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夫婦円満修行:政治的価値観の違い事件

我が家で起きた事件

昨日、我が家で事件が起きました。
私たちは新婚4か月目を迎えようとしている夫婦で、同じ会社で知り合い結婚しました。
二人は共通点を見つけるのが難しいくらい、バックグランドが違います。

私は20代後半:彼は30台後半
私は東京のど真ん中出身:彼は地方の村出身
私はヘルシー志向:彼は家系ラーメン大好き
私はどちらかというと趣味アウトドア:彼は完全インドア
私は資産運用やお金情報大好き:彼は現金しか使わず投資もしない
…といった感じで違うところしかほぼなく、
唯一お互いの認める共通点が

焼きそばの麺は細麺

くらいなもので、それをお互い発見したときはすごく喜んだものでした。

交際時からそれは理解していたつもりなのですが、結婚して同居する、となったとき、思わぬ形でそれが事件に発展しました。
といっても、主に私の中で起こった事件で喧嘩はしていないのですが、自分の心の整理と学びの共有を兼ねて吐き出したいと思います。

事件の発端は私が好きでよく見ている中田敦彦のyoutube大学に端を発しました(あっちゃんのせいではないです、あっちゃんには感謝しかないです)。
内容詳細は伏せますが、政治的な内容についてまとめた動画だったため、ぼーっと見ながら
「あっちゃんは社会のことをわかりやすく説明してくれてすごいなー」
とつぶやいていると
「俺は藤森のほうが好き」
とかぶせられました。このパターン、、私の感想を言うと、聞いていないのに俺は違う意見と言ってくるのは彼なりの交流だと思っているので、さして気に留めませんでした。
その後、数回の会話ののち、


「俺は〇ベさん(某歴代最長総理大臣)好きだよ」

彼はそう言いました。私はその瞬間めちゃくちゃショックでした。
この記事は政治的対立をあおるものにしたくないので、あくまで私はたけのこの里派の人で、キノコ派が理解できないんだ、くらいに思ってください。

何がショックだったか、まずそれを理解するため、「あ、お風呂沸かさないと!」と思いついたふりをして、自室でメモを取り始めました。
ここからが私のとった課題解決プロセスです。

事件解決までのプロセス

この状況はよくない、自分の感情が動いていることを察知してそう思いました。
私は彼を無理やり同じ思想にしたいとか、ストレスを与えたくはない、
ただ自分も納得できない。そんな思いでした。
ということで、両者がよりよく過ごすため、以下の行動に沿って自分の感情に対処しました。

行動①:自分の思った感情をメモに吐き出す(発散)

まず、その場で言い返したかったことをメモにうわーーーーーー
っと書き出しました。
要約すると、彼は私があまり好感を持っていない政治家が好きで、
その理由が歴代最長であるということと何より人柄であるということでした。
正直これについてはここだけで悪口いわせてほしいのですが、政治家の仕事はよい人柄をアピることではなく国民の生活をよくすることだと思っているし、実際のデータから見ても手取り減って税金は上がり、個人的に株価は上がってよかったけどそれみんなの生活に+なのかな?
っていうかあと今話題のメディアに干渉した問題や、夫婦別姓になぜか反対だったり、女性の権利という意味でも若者の賃上げという意味でも、その他野党がだめだったとしてもだからいいとかならなくないか?
っていうかなんだ人柄って、そんなのはいかようにも操作できるでしょ…

などです。
ここまで書くと、一度なぜか気持ちが落ち着くので、だまされたと思ってやってみてください。
私はメモにかけるので、本人にこれを言い返すことなく喧嘩が勃発することを未然に防ぐ形となりました。

行動②:本当は自分何で悩んでるのかを分析する(現状分析)

ここまで書いて、冷静に分析を開始する準備ができます。
自分なりに何で悩んでいるのか課題を分けて考えてみました。

①:彼が自分と共感してくれなくて悲しい
→でもそんなの他のテーマでもそうだよね、なんでこのテーマだけこんな怒りがわくのか
→おそらく私自身の信念に触れるものだからなのでは?
→共感してくれないことで、日常生活で支障が出ているか→具体的にはない

②:多様性を受け入れられない自分が情けない
→自分は努めて自分とは違う価値観の人も尊重して、共存したいと思っている
→そんな中、発作的に彼の思想について怒りやネガティブな感情を抱いてしまった
→ありたい姿になれていない自分が情けない

③:自分の伝える力のなさに絶望した
→お金の話もそうだが、学びに関することを彼にうまく伝えられないから理解されないのではないか
→そもそも他人を変えようとしている傲慢な気持ちを持っていることが許せない

ん・・・・あれ・・・・?
どちらかというとこれは自分の内面の課題だったのでは、ということが明らかになってきました。
ここまで来て、彼への怒りの感情よりも

自分はこの事象をどう行動、解釈して解決することができるだろう?
どうすればこれからもっと違う考え方の人とうまくやってけるんだろう?

という課題感のほうが強くなってきていました。

行動③:具体的にとれるアクションを書き出す

今までの流れをおさらいすると、

・彼と自分の決定的な価値観の違いに遭遇し、困惑した
・困惑の感情を直視して認めた後に、深ぼることで、本当に対処するべきものが自分にもあると気がついた(他者を変えようという方向には極力行きたくないです。いばらの道すぎるので)
・では自分が解釈を変えて、今後より素敵な人になれるにはどうすればいいかより具体的なアクションプランが必要になった

という感じです。
なので次は実際にネクストアクションしよう!ということでここは事象により個人差あると思うのですが、私がここでトライしたのは

・夫婦間の価値観の違いについてのyoutubeを見まくる
→価値観の違いは普遍的によくおこることで、価値観が違う人間の共存と幸せな夫婦生活の両立は可能だという客観的事実を集め自信を高めました。

・夫により深く話を聞いてみる
→もっと深く彼の思考を知るために、逆に人柄が評価ポイントならば、嫌いな人はいたかと聞いてみました。意外と回答は自分と相違なかったので、詳しく聞けば共感ポイントもあるんだと認識できました。

・全く違う視点で自分に質問して、悩みの解像度をさらに上げる
→友達でも政治思想が違う人がいたが、苛立ちとかは全くなかったな?
→じゃあこれは、思想の問題というより夫に対する期待値が高すぎるゆえの摩擦なのか?
→期待値を適正レベルに戻すにはどうすればいいのか?
→より多くの、特に居心地の良いコミュニティ以外との接点も増やしてみよう!

・HIITトレーニングをする
感情の高ぶりを、筋トレによって強制的に抑えます。
これは実は劇的に聞くので、行動①の前にやるのもおすすめです。

ここでポイントなのは、YouTubeみるでも、本読むでも、メモするでもいいのですが、とにかく何か作業を伴うことです。
自分の頭の中だけで考えるのだけはやめましょう絶対!
人は頭の中ですごい勢いでネガティブな妄想を加速させるのが得意なので、何かしら身体動作を伴うものでもよいです。

夫婦円満には修業がいる

はー

ここまでやって、書いてみて、本当に夫婦関係って修行だなと思いました。
でも、この修行をすることで、家庭の外で関わる人にもより良い影響を与えられる人になれる学びになるんだよな。
むしろこれはすごくいいチャンスをもらえたな。
そう今は思っていますし、今日も無事に夫を笑顔で見送ることができました。
きっとまた、愚かな人間なので同じ悩みにぶち当たったとき、この記事に戻って学びなおそうと思います。

皆様にも幸せがあらんことを願って
今日も頑張りましょう!
みんなそれぞれ頑張ってて最高に偉い!!


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