『しっくり』くるものに慣れ過ぎているのかもしれない~シン・エヴァンゲリオン劇場版を観て~
こんにちは、Ryosukeです。
リハビリテーション専門職として、
入院患者さんに対して身体の回復について考え、
サポートを行う仕事をしています。
今回は「『しっくり』くるものに慣れ過ぎているのかもしれない」というテーマで書いていきたいと思います。
今日は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を観てきました。
本作は1995年から1996年に放送されていたTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版で、
新劇場版としては全4部作の完結編です。
ちなみに私が「新世紀エヴァンゲリオン」を初めて観たのは、
約2週間前。
毎日のようにAmazon PrimeやNETFRIXを観て、
「新世紀エヴァンゲリオン」、「旧劇場版」、「新劇場版 序・破・Q」を、
頭に叩き込みました。
これは私の感想です。
本当に良かった!
そして、庵野監督、多くのクリエイターの方々、声優さん…皆さん…ありがとう。
私が思うエヴァンゲリオンが人々を熱狂させる3つの理由
私がまだ中学生のころ、そして高校生のころ、
エヴァンゲリオンの熱狂的なファンがいました。
でもその頃の私には理解ができませんでした。
そもそもロボットアニメというカテゴリーに魅力を感じなかったのです。
そして、話している内容も「よく解からん」でしたので、
結局、この年まで観ずにいました。
① 最後までよく解からない部分が残る
そのころ観ていたアニメと言えば、
サザエさんやドラえもん、そしてドラゴンボール。
無くしたものが見つかる。
秘密道具を使うことで、勝ちたい相手に勝つ。
時空をワープして過去や未来に行く。
地球を侵略してくる敵をやっつける。
誰が見ても、起承転結があって分かりやすいストーリー展開。
そして100%ハッピーエンド。
しかしエヴァンゲリオンは、
たまによく解からないストーリー展開、
たまによく解からないキャラクター設定、
たまによく解からない結末・・・
② 多すぎる【考察】
そんなエヴァンゲリオンなので、
ストーリーを見ただけではわからない部分の【考察】が必要になります。
エヴァンゲリオンほど、【考察】が多いアニメは無いのでは・・・と思います。
YouTubeでは、数えきれないほど、
エヴァンゲリオンに関するストーリー展開や、
キャラクターの行動や背景に関する【考察】を取り扱った動画がリリースされており、
実際にストーリーを見ただけでは理解できない部分が多いという事がうかがえます。
③ 庵野秀明監督の人柄
私は個人的に庵野監督のキャラクターやオーラに魅力を感じます。
率直に「天才」だと感じています。
感覚でとらえているモノが多すぎて、
外の世界の人がわかるように、それを伝えきれていない。
というより情報量が多すぎるので、
私たちが理解しきれていないという方が的確でしょうか。
そして、私は無意識的に、
アニメには明確なもの、しっくりくるものを求めていたんだな~と感じました。
でも、ある意味しっくりこないものに魅力を感じるという、
「ツァイガルニック効果」がエヴァンゲリオンのファンになる心理にはあると感じています。
人は未完成のものに魅力を感じる~ツァイガルニック効果~
旧ソビエトの心理学者ブルーノ・ツァイガルニックが行った実験から導き出された、
「人は目標が達成されていない課題についての記憶は、達成されている課題についての記憶に比べて思い出されやすい」という結果から、
「不完全、未完成の物事の方が興味を引く」という心理効果を
「ツァイガルニック効果」と呼びます。
未完成というと語弊がありますが、
解釈として「完全に解釈することが困難」という意味で、
ツァイガルニック効果が引き起こされると感じています。
でも、いろいろ言っておきながら、
素直に、映像もめちゃくちゃきれいで、
ストーリーもめちゃくちゃ面白かったですし、
これほどまでに名だたるクリエイターさんが、
それこそ数百人・・・そして何年も・・・
時には寝ずに・・・創って下さった作品を、
ただ待ってるだけで・・・
そして、たったの¥1,900で観られるなんて・・・
スゴイ時代ですね。
「有難うございました」
今回は「『しっくり』くるものに慣れ過ぎているのかもしれない~シン・エヴァンゲリオン劇場版を観て~」について書かせていただきました。
今回の1枚は cherabbyさんにいただきました。ありがとうございました(^^♪
それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
また、明日(^^)/~~~
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