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アラフォー×未経験でWeb制作会社に入社できたこと(面接編)

こんにちは。matsuokaと申します。

最後の記事となる今回は、面接について執筆したいと思います。

◆この記事について◆
昨年39歳でWeb制作会社にコーダーとして入社した経験が、就活中/就活予定の方への一助となればと思い、これまで行ってきたことや継続中のもので「やってよかった」と思う取り組みや心がけについてご紹介いたします。
◆こんな人におすすめ◆
・現在就職活動中/活動予定の方
・面接に不安を感じている方
・面接のポイントを知りたい方


はじめに

私はこれまで4回の入社・転職を行ってきました。初めての面接ではとても緊張してうまく話せなかったのを覚えています。

そんな私が面接に対して抵抗がなくなっていくようになり、そのプロセスを振り返ってみたところ自分なりにポイントを見つけられたので、ご参考までに紹介したいと思います。


面接準備について

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まず面接に用意したものや服装、面接環境について記載します。


面接に用意したもの

面接には下記のものを用意しました。

・履歴書*
・職務経歴書*
・紹介状(あれば)
・筆記用具
*オフライン面接の場合、5~6部程度(面接官用3部、自分用、予備2部)

当日、面接の場で企業側の机に応募書類が準備されていなければ「よろしければ...」と言いながら提出するといいかと思います。(不要と言われても失礼にはなりません)


キーワードを押さえておく

面接中に前提な所が分からないのは、自他ともに不安がよぎりますよね?

そのため、コーポレートサイトなど応募企業に関連する情報を事前に掴んでおく必要はあると思います。

私の場合は、全体をざっくり見て分からないキーワードがあればそれを調べておく方法で行っていました。


オンラインでもスーツ

職業訓練校の講話でたまに服装の質問があるのですが、企業からの指定がなければオンラインでも男女ともに上下スーツが無難かと思います。

実体験ですが、オンライン面接中に資料を取りに行くことがあり、下パジャマでなくてよかったと思ったことがありました(笑)


面接会場は会社内とは限らない

Web制作会社への面接で初めてだったんですが、オフライン面接の半分くらいはカフェで行いました。

ここで注意すべきは騒音が入りうる点とマスク着用という点。

私の場合、外が土砂降りの大通りでマスク着用でしたので、お互い耳を傾けるしぐさが多くありました。ここまでとはいかなくても、声を普段より大きく出すくらいがちょうどいいかと思います。


面接で聞かれた質問

よくあるものも含め、実際に受けた質問の一部をご紹介します。

・5年後 / 10年後のビジョンは?
・入社後、どのように働きたいか?
・制作で心掛けていることは何か?
・マルチタスクは可能か?
・部署異動は可能か?
・サーバーに関する知識はあるか?
・ポートフォリオはどのくらいの時間で作ったのか?
・ポートフォリオはWordPressで作ったのか?
・長所 / 短所は?
・自身の短所をどう克服 / 対処しているか?
・業務上トラブルがあった際にどのような取り組みや心がけで解消したか?
・SDGsについて知っているか?
・自身の最大の目標は何か?(仕事面、人生面)

この中で多かったのがポートフォリオに関する2点でした。また、その中の制作実績についても同様に聞かれました。


面接で心掛けたこと

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面接って緊張しますよね?私も緊張で何を話しているか分からなくなる経験がありました。

そこで自己流に下記のルールを実行してから、緊張しても堂々と発言することができるようになりましたので、参考までにご紹介します。


理由を付ける

一番心掛けた点は、発言には必ず理由を付けること。理由は説得力を生むものと考えており、希望するものやビジョン、好きなデザイン等を発言する際に「~のため」「~なので」と一言添えました。


曖昧はNG

曖昧な発言って相手から見ると「ん?」と首を傾げたり、「この人嘘ついているかな?」とまで思われたりすることがありますよね。

社会人コミュニケーションとしても曖昧発言は避けるべきと考え、内容によっては素直に「分からない」と答えることもありました。


具体的過ぎるのも注意

とはいえ、何でも具体的に話せばいいかと言ったらそうではないと思います。極端な例ですが...

Aさん:
私は派遣会社X社の派遣社員として、家電量販店で〇〇という冷蔵庫を販売しておりました。カタログを用いてお客様へ商品を紹介する他、クレーム対応も行っておりました。
その他、事務部門で経理業務を担当し、電話対応、伝票入力、現金出納帳、月次や期末の決算書作成を行いました。
Bさん:
私は派遣会社X社の派遣社員として、お客様の窓口対応を中心とした販売営業を担当いたしました。
その他、別の派遣先でも経理業務を担当し、日次業務から決算業務まで行いました。

どちらも営業と事務作業を担当してきたという同じ話で、Web制作業界に直結する内容ではありません。

これから入社する業界にあまり関係のない話で、Aさんの発言だと具体的すぎて話が長く映るかと思います。また、「ここまでの作業範囲か」と年齢によっては少しマイナスイメージが付く場合もあるかと思います。

一方、Bさんの方がスムーズに営業と事務の経験があるように映ったのではないでしょうか?

これは職務経歴書の作成にも言えることですが、具体的に話す箇所と量を誤ると、話が冗長に映るだけでなく相手にマイナス査定の材料を与える場合があると私は考え、冒頭の職歴紹介などBさんのような発言を心掛けました。


話を冗長化させない

ポートフォリオ編応募書類編でも書きましたが、面接官は忙しい人 or 隙間時間で参加する人達であることから話が長くなるとマイナスイメージがつくと考え、緩急を付けながら効率よく話すことを心掛けました。


行き過ぎたカンペは不要

面接って緊張するため、質問内容をまとめたメモを用意する方がいると思いますが、私は新人時代「これを聞かれたらこう答えよう」的なメモまで書いていたんです。

ところが実際、面接の場でメモを見る余裕がないくらい緊張してしまい、結局そのメモは活かされませんでした。(結果はもちろん...)

ここで気が付いたものとして、思い出しながらの不自然な話し方になっていたということです。

周りの友人・知人でなんとなく思い出しながら話している方がいたら「どうしたの?」と違和感を持ちますよね。面接官も人なので当然そう思うでしょう(笑)

実際、思い切って頭の中で「残業のこと、教育体制のことは聞こう」等という意識だけを持ち、メモを持たずに面接に挑んだところ内定をいただくケースがありました。

あくまで私の場合ですが、メモを持たずザックリと構えることが自身に合い、自然な会話ができたんだと思います。


面接ってどういう場所かを考えた

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私は面接でよく緊張していたので「面接ってなんで緊張するんだろう?」と考えた時、自分なりの答えを見つけました。

それは面接=企業と雇用契約を行う場ということ。

契約を行うということはお互いが相手の条件を納得できて合意するものですよね。これまでの私は「面接=企業に雇用をお願いする場」と勘違いしていたんだと思いました。

そう考えてから、緊張はしても確認すべきことを確認できるようになりました。(むしろ面接が好きなりましたw)


この記事のまとめ

私は面接で本当に緊張するタイプでした。その原因として、まず面接=お互いに条件を確認する場と捉えていなかったからです。それでは会話は成立しませんよね(笑)

また、面接は人×人の会話で行うものなので、自然な会話ができればその距離は少なくとも離れないのではないかと思います。

面接ではよくある質問からイレギュラーなものまで様々な質問が想定されます。これを全て想定するのは無理です。

私が面接で準備していた大きなものとしては、その会社に興味を持ったことと、そこでどう働きたいかの理由を探したことです。

私個人の考えですが、理由=そこにあるもの(作るものではない)と捉えております。そこに気づけた時「ありのまま」という一つの軸ができ、想定していなかった質問にも自然と対応できるようになりました。


さいごに

今回で最後の記事となります。

実際ブログを書いてみると大変さもありながら楽しさにも気づけました。(毎日書いている人は本当にすごいと思います)また、アウトプットできる機会としてとても有意義な作業でした。

就職活動はタイミングと勢いも大切だと思います。私自身もモチベーションが下がることがあっても「それも縁のひとつ」と割り切り、できることを行いながら「やってやる精神」を維持して内定までたどり着くことができました。

私見ですが、就職活動は「企業側が人材を選ぶだけでなく自身も企業を選ぶもの」と考えることで面接に対する苦手意識が無くなったように思います。

これまで全て私個人の経験談ですが、参考の一助になるものがあれば幸いです。


皆様にいい結果が訪れますように。ありがとうございました。


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