(不備なく申し込みができていれば……)
ラインナップは2月の文フリ広島と同じ、サークル名も安定の「溺れる猫と針の生えた鼠」です!

雑編集すみません。

フクヤマニメというイベント自体がものすごいので、ぜひこの機会に福山に遊びに来てみてください。だってしらいむが来るんですよ……山下誠一郎もいるんですよ、しかもウマ娘のトウカイテイオー(中の人)まで……!? 大物大集結すぎる。出店により見に行けませんが。

文フリ以外の出店が初めてで、あまりにも未知すぎて!浮かないか心配!!ですが、今回もカナ猫さんの尻尾にしがみついていくのでちょっとどこかで油断しております。(申し込みができていれば。二回目)

お近くの方はぜひ、皐月まうの顔でも覗きに来てやってください。冷やかしも歓迎です。


ご自身のためにお金を使っていただきたいところですが、私なんかにコーヒー1杯分の心をいただけるのなら。あ、クリームソーダも可です。