マガジンのカバー画像

徒然偶記

317
偶なる記録残せしと
運営しているクリエイター

記事一覧

伊藤潤二展『誘惑』に 行ってきました

伊藤潤二展『誘惑』に 行ってきました

所は、兵庫県伊丹市
『I'M 市立伊丹ミュージアム』は初めてです
東京や大きな所でしかしないと思っていたので驚きでした
また、ミュージアム自体もとても美しく、素晴らしい所です

外にも中にも、どどーん!と大きなパネルがあり、豪快です!

館内は写真撮影はOKです

やはりスタートは『富江』ですね
美しく、妖しく、悍ましいです
初めて世に出た時の原稿、懐かしい…

『死人の恋わずらい』や『うずまき』

もっとみる
『死体で遊ぶな大人たち』倉知淳著よりタイトルネーム作品読了・遊びすぎにしては面白過ぎるやん!

『死体で遊ぶな大人たち』倉知淳著よりタイトルネーム作品読了・遊びすぎにしては面白過ぎるやん!

ラストになりました

私の好きな『死体と遊ぶな子供たち』は
映画ですが、そのタイトルに似ていて、
つい購入(映画はゾンビものです)

読みやすいので
サクッと読めそうなのですが、
本を掛け持ちしたり、
諸事情でコンスタントに読めない為、
こちらについては読めた短編から順に
読書感想文を書く事にしました

ここまで、
「本格・オブ・ザ・リビングデッド」を
大学生の種子島さんが解決し、
「三人の戸惑う

もっとみる
『おむすび』お父さんの気持ち・ギャル辞める結

『おむすび』お父さんの気持ち・ギャル辞める結

『おむすび』ですよー

お父さんに台所に呼び出された
結は、困っていました
歩も「めんどくさ」と思っていました

しかし、真面目な
お父さんは、
自分のせいで
歩も
結も不良になったと思っている様です

9年前

歩が天神で傷害事件を起こしたと
警察から呼び出された
お父さんと
お母さん
大した怪我ではなかったとの事で
相手は訴えない様です
…多分五分五分だったかも知れませんね

家に帰って

もっとみる
『ちゅらさん』えりぃの嘘と危機、和也は?

『ちゅらさん』えりぃの嘘と危機、和也は?

『ちゅらさん』クレイジーです

文也くんはそろそろ帰るという時に、
内視鏡写真を見つけます
それをさっと取り上げる
えりぃ

外科医ですから
文也くんはチラッと見ただけで
悪性腫瘍であると気付き、
「もう手術したの?」と聞きますが、
えりぃは誤魔化します

そして
文也くんは、
和也に帰る事を告げ、
「がんばれ
  お父さん、東京から祈ってるから」
そう言って小浜の家を出ます

見送る
えりぃは

もっとみる
『鬼の家』花房観音著 負の連鎖…何て甘いもんじゃなかった怪伝奇

『鬼の家』花房観音著 負の連鎖…何て甘いもんじゃなかった怪伝奇

花房観音…その素敵なお名前で気になっていた方のホラーに属するのかな
✳︎花房氏は、今は亡き『OKOWA』の、
 発起人の一人である吉村智樹氏の奥様
 旦那様も素晴らしいライターさんです
(ご存命です!…私の書き方が下手)

お名前からして、きっと、
“エロティシズム描写が上手い”と想像していましたが、この本にもふんだんに盛り込まれています

そして、悍ましいのですよ

またネタバレ少なめの読

もっとみる
『おむすび』打ち上げ爆アゲ・あの日の歩

『おむすび』打ち上げ爆アゲ・あの日の歩

『おむすび』ですよー

おじいちゃんを中心に
フェスティバルの打ち上げは
超盛り上がり!です
ハギャレン達も
おじさん達も
みんなもとても楽しそうです

そんな様子を見ている
結に、
陽太がこそっと声をかけます
…お父さんの事です…
多分怒ってる、いや、きっと…
そう思っていると、
お父さんがチョイチョイと手で呼びます
げっと思いながら席を立つ
結…

「あれは…誰や?
  もしかして、土日天神

もっとみる
『ちゅらさん』緩やかで確実な日々

『ちゅらさん』緩やかで確実な日々

『ちゅらさん』クレイジーです

静子お母さんがやってきて
賑やかになった小浜の家ですが、
和也は進展なく不安はありました
しかし笑顔を絶やさず
和也に接していきます
静子お母さんは
辛い気持ちがありましたが、
それをきっと乗り切れる、そう思って
みんなに会う前にまず、
和也くんとの思い出の地を巡り、
そして今度は
和也と思い出を作るんだ、
そう思ってやってきたのでした

そんな
みんなの様子を写し

もっとみる
『死体で遊ぶな大人たち』倉知淳著より「それを情死と呼ぶべきか」読了

『死体で遊ぶな大人たち』倉知淳著より「それを情死と呼ぶべきか」読了

遅くなりました!

私の好きな『死体と遊ぶな子供たち』は
映画ですが、そのタイトルに似ていて、
つい購入(映画はゾンビものです)

読みやすいので
サクッと読めそうなのですが、
本を掛け持ちしたり、
諸事情でコンスタントに読めない為、
こちらについては読めた短編から順に
読書感想文を書く事にしました

今回は第三夜として
「それを情死と呼ぶべきか」

〈死者が生者を殺した〉
密室心中の真相は?

もっとみる
『おむすび』みんなで打ち上げ・そして神戸

『おむすび』みんなで打ち上げ・そして神戸

『おむすび』ですよー

糸島フェスティバルの後、
おじいちゃんの一声で
家で打ち上げをする事になります
先に
ハギャレン達と
ひみこさんが、
おばあちゃんと
お母さんを手伝って準備をしています

歩は自分の部屋で
神戸の事に思いを馳せます

9年前のあの日から5日後

避難している人が31万人と発表され、
各避難所では独自の約束事が運用され、
救援物資も少しずつ増えていました

(そう、率先してみ

もっとみる
『ちゅらさん』和也くんの樹・みんなの願い

『ちゅらさん』和也くんの樹・みんなの願い

『ちゅらさん』クレイジーです

小浜島に着いた
えりぃ達は、まずは家の掃除をして
懐かしさを深めます
和也も
おばぁが居てくれて笑顔で居ます

次はお墓参りです
沖縄のお墓は本当に大きいです
おばぁと
和也は枯れ草を纏めたりとお掃除、
えりぃはお花を摘んでくる様言われます

赤い綺麗なお花を丁寧に切っていた時、
また痛みが襲ってきます
お花を落としても我慢できない程の痛み

おばぁが
えりぃの異変

もっとみる
『阪急沿線怪談』宇津呂鹿太郎著 読了

『阪急沿線怪談』宇津呂鹿太郎著 読了

田中俊行さんの『神戸怪談』より前に読んだのですが、今頃書いてます

百円で怪談を売買するNPO法人宇津呂怪談事務所という所の所長さんが書かれた怪談集、しかも関西では安定の信頼を誇る阪急電車にまつわるお話が集められています

京都、大阪、神戸、他にも芋蔓の様に伸びた線を持つ阪急電車は、その小豆色のボディと中のソファーの緑が素敵な電車です
そんな電車の界隈にもこわいお話はあるんですよ…

ではまたネタ

もっとみる
『神戸怪談』田中俊行著 読了・トシの感性

『神戸怪談』田中俊行著 読了・トシの感性

こちら、
神戸時代の田中さんが伺える怪談集です

田中さんが関西在住の頃、何度かお目にかかったことがありますが、
最初は小柄でマニアックそうな方かなと思っていましたが、笑顔は優しい方です
絵が抜群に上手いですし
段々美しくなられて笑顔が増えたのは、きっとチャーミーちゃんをはじめとする呪物様達にちゃんと向き合っておられるからかと思いますね

そんな田中さんが書かれたこちらの本は
関西人の私には楽しく

もっとみる
『おむすび』あの日の事・真紀ちゃんの事

『おむすび』あの日の事・真紀ちゃんの事

『おむすび』ですよー

結の神戸でのお話が続いています

震災が1月17日の早朝に発生、
結達は小学校に寿司詰め避難、
お父さんは被災している人を助ける為
奔走していましたが、
少し毛布等を持って戻ってきました
お母さんに
「少し休んで」と言われますが、
「家を見てくる」と言いました
ついて行きたいと言う
歩と
結は、
お母さんから「だめ!」と言われました

お父さんがまた行った後
支援物資の仕分

もっとみる
『ちゅらさん』小浜への旅立ち

『ちゅらさん』小浜への旅立ち

『ちゅらさん』クレイジーです

一風館の皆様に見送られ、
えりぃと
和也は沖縄に旅立って行きます
和也が逢いたいとの事で、
まずは那覇の実家に寄って行きます
おばぁと
勝子お母さんは
胸のわさわさでわかりました!
どうしたのかと聞く
両親に、説明しようとすると
間の悪い島袋くんが来ます…とほほです

東京では、
静子お母さんが一風館に来ました
サロンにみんな居たので仲間入りし、
「えりちゃん、行っ

もっとみる